車の購入を考えた時、あなたが一番大切にするポイントは何だろうか。それは人によって異なるかもしれないが、大抵の人が気にするポイントは多くの場合、燃費の良さや安全性能の高さなどかもしれない。
人気の車ランキングに必ずしもあなたの好みの車が入っているとは限らないが、ランキング上位にある車というのは、往々にして総合評価が高いという傾向にある。
この記事では軽自動車、小型車、ミニバン・ファミリーカー、セダンの人気ランキング上位5位~1位を順に紹介していく。さらに環境に優しい車と今大注目のハイブリットカー、電気自動車についても同様に取り上げる。
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軽自動車ランキング▼ | |||
小型車(コンパクトカー)ランキング▼ | |||
ミニバン・ファミリーカーランキング▼ | |||
SUVランキング▼ | |||
セダンランキング▼ | |||
ハイブリッドカー▼ | |||
電気自動車ランキング▼ |
人気の車=販売台数
人気の車をランキングするにあたって、参考にしている情報は日本自動車販売協会連合会の公開する統計データ「乗用車ブランド通称名別順位」と、全軽自協の統計資料「軽四輪車通称名別新車販売確報」である。
販売台数が多いということは、やはりそれだけの支持を集めているということになり、イコール人気の高い車ということができるだろう。
ライバル車はボディーサイズや性能や価格帯が似通っていることが多いため、車購入の際の選択肢を広げるために活用できるだろう。
またそれぞれの車になぜそれほど人気があるのかその秘密や、支持されるポイント、メーカーが売りにしているポイントなどもまとめている。では軽自動車のランキングから見ていこう。
軽自動車ランキング
軽自動車とは大人の乗車定員は4人で、エンジンの排気量が660cc以下の車のことで、サイズにも規格がある。
燃費が良く維持費が安いことや、コンパクトで小回りが利くことなどを理由に、女性を中心として人気が高い。
最近では車内空間も広く、安全性能も格段にアップさせた軽自動車が開発されており、根強い人気がある。では第5位から順にランキングを見てみよう。
1位 | N-BOX |
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2位 | スペーシア |
3位 | タント |
4位 | ムーブ |
5位 | ルークス |
【5位】ルークス
日産の「ルークス」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が84748台、軽自動車ランキングで第5位の売れ行きだ。
5ドア軽トールワゴンで、現在3代目(2020年~)のモデルとなる。全長3,395 mm、全幅1,475 mm、全高1,780 mm(FF車)、1,800 mm(4WD車)。
2020年には2020年度グッドデザイン賞を受賞。
見晴らしが良く運転がしやすい点や安全性能、広い室内空間、大開口・ハンズフリーオートスライドドアなど、ファミリー層におすすめの一台だ。
新車価格は約146~216万円。ライバル車はダイハツのムーヴやホンダのN-BOXなど。
【4位】ムーブ
ダイハツの「ムーブ」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が95840台、軽自動車ランキングで第4位の売れ行きだ。
これはハイルーフタイプの車で、室内空間も室内長2,080㎜、室内高1,280㎜と広いのが嬉しいポイントである。
6代目ムーブにはスマートアシストⅡが搭載されており、予防安全性能評価で最高ランクを獲得している。燃費はWLTCモードで18.8~20.7㎞/L。
新車価格は113万円~150万円だ。初代ムーブが登場したのが1995年。それから20年以上も多くの人から支持されているのは、やはり基本的な安全性能が高く、室内装備も充実しているからである。
【3位】タント
ダイハツの「タント」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が116912台、軽自動車ランキングで第3位の売れ行きだ。
ハイルーフタイプで、より高い視線で運転が可能な上、ドライバーの死角を作らないための細やかな配慮がなされている。
2019年にフルモデルチェンジが行われて4代目となった。燃費はWLTCモードで18.8~21.0㎞/L。新車価格は約124万円~178万円だ。ライバル車としてはスズキの「スペーシア」などがある。
タントの最大の特徴は、なんといってもミラクルオープンドアだろう。中央の窓柱が取り払われており、乗降のしやすさは抜群、使い勝手も非常に良い。
【2位】スペーシア
スズキの「スペーシア」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が128881台、軽自動車ランキングで第2位の売れ行きだ。これは「パレット」に代わる車として2013年3月に初登場した比較的新しいモデルである。
上品で飽きのこないデザインが人気の秘密だ。また車内空間も室内長2,215㎜、室内高1,375㎜とかなりゆったりしている。燃費はWLTCモードで22.2㎞/L。省エネを追求し、優れた燃費性能を実現している。
新車の価格は140万円~190万円となっている。新車の販売台数ランキングを見ると、上位にランクインしており、人気がじわじわと上がっている。ライバル社は同じハイルーフタイプのダイハツ「タント」。
【1位】N-BOX
ホンダの「N-BOX」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が188940台、軽自動車ランキングで第1位の売れ行きだ。今流行りのスーパーハイルーフタイプで、軽自動車の販売台数トップを走り続けている。
後部はスライドドアになっていて、乗降もしやすくファミリーカーとしても需要が高い。
さらに最新の安全装置Honda SENSINGを標準装備としたことにより、安全性も格段に向上している。そのため特に子育てママに支持されており、「マザーセレクション大賞」を受賞した。
2022年12月軽四輪車 通称名別 新車販売確報
画像出典:全軽自協「2022年12月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」
最新情報によると(2023年現在)、2022年1月~12月の軽自動車の新車販売台数は画像の通りだ。
「2021年1~12月乗用車ベスト15」と「2022年1~12月乗用車ベスト15」のベスト5を比較すると次のようになっている。
- 1位 N-BOX⇒ N-BOX
- 2位 スペーシア⇒タント
- 3位 タント⇒スペーシア
- 4位 ムーブ⇒ムーブ
- 5位 ルークスー⇒ワゴンR
一年経っても、売れている人気車種のラインナップにそれほど変化は見られない。
小型車(コンパクトカー)ランキング
小型車というは排気量が1,000cc~1,500ccで、軽自動車が乗車定員が4人であるのに対し、小型車は5人乗車できる。
税金は軽自動車よりも高いが、エンジン性能が良く車内空間も広いため、人気を集めている。では人気小型車(コンパクトカー)をランキング形式でご紹介しよう。
1位 | ヤリス(ヴィッツ) |
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2位 | ルーミー |
3位 | ノート |
4位 | アクア |
5位 | フィット |
【5位】フィット
ホンダの「フィット」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が58,780台で全体の第12位だ。
使い勝手の良い小型車に乗りたいとのニーズに応えてくれるのがこのフィットで、ホンダを代表する車といえるだろう。2020年にフルモデルチェンジが行われて現在4代目のモデルとなる。
ハッチバックタイプなので、積載能力も高い。それに加えて走行性能も非常に高いのが特徴だ。燃費はWLTCモードでハイブリッドタイプであるe:HEVが25.2~29.4㎞/L、ガソリン車でも17.0~20.4㎞/Lとなっている。
新車価格は約156万円~280万円で、ライバルとなっているのはトヨタのアクア、日産のノートなどである。
【4位】アクア
トヨタの「アクア」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が72,495台で全体の第8位だ。
ハイブリッド車としても有名であるが、コンパクトカーとしても絶大な支持を集めている。2021年にフルモデルチェンジが行われて現在2代目モデルとなる。
ハイブリッド車のみの設定で、燃費はWLTCモードで33.6~35.8㎞/L。
販売台数ランキングでは上位に位置する人気車の常連だ。国内における年間の販売台数では3年連続で第1位になるなどの実績もあり、現在でも人気を誇っている。
【3位】ノート
日産の「ノート」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が90,177台で全体の第5位だ。
これは日産が製造するコンパクトカーの代表作といえるだろう。
燃費はWLTCモードで23.8~29.5㎞/L。ノートはコンパクトハッチバックのタイプで、新車価格は約203万円~289万円である。
2016年末のマイナーチェンジで、シリーズ式ハイブリッドe-Powerが搭載されたことで、2016年11月だけでも販売数がなんと16,000台を記録した。
2020年には3代目となるモデルが登場し、パワートレインをe-Powerのみに設定。2021年には派生車種となる「ノート オーラ」の販売が開始された。
【2位】ルーミー
トヨタの「ルーミー」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が134,801台、全体の第2位という実績だ。人気の高いコンパクトカーの代表的な一台だ。
全高が1,735 mmのトールワゴンで、今まではスズキの「ソリオ」が独占していた市場に風穴を開ける存在となった。
ルーミーは軽自動車から乗り換えてもあまり違和感を覚えないように設計されている。カッコ良い外装、使い勝手の良い細やかな内装に加えて、小回りが非常に利くことがポイントだ。
搭載しているエンジンは小型ながらターボがついており、加速もスムーズだ。燃費はWLTCモードで16.8~18.4㎞/L。新車価格は約156万円~209万円となっている。
【1位】ヤリス(ヴィッツ)
トヨタの「ヤリス(ヴィッツ)」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が212,927台で全体の第1位。コンパクトカーだけでなく、他のボディタイプも含めた数多い車種のなかでナンバー1を獲得しているため、かなり存在感が強い一台といえるだろう。
同じトヨタ車の「アクア」そしてホンダの「フィット」、日産の「マーチ」がライバル車となっている。
2BOXハッチバックタイプのヴィッツは国産車はおろか外車にも大きな影響を与えた。
2020年から「ヤリス」という名称で販売されており、新車販売台数では第1位を獲得し続けるなどかなり勢いのある車種だ。
燃費はWLTCモードで19.2~36.0㎞/L。新車価格は約140万円~252万円である。カラーも豊富で、走行性能が高い上に車内空間が広いことが評価されている。
ミニバン・ファミリーカーランキング
国内における新車販売市場の中で、1,2を争うのがハイブリッドカーとミニバン・ファミリーカーだと言われている。
これほどミニバン・ファミリーカーに人気が集まるのは、3列シートに7人乗りというように限られた車内空間を有効利用するため様々な工夫を凝らしているからだろう。
では上位5位にランクインした人気車をご紹介しよう。
1位 | アルファード |
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2位 | ヴォクシー |
3位 | フリード |
4位 | セレナ |
5位 | シエンタ |
【5位】シエンタ
トヨタの「シエンタ」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が57,802台で全体の第13位だ。
トヨタのミニバンの中でサイズは最も小さいが、性能は非常に高い。特にその燃費性能はトップクラスで、燃費はWLTCモードで14.0~22.8㎞/L。
低燃費である上に、6~7人定員とコンパクトで小回りが利くため、女性や少人数の家族向けとしてのニーズがある。同じくファミリーカーとしての地位を築いているホンダの「フリード」がライバル車だ。
【4位】セレナ
日産の「セレナ」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が58,954台で全体の第11位だ。
ガソリン車とe-POWER車の2タイプが設定されている。多彩なシートアレンジができ、乗車定員いっぱいの8人でもゆったり座れる設計となっている。
室内長3,240㎜、室内幅が1,545㎜とミニバンクラスナンバー1だ(※全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン『2021年11月現在 日産調べ』)
安全性能については360度セーフティアシスト(全方位運転支援システム)が全車標準装備されている。
燃費はWLTCモードで11.8~18㎞/Lで、新車価格は約258万円~419万円である。ライバル車はトヨタのヴォクシー、ノア、エスクァイアや、ホンダのステップワゴンだ。
【3位】フリード
ホンダの「フリード」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が69,577台で全体の第10位だ。
すべてのシートをアレンジすれば、広々とした空間が現れまるでリビングにいるかのようだ。
乗車定員は6~7名とコンパクトなので、女性にも人気が高い。新車価格は約199万円~327万円、燃費はWLTCモードで15.6~20.8㎞/L。
ライバル車であるトヨタの「シエンタ」と争っているが、2021年度は1万台以上の差をつけてフリードに軍配が上がっている。
【2位】ヴォクシー
トヨタの「ヴォクシー」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が70,085台で全体の第9位だ。CMに反町隆史さんや瑛太さんを起用し、かっこいい父親像を印象付けたのが支持を集めた一因ともいえる。
2015年、2016年はミニバンランキングで1,2位を獲得したが、その後は少々ダウンしている印象がある。ただし、他のボディタイプも合わせてトップ10にランクインしているので、以前人気高だというのに変わりない。
2022年にフルモデルチェンジが行われて4代目となった。3代目では設定のなかったハイブリッド車の四輪駆動モデルが電気式四輪駆動「E-Four」として新設定。
ガソリン車は排出ガス性能の向上によって「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定が新たに取得された。
安全性能についても最新化され、前方の車やカーブに対して減速操作のサポートを行うトヨタ車初の「プロアクティブドライビングアシスト」などが追加されている。
また、高度運転支援技術である「Toyota Teammate」が導入されるなど新導入、新搭載が満載だ。
燃費はWLTCモードで14.3~23.0㎞/Lで、新車価格は309万円~396万円だ。乗車定員は7~8人で、多彩なシートアレンジが可能である。ホンダの「フリード」がライバル車。
【1位】アルファード
トヨタの最上級ミニバンであるアルファードは2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が95,049台で全体の第4位だ。高級車でありながら、他のボディタイプも含めた全体の上位に位置している人気車だ。
現在のモデルは姉妹車であるヴェルファイアともに2015年にフルモデルチェンジが行われて3代目となった。開発テーマを「大空間高級サルーン」とし、ミニバンというよりもひとつの高級車として開発された。
エクステリアについてはグリルセンター部の突き出し、階段形状の造り込み、縦基調を強調したメッキ加飾などダイナミックなデザインを持ち、車内は木目調加飾の刷新をはじめ、よりラグジュアリーな空間が演出されている。
フロアが低床化されて室内高はゆったりとした1400mmを確保、ロングアシストグリップを装備してステップ高を低くしたことにより乗降性が向上している。
サードシートのスライド機構下に世界初となる大容量148Lのラゲージ収納を確保しているのもポイントだ。
7人・8人乗りで、ガソリン車とハイブリッド車が設定されている。燃費はWLTCモードで9.6~14.8㎞/L。新車価格は約360万~775万円。ライバル車は日産のエルグランド。
SUVランキング
SUV車とはアウトドアを念頭に置いて作られた車種で、悪路でも走破できる性能を持っている。
最近ではオフロードを走る機会はあまりないものの、SUVの持つ雰囲気に魅力を感じるドライバーのニーズに応え、乗り心地や室内装備も満足のゆくSUV車が登場している。
街乗りのSUV車が特に人気だ。では上位5車をランキング形式でご紹介しよう。
1位 | ライズ |
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2位 | ハリアー |
3位 | ヴェゼル |
4位 | RAV4 |
5位 | フォレスター |
【5位】フォレスター
スバルが1997年から販売しているクロスオーバーSUV型のフォレスター。2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が22,903台で全体の第27位だ。
1997年に登場し、2018年のフルモデルチェンジで現在の5代目となった。全長4,625 mm、全幅1,815 mm、全高1,715 mm。
オフロードから高速道路までさまざまな走行状況を考えて開発されたSUVである。燃費はWLTCモードで13.6~14.0㎞/L。
フォレスターの特徴は車高の高さと高級感あふれる内装だ。
インテリアが高級なだけでなくオーディオも高級品が搭載されている。「BOLDER」をデザインコンセプトとし、スバルらしい個性を感じさせるデザインを備えたSUVだ。2018年度グッドデザイン賞を受賞。
新車価格は約293万~330万円。ライバル車は日産のエクストレイルやトヨタのRAV4などがあたる。
【4位】RAV4
RAV4はトヨタのクロスオーバーSUV。2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が49,594台で全体の第15位だ。
初代は5ナンバーにおさまるコンパクトサイズのSUVだったが、海外のニーズによって2代目以降は3ナンバーサイズとなった。4代目は海外のみでの販売。現在の5代目(2018年~)から再び日本でも売られている。
全長4,600mm、全幅1,855mm、全高1,685mm。ガソリン車とハイブリッド車の2タイプが設定。燃費はWLTCモードで15.2~21.4㎞/L。
「2019-2020年日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するほか、2019年の世界販売台数ランキングでは第3位という実績を持っている。
新車価格は約277万~410万円。ライバル車はホンダのCR-Vやフォレスターなどだ。
【3位】ヴェゼル
ホンダの「ヴェゼル」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が52,669台で全体の第14位だ。
SUVタイプの車としてはトップクラスの燃費性能である。WLTCモードで15.6~25.0㎞/L。
新車価格は228万円~330万円となっている。スタイリッシュなデザインはまさに街乗りのSUV車の代表格ともいえるもので、女性からの支持も厚い。
リアシートでも足元に余裕があるため、乗り心地も良い。荷物の積載量も多く、なんとリアシートを倒さずとも9.5インチのゴルフバッグ3個を楽々乗せらせるスぺースが確保されている。
【2位】ハリアー
トヨタの「ハリアー」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が74,575台で全体の第7位だ。
現在のモデルは4代目(2020年~)となっている。SUVタイプでありながら、オンロードでの走行性能を追求し、内装も豪華だ。
新車価格は299万円~504万円と高級だ。燃費はWLTCモードで15.4~22.3㎞/L。ハリアーに燃費の良さを求めるなら、ハイブリット仕様のものがベストだろう。
デザインは躍動感ある造形と秀麗なシルエットが表現されており、アウトドアなシーンだけでなく都会的な街並みにもよく馴染むSUVだ。
実用性にも長け、広くフラットなラゲージスペースにはゴルフバッグ3個が収納可能。また、メーター中央のディスプレイに車の様々な情報が表示されるなど、見やすく分かりやすい運転アシスト機能が装備されていたりもする。
ライバル車は日産の「エクストレイル」などだ。
【1位】ライズ
トヨタのライズは2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が81,880台で全体の第6位だ。
2019年から発売されている小型クロスオーバーSUV。ダイハツと共同開発された車で、ダイハツではロッキーとして販売されている。
2WDではハイブリッド車とガソリン車の2タイプが用意され、グレードはハイブリッド「Z」「G」、ガソリン「Z」「G」「X」が設定されている。
5ナンバーサイズでありながらSUVの迫力あるデザインを備えていてかっこいい一台だ。大径タイヤであるが小回りも利き、運転しやすいのも特徴だ。
新車価格は約170万円~233万円と高級だ。燃費はWLTCモードで17.4~28.0㎞/L。ライバル車は同じトヨタ車ではあるがヤリスクロスの名がよく挙げられる。
セダンランキング
多くの方は車の絵を描くとしたら、セダンタイプを思い浮かべるのではないだろうか。
それほど長い間親しまれてきた型ではあるが、最近では軽自動車や小型車、ミニバンなどに押され気味であるのも現状だ。
しかし大衆車というよりは高級車として根強い人気を誇っている。
1位 | プリウス |
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2位 | カローラ アクシオ |
3位 | インプレッサ |
4位 | クラウン |
5位 | カムリ |
【5位】カムリ
トヨタのカムリは2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が10,620台で全体の第44位だ。
中型の高級セダンとして販売されており、初代は1980年という歴史ある車種だ。現在10代目(2017年~)のモデルとなっている。
エンジンタイプはハイブリッド車のみで、TNGA導入の完全新設計の次世代エンジン「ダイナミックフォースエンジン2.5」と改良を加えたハイブリッドシステム「THS II」を組み合わせて搭載。
世界トップクラスの熱効率41%を達成している。燃費はWLTCモードで21.6~27.1㎞/L。
デザインはスポーティさと気品を兼ね備えており、インテリアは先進性とインテリジェンスが融合したコックピットの理想が目指されている。
車とスマホが連携したディスプレイオーディオが全車標準装備されていたり、使い勝手のよい収納スペースが各所に採用されていたりと、実用性の高さもある。
新車価格は約349万円~467万円。
【4位】クラウン
トヨタの「クラウン」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が21,411台で全体の第29位だ。
ハイブリッド車とガソリン車の2タイプが設定され、グレードは「B]「S」「G」「G-Executive」、「RS-B」「RS」「RS Advance」がある。
2018年にフルモデルチェンジが行われて15代目となった。前モデルのユーザーは50代や60代の層がメインだったが、現在のモデルでは30代や40代のような若い層にも訴求するため、クラウン史上最高にスポーティな一台が目指されている。
高級車ではあるが日本の道路事情にマッチするように小回りがきく設計になっている。
全長4,910 mm、全幅1,800 mm、全高1,455 mm(後輪駆動)/1,465 mm(四輪駆動)。上下左右に視界を広げた運転席もポイントだ。
燃費はWLTCモードで12.4~20.0㎞/L。新車価格は490万円~739万円。ライバル車は日産の「スカイライン」である。
【3位】インプレッサ
SUBARUの「インプレッサ」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が26,854台で全体の第23位だ。
これは1992年からずっと製造販売が続いているSUBARUの看板車種だ。
2017年には道路安全保険協会から安全に関する最高評価を与えられており、なんと耐衝撃性や前面衝突予防を含む4つの部門すべてで最高評価を獲得しているのだ。
燃費はWLTCモードで12.4~15.2㎞/L。で、新車価格は約200万円~282万円である。ライバル車はトヨタの「プリウス」。
【2位】カローラ アクシオ
第2位はトヨタの「カローラアクシオ」。カローラシリーズの全車種累計で2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が110,865台で全体の第3位だ。
カローラアクシオはスタンダードなセダンタイプであり、1966年の発売以来長く親しまれており、営業車としても多用されている。
燃費はWLTCモードで15.6~27.8㎞/Lで、新車価格は156万円~213万円。小型車の規格最大を確保し、トランクにはゴルフバッグが4個も載せられるほどの空間がありながら、比較的お手頃価格なのが人気の理由である。
女性でも運転しやすく小回りが利くと同時に、内装はセダンとしての高級感も感じられる。
【1位】プリウス
第1位にランクインしたのは、トヨタの「プリウス」だ。2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が49,179台で全体の第16位だ。
初代プリウスは「日本カーオブザイヤー」を受賞しており、ハイブリッドカーとしてもその地位を築いた。2015年のフルモデルチェンジにより現在は4代目のモデルとなる。
グレードは「E」「S」「S”ツーリングセレクション”」「A」「A”ツーリングセレクション”」「Aプレミアム」「Aプレミアム”ツーリングセレクション”」。
燃費性能も優れており、WLTCモードで25.4~32.1㎞/Lという驚異の数字をたたきだしている。2021年には「2030年度燃費基準優良車」となり、2030年度燃費基準を達成。
コンセント(AC100V・1500W)をラゲージルームなどに設置、AC100Vで最大消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用できる。
災害などによる非常時に電力が必要なとき給電ができる。また、スマホアプリ「MyTOYOTA」で車から離れていても車両の状態を確認できたり、24時間365日、専任のオペレーターが対応してくれるオペレーターサービスなどコネクティッドサービスも充実。
新車価格は260万円~364万円で、SUBARUの「インプレッサ」がライバル車となっている。
ハイブリッドカーランキング
ハイブリッドは「雑種」という意味であるが、これはハイブリッドカーがガソリンエンジンとモーターという2種類の動力を使用していることに由来している。両方の良さをいいとこどりした車だと言えよう。
燃費性能が非常に良いことに加え、環境にも優しいため注目を集めている。少々値は張るが、燃料代を50%~70%削減できるとあって、ハイブリッドカーに乗り換える人も多い。
では人気のハイブリッドカーを順に見てみよう。
1位 | プリウス |
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2位 | ノート |
3位 | C-HR |
4位 | アクア |
5位 | フリード |
【5位】フリード
ホンダの「フリード」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が69,577台で全体の第10位だ。
すべてのシートをアレンジすれば、広々とした空間が現れまるでリビングにいるかのようだ。
乗車定員は6~7名とコンパクトなので、女性にも人気が高い。新車価格は約199万円~327万円、燃費はWLTCモードで15.6~20.8㎞/L。
ライバル車であるトヨタの「シエンタ」と争っているが、2021年度は1万台以上の差をつけてフリードに軍配が上がっている。
【4位】アクア
トヨタの「アクア」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が72,495台で全体の第8位だ。
ハイブリッド車としても有名であるが、コンパクトカーとしても絶大な支持を集めている。2021年にフルモデルチェンジが行われて現在2代目モデルとなる。
ハイブリッド車のみの設定で、燃費はWLTCモードで33.6~35.8㎞/L。
販売台数ランキングでは上位に位置する人気車の常連だ。国内における年間の販売台数では3年連続で第1位になるなどの実績もあり、現在でも人気を誇っている。
【3位】C-HR
トヨタの「C-HR」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が18,096台で全体の第33位だ。
2016年に登場した新しい車種で、世界100か国で展開されている5人乗りのコンパクトSUVだ。燃費はWLTCモードで14.3~25.8㎞/L。
マニュアル車の「操る楽しさ」を高めるため、変速・発進操作をアシストする「6速iMT」が採用されるなど優れた走行性能を持ち、
さらには先行車との適正な車間距離を保つコントロール機能や、死角にある車をレーダーで検知し運転者に知らせる機能などを搭載し、徹底した安全対策を講じている。
新車価格は238万円~314万円で、ライバル車は日産の「ノート」である。
【2位】ノート
日産の「ノート」は2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が90,177台で全体の第5位だ。
これは日産が製造するコンパクトカーの代表作といえるだろう。
燃費はWLTCモードで23.8~29.5㎞/L。ノートはコンパクトハッチバックのタイプで、新車価格は約203万円~289万円である。
2016年末のマイナーチェンジで、シリーズ式ハイブリッドe-Powerが搭載されたことで、2016年11月だけでも販売数がなんと16,000台を記録した。
2020年には3代目となるモデルが登場し、パワートレインをe-Powerのみに設定。2021年には派生車種となる「ノート オーラ」の販売が開始された。
【1位】プリウス
第1位にランクインしたのは、トヨタの「プリウス」だ。2021年(1月~12月累計)の新車販売台数が49,179台で全体の第16位だ。
初代プリウスは「日本カーオブザイヤー」を受賞しており、ハイブリッドカーとしてもその地位を築いた。2015年のフルモデルチェンジにより現在は4代目のモデルとなる。
グレードは「E」「S」「S”ツーリングセレクション”」「A」「A”ツーリングセレクション”」「Aプレミアム」「Aプレミアム”ツーリングセレクション”」。
燃費性能も優れており、WLTCモードで25.4~32.1㎞/Lという驚異の数字をたたきだしている。2021年には「2030年度燃費基準優良車」となり、2030年度燃費基準を達成。
コンセント(AC100V・1500W)をラゲージルームなどに設置、AC100Vで最大消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用できる。災害などによる非常時に電力が必要なとき給電ができる。
また、スマホアプリ「MyTOYOTA」で車から離れていても車両の状態を確認できたり、24時間365日、専任のオペレーターが対応してくれるオペレーターサービスなどコネクティッドサービスも充実。
新車価格は260万円~364万円で、SUBARUの「インプレッサ」がライバル車となっている。
電気自動車ランキング
最近環境に優しい車として注目されている電気自動車。これはバッテリーに充電された電気でモーターを動かして走る車のことだ。
今流行りのハイブリッドは、電力とガソリンの両方を使用するのに対し、電気自動車は電気のみを使用するという点が異なる。そのため電気自動車は常にバッテリーに充電する必要が生じる。
現在日本には29,000台以上の充電器があり、公共スペースや駐車場、高速道路のサービスエリアなどに設置されている。では電気自動車の人気ランキング上位5位から見てみよう。
1位 | テスラ モデルS |
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2位 | トヨタ プリウス PHV |
3位 | マツダ MX-30 EV MODEL |
4位 | テスラ モデルX |
5位 | リーフ |
【5位】日産 リーフ
電気自動車ランキング第5位は、日産の「リーフ」である。葉っぱという意味の英語が名前の由来となっており、その名にふさわしく排気ガスを発生させない環境に優しい車なのだ。
2010年に登場、現在2代目(2017年~)モデルになっている。2019年にはEVとして史上初の累計販売台数40万台を達成。
航続距離は、62kwhバッテリー搭載車がWLTCモードで458㎞。40kwhバッテリー搭載車がWLTCモードで322㎞。
リーフの魅力は何といってもその静けさと、揺れがないということである。
新車価格は約333万円~500万円だが、最大で80万円の補助金が国から出る(※令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」)。
日産の店舗をはじめとする急速充電スポットは全国に14,000箇所ほどあり、20~30分で約80%の充電が可能だ。ライバル車はトヨタの「プリウスPHV」。
【4位】テスラ モデルX
第4位はテスラモーターズのSUV車「テスラ モデルX」である。テスラはアメリカの電動輸送機器およびクリーンエネルギー関連企業だ。
近年人気が高まり、テスラの全車種における2021年(1~12月)の世界新車販売台数は新記録となる93万6172台。
モデルXの乗車定員は7名で、収納スペースも豊富な大型のSUV車となっている。1回の充電でおおよそ560㎞の走行が可能である。ちなみに東京から名古屋で356㎞という距離だ。
また、世界中に30,000以上あるスーパーチャージャーだと15分で最大282㎞分まで充電できる。
新車価格は980万円~1,611万円で、ライバル車はルシードモーターズの「ルシードエア」。
【3位】マツダ MX-30 EV MODEL
2020年、マツダ MX-30のマイルドハイブリッドモデルが日本で販売され、2021年の1月、EVモデルが追加発売された。
マツダ MX-30 EV MODELには電力のみでの走行を可能とする電動化技術「e-SKYACTIV」を搭載。EVならではの静かでスムーズな走行性能と、マツダならではの技術と発想で磨き上げ、滑らかな動きと上質な乗り心地を実現。
マツダ MX-30は第15回キッズデザイン賞の奨励賞「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞。フリースタイルドアによる子ども連れでの乗降のしやすさ、妊婦をはじめとするユーザーの身体負担の軽減による安全性の高さが評価された。
航続距離は一充電走行距離がWLTCモードで256㎞。グレードは「EV」、「EV BASIC SET」、「EV HIGHEST SET」。新車価格は約451万~495万円。
【2位】トヨタ プリウス PHV
トヨタが満を持して送り出した電気自動車が「プリウスPHV」である。
世界で一番売れているプラグインハイブリッドとして公式に認定されたり、「日本カーオブザイヤー イノベーション部門」を受賞したりと、トヨタの技術力を証明する車となっている。
PHVとは電気自動車とハイブリッドを組み合わせたもので、EVとハイブリッドの良さを兼ね備え環境にも良く配慮がなされている。2017年の2月には新型の発売が開始された。燃費はWLTCモードで30.3㎞/Lで、EV走行距離は60㎞。
【1位】テスラ モデルS
自動運転技術によって一躍有名になったテスラモーターズの高級セダン「テスラ モデルS」が第1位にランクインしている。
モデルSの航続距離は652㎞だが、たった一度の充電で走行距離がなんと1,078㎞を記録したとして注目されている。
最速3秒で時速100㎞になるという電気自動車ならではの驚異的な加速力と、ガソリン車では考えられないほどの静けさが最大の特徴と言えるだろう。
新車価格は993万円から。ライバル車はルシードモーターズの「ルシードエア」。
国産の人気車種への買い替え・乗り換えで10万以上得する方法
国産の人気車種への買い替えや乗り換えや検討している方は今から紹介する方法を必ず知っておくべきだ。
なぜなら、これを実践するだけで10万円、人によっては50万円以上得する方もいるからだ。
まず、今乗っている車を国産の人気車種へ買い替えしようと思っている方は「ディーラーに下取りを出す」という考えを捨てるようにしてほしい。
今所有している愛車の相場を知らないままディーラーに下取りに出すのは99%損をする。
ディーラーはそもそも下取り(買取)を専門に行っていない。独自の再販ルートもなく、一般的なオークション価格で安く買い叩かれてしまう。
車を売るならそれを専門に取り扱う買取業者に売らないと適正価格で買取はしてもらえない。
なお、高価買取を実現させるために「車一括査定」を利用すれば、時間を節約しながら短時間で買取額を大幅に上げることが可能だ。
車一括査定を使えば、下取りより10万円以上の買取額が付くのが当たり前になってくる。
編集部で実際に利用した時、なんと下取りとの差額は100万円近くにまでなった。
これを見れば、国産の人気車種への買い替えや乗り換えで損しないために、必ず車一括査定は利用すべきサービスだとわかってくれるはずだ。
まとめ
ここまでを通して新車販売台数を元に人気の車をランキング形式でご紹介してきた。
軽自動車は日本で最も売れている車種であるが、中でもホンダの「N-BOX」は非常に人気が高く、新車25台につき1台はこのN-BOXという計算になる。これからは安全性能の高さが軽自動車市場の熾烈な戦いのカギを握ると言えよう。
また燃費の良さという点ではハイブリットカーは今、大注目の車種である。他の車種よりも少し高めの値段設定であるが、ガソリン代が削減できさらに環境に優しい車であるため、これからも需要は増えていくことが見込まれる。
電気自動車も次世代を担う車として期待がかかる。充電スポットの拡充に比例して、人気も上昇していくに違いない。高性能を維持しつつ、いかに価格が抑えられるかがこれからの課題となっていくだろう。
アウトドア、街乗り、通勤や子供の送り迎えなど用途によっても選ぶ車種は変わってくるものだ。
しかし基本的にはどの車種においても、燃費が良く、また安全性や走行性能が高く、車内空間が広い車に人気が集中するという傾向が見られる。ここでご紹介したランキングが、あなたの車選びの一助になることを願っている。
今もっている車を少しでも高く売るなら一括見積もりを利用しよう。