車買取で査定を受けた結果、査定額が0円であるケースもあるだろう。その理由としては以下のものがあげられる。
- 年式が10年以上
- 走行距離が長すぎる
- 事故車である
- 水没車
これらのような原因があると、査定額0円になる可能性が高い。そこで諦めて廃車にすることも多い。だが実は買取をしてもらえるケースもあるのだ。
国産車は特に海外でも注目を集めているため、意外と高値で売れることがある。その点を詳しく解説していこう。
ディーラー下取りで車査定額が0円…でも諦めるな!
車を売却する時の主な方法は2つある。
この2つの内、ディーラーでの下取りでも査定額が0円だとなるケースがある。この場合に多くの人は引き取ってもらえるだけいいか、と0円でも下取りに出してしまう。だがその判断は少し待った方がいい。
なぜなら査定額が0円の車でも売れる可能性があるためだ。最も手軽に査定額0円を覆せる可能性があるのが、車一括査定を利用することである。
つまり車買取業者での買取を利用する方法だ。なぜ車買取ならば査定額0円にならないのだろうか。
車買取業者が査定額0円にならない理由
- 買取保証がついている業者がある
- 海外輸出ルートを持つ業者がある
- 下取りは買取よりも低いため、0円査定でも値がつく場合がある
主にこの3つの理由が考えられる。だからこそ下取りで査定額が0円でも諦める必要はないのだ。
中古車の査定額が0円と評価される『3つの理由』
では中古車の査定額が0円と評価されるのは、どういう理由からだろうか。ここでは大まかに3つの理由について考えてみよう。
以上の点をそれぞれに解説していく。
【理由1】年式が古い・走行距離が長すぎる
日本国内の中古車市場というのは、ともかく状態の良い車であることが求められる。この状態の良い車というのは、2つの点がメインであると考えていい。
つまり年式が古い車や、走行距離が長い車というのは、中古車市場として需要が低いとも言えるのだ。そのため査定額が0円となるケースも珍しくない。その目安としての数字もあげておこう。
車の査定額が0円となるケース
- 年式は3年、5年、7年で推移する
- 10年以上の年式がある車には、一部を除いて価値がつきにくい
- 走行距離の目安は、年式1年に対して1万km程度
- 10万kmを超える車は過走行車として、著しく価値が下がる
という形になっている。そのためこれらの条件を満たすような場合は、そもそも査定額がつきにくいのだ。それでも車種の人気などによっては査定額がつく場合がある。
【理由2】事故車・不動車・水没車のどれかである
先述したように中古車市場では、需要というものが査定額にも大きく影響をしてくる。そのため事故車や不動車、水没車というのも大きく価値が下がってしまうのである。
- 事故車とはフレーム損傷をした車のこと
- 不動車とは何らかの理由で動かない車のこと
- 水没車は災害などによって、冠水した車のこと
これらの車は修理をしたとしても、後にトラブルが起こるリスクが高くなっていると考えていいだろう。そのため中古車市場ではかなり価値が下がってしまうのだ。
ただ不動車でも車検切れで、公道を走れない程度であれば問題なく買取をしてくれる。
事故車や水没車は売れないのではと疑問を抱くかもしれないが、その点でも問題はない。業者によってはパーツを海外に輸出する再販ルートを持っているためだ。
【理由3】実は車に価値あるが買取価格を”0円”にしている
車買取業者というのは転売をすることで利益を出している。そのため利益が出ない車に対しては、査定額が0円とつけることがあるのだ。だが実は実際には価値があったとしても、査定額を0円にする場合がある。
その理由はシンプルで車買取業者からすれば安く買取するほど、利益を出すことができるためだ。そのため多少の価値があるのだが、査定額を0円とすることがある。
こうしたケースを防ぐには、先にも述べたように車一括査定を使うのが定番だ。車一括査定を使えば、複数の業者に対して見積もりの依頼が出せるため、他社の見積額が参考にできるのである。
つまり比較検討の対象があるため、業者の思惑にのせられなくてすむのだ。もちろん廃車にするしかない車もあるのは事実だが、買取業者の思惑が絡むケースもあるのだ。
0円査定された車の買取価格を数万円上げる『2つのコツ』
車の査定額が0円となった時に、買取価格を上げるコツはあるのだろうか。このケースでは2つの方法が考えられる。
0円査定された車の買取価格を数万円上げる『2つのコツ』
ではこの2つのコツについてそれぞれ見ていきたい。
1.値段がつかない車でも複数の買取店に査定依頼
下取りなどで査定額が0円となったとしても、慌てる必要はない。そもそも下取りは再販をする時の販路の関係で、車買取よりも値段がつきにくいためだ。
そして先に述べたように、複数の業者に依頼をすることによって値段がつく場合がある。これは車買取業者にも再販ルートが様々あるからだ。
車そのものを輸出する再販ルートもあれば、パーツを輸出するようなケースもある。そのため他社では査定額0円でも、買取額をつけてくれる業者もあるのだ。
車一括査定”を使えば複数の買取店に一瞬で依頼できる
査定額が0円となった車でも複数の業者に買取依頼をすると、買取額がつく場合がある。ただ自分で1つ1つの業者に連絡を入れるのは、時間や労力がかかってしまうだろう。
そこでおすすめなのが車一括査定を使う方法である。車一括査定を使うことのメリットは以下の通りだ。
- 無料で利用できる
- 複数の業者に対して一括で依頼ができる
- 査定額の見積もりが返ってくるので、比較検討できる
- 申込はネット経由なので24時間365日対応している
仕事が忙しい人でも帰宅後に、ネットから申込が簡単にできる。直感的に操作ができるので10分から20分程度で終わるだろう。
さらに無料で利用できるのも魅力的だ。時間的な労力も少ないので、下取りを受ける前に申込をしておくと、スムーズに進むはずだ。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2023年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
|
カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
2.廃車買取専門業者に査定をしてもらう
もう1つ愛車の査定額が0円だった時には、廃車買取専門業者に査定をしてもらう方法がある。これは廃車にするしかない車を専門的に買取している業者のことだ。一般的な車買取店では価値がつかない車であっても買取をしてくれる。
廃車にするにも費用がかかるので、車一括査定を使っても査定額が0円であるのなら、こちらを利用するといいだろう。
廃車買取専門業者が、査定額をつけてくれるのは先にも述べたがパーツなどを輸出して利益が出せるルートを持っているためだ。
廃車買取ならどんな車でも0円以上買取の『ハイシャル』がおすすめ
廃車買取専門業者といっても様々なのだが、最近になって注目を集めているのがハイシャルである。
ハイシャルではどんな車であっても0円以上で買取をする保証がついてくるのだ。そのため廃車にするしかないような車でも取引ができる。他の特徴もまとめておこう。
- 不動車のレッカー代や引取費用がかからない
- 廃車手続きをするとしても、代行費用は無料
- 不動車や事故車でも買取保証の対象
- 普通車なら自動車税の還付金が受け取れる
- 日本全国に対応している
以上がハイシャルの特徴である。また女性や高齢者でも使いやすいというのを目的としているため、手軽に利用できるのも魅力的だと言えるだろう。
また若い世代には嬉しいのが、通話アプリでの連絡にも対応している点だ。
まとめ
愛車を買取や下取りにだしても、査定額が0円となる場合がある。主に走行距離が長い、年式が古すぎるなどが理由だ。どこに行っても値段がつかないなどと言われると、そのまま0円で売ってしまうケースも少なくない。
だが実は他社に依頼すれば査定額が0円ではなくなる場合も多いのだ。そのため複数の業者に依頼できる、車一括査定を使っておくといいだろう。
無料で利用できるので余計な費用の負担もない。それでも値段がつかないのなら、廃車買取専門業者を利用するといいだろう。