車を売る場合、何らかの理由で今すぐ現金が必要という人もいるはずだ。最近は売買契約を結んでから数日のうちに買取額が入金されるのが一般的で、即日現金化できないケースも少なくなってきている現状だ。
だが、必ずしも即日現金化ができないというわけではない。車買取業者によっては即金をウリにしている業者もあるし、交渉次第では即金対応してくれるところもある。
ここではどのような車買取業者が即金に対応しているのか、また即日現金化のメリット・デメリットを紹介している。
ほとんどの車買取業者は即日現金化は不可能!特に大手は対応不可が多い
車を売る理由は人それぞれだが、中には今日中に現金が必要なため車を売るという人もいるはずだ。リサイクルショップなどではほとんどが即日現金払いため、車も即金で買取してくれると思う人もいるのではないだろうか。
だが、結論から言えばほとんどの車買取業者で即日現金化は不可能である。その理由は以下の通りだ。
- 常に数百万円もの現金を手元に残しておかなければいけない
- 出張査定可能なら、査定員が大金を持ち歩くことに
- 査定ミスがあった際に、減額・返金等のトラブルになることも
特に大手は1日に多くの車を買取するため、即金可能にするとより多くの現金が必要だ。また大手はトラブルは評判が悪くなってしまう恐れがあり、トラブルもできるだけ避けたいのだ。そのため大手は即金に対応不可となることが多いのである。
大手車買取業者の即金対応一覧表
買取業者名 | 即金対応の可否 |
---|---|
ビッグモーター | × |
ガリバー | × |
T-UP | × |
ユーポス | × |
カーチス | × |
ティーバイティー | × |
ラビット | △(店舗による) |
アップル | △(店舗による) |
カーセブン | △(店舗による) |
カーチェンジA1 | △(店舗による) |
個人経営もしくは地域密着型の買取店なら即金対応しているお店が多い
大手車買取業者だと即金対応していない店舗がほとんどだが、だからといってどこの買取店も即日現金支払いができないわけではない。実は個人経営もしくは地域密着型の買取店なら即金対応しているお店が多いのだ。
なぜ、個人経営や地域密着型の買取店で即金対応可能なのかというと、以下のような理由がある。
- 経営者の独断で臨機応変に対応できる
- 大手車買取業者との差別化
- 保管しておく現金が大手よりも少なくて済む
このように、どうしても今すぐお金が必要という人は、大手ではなく個人経営や地域密着型の買取店がおすすめだ。
個人経営もしくは地域密着型の買取店なら即金対応しているお店が多い
都道府県名 | 買取業者名 |
---|---|
埼玉(川口市新堀) | フレックス車太郎 |
埼玉(鶴ヶ島市高倉) | 有限会社 薄井鈑金スタジオ |
埼玉(川口市安行藤八) | CAR MATE SUCCESS |
東京(江戸川区南葛西) | Car’s Shop A・M・D |
東京(武蔵村山市榎) | ARENA (有)アリーナ |
東京(大田区南蒲田) | (有)井上オート |
愛知(春日井市松河戸町) | クルマクション 自動車買取事業部 |
愛知(刈谷市稲場町) | アップルワールド 刈谷店 |
愛知(あま市花正七反地) | オート石原 あま店 |
名古屋(昭和区福江通) | 愛車広場 カーリンク名古屋鶴舞店 |
静岡(牧之原市中西) | 有限会社 ナカジマ自動車 |
静岡(藤枝市上青島) | 八光自動車 |
大阪(出張査定可能) | JAC |
大阪(箕面市西宿) | Cars−net (カーズネット)中古車買取店 |
兵庫(姫路市栗山町) | カーチェンジA1姫路中央店 |
兵庫(神戸市灘区篠原台) | K’S JAPAN |
神奈川・埼玉 | ソッキン王 |
全国対応 | 廃車買取カーネクスト |
車買取時に即日現金化するために必要な書類一覧
仮に車買取業者が即日現金買取が可能だとしても、名義変更などの手続きをスムーズに済ませなければ難しくなるのだ。
もしも、必要書類が揃っていないと、やはり即日現金化は不可能なため、そのような書類が必要になるか知っておくべきである。
【普通自動車】即金買取に必要な書類
書類名 | 内容 |
---|---|
自動車検査証 | 車内に携帯されている。紛失していたら運輸局へ連絡 |
自賠責保険証明書 | 期限が切れていると車の売却はできない。紛失していたら保険会社へ連絡 |
自動車納税証明書 | 車検を受けるとき必要な書類。紛失していたら都道府県ごとの税務署へ連絡 |
印鑑登録証明書 | 発行してから3ヶ月までが有効 |
実印 | 市区町村の役所で登録が必要 |
住民票 | 自動車検査証の住所と印鑑証明書の住所が違う場合必要 |
リサイクル券 | 自動車リサイクル料金を預託している場合は必要 |
【軽自動車】即金買取に必要な書類
書類名 | 内容 |
---|---|
自動車検査証 | 車内に携帯されている。紛失していたら運輸局へ連絡 |
自賠責保険証明書 | 期限が切れていると車の売却はできない。紛失していたら保険会社へ連絡 |
軽自動車納税証明書 | 車検を受けるとき必要な書類。紛失していたら市役所へ連絡 |
印鑑 | 軽自動車は認印でも可能 |
住民票 | 自動車検査証の住所と印鑑証明書の住所が違う場合必要 |
リサイクル券 | 自動車リサイクル料金を預託している場合は必要 |
自宅で即日現金化が可能な車買取業者を見つける方法
実際にどこの車買取業者が即日現金化が可能なのかはすぐにはわからないものだ。ただ、自宅にいながら即金対応可能な車買取業者を見つけることもできないわけではない。主に以下のような方法がある。
- 車買取業者のホームページをチェックする
- 直接車買取業者に電話をかけて確認してみる
- 車一括査定サイトを利用してみる
大手車買取業者なら、ホームページも開設しているだろうからそれをチェックしてみるとすぐわかるはずだ。だが即金対応可能なら大きくそれを謳っているが、対応していない業者は即金対応不可とは記載していないのでこれだけではわからない。
また、1社1社メールで問合せしてみるのもいいが、返信が遅くなることも多く今すぐ売りたい人には向いていない。
即金の車買取業者を探すのが大変なら車一括査定サイトを使う
どこの車買取業者が即金対応しているのか、探すのは容易なことではない。1社1社確認するのは、かなりの労力で、時間もかかってしまうため今日中に車を売りたいと思っている人はより厳しくなるだろう。
そんな時には車一括査定サイトを使うのがおすすめだ。その理由は以下のとおりである。
- 一度の入力で即金対応している車買取店がみつかる
- 入力の際には、車の情報も提示するため、同時に査定もできる
- より多くの業者で買取額を比較できるので、高価買取も期待できる
このように、車一括査定サイトを利用すれば、時間も労力もかけずに比較的簡単に即金対応可能の車買取業者を探し出せるのだ。さらにはより高額で買取してくれる業者も見つかるのである。
中古車を即金で買取してもらうときは買い叩かれないように注意する
中古車を即金で買取してもらうことのデメリットは、買い叩かれてしまうリスクが高くなることである。
車買取業者側からすれば、即日現金支払いにはリスクはあってもメリットはほとんどない。唯一のメリットといえば、競合する業者がいないということだろう。そのため、車買取業者は足元を見て、安い買取額を提示することも多いのだ。
どうしても今すぐ現金が欲しいという人にとっては、どうしても多少買取額が低くても売らざるを得なくなってしまうのである。そうならないためには、即金買取可能な業者を最低でも2社から3社探し出して、競わせることが大切だ。
まとめ
このように大手の車買取業者だと即日現金支払いに対応していないところが多いのだ。ただ、個人経営や地域密着型の車買取業者だと対応してくれるところもあるし、大手でもフランチャイズ店舗なら即金買取もできる場合があるのだ。
ただ、実際に即金対応ができる車買取業者は少ないのは間違いなく、探し出すのも困難だ。探しているうちに1日が終わってしまうこともあるだろう。そうならないためには一括査定サイトなどを利用してみるのも1つの方法である。