車買取を行うタイミングはいつが良いのだろうか。これについては様々な意見があるだろうが、概ねは以下のような場合になる。
要するに車検のタイミングで車買取を利用するのが一般的なのだ。ここでは5年落ちで車買取を利用するメリットについて紹介していく。
なぜ5年落ちが良いのかといった理由もあわせて解説をしていくので、いつ車買取をすればいいのか悩んでいるのなら参考にするといいだろう。
【相場表】5年落ち&5万キロの車買取相場一覧
メーカー名 |
車種名 |
平均買取相場 |
トヨタ |
プリウス |
87.2万円 |
日産 |
セレナ |
111万円 |
ホンダ |
フィット |
31.2万円 |
三菱 |
eKワゴン |
18.7万円 |
マツダ |
デミオ |
30.4万円 |
スバル |
レガシィツーリングワゴン |
-万円 |
スズキ |
ワゴンR |
30.2万円 |
ダイハツ |
ムーヴ |
30万円 |
※上記の価格は2020年10月の時点での買取相場になっている。
5年落ちで車買取に出す『4つのメリット』
では5年落ちで車買取に出す4つのメリットを確認していこう。
といったものがある。ではそれぞれに詳しく検証しよう。
【メリット1】2回目の車検前のタイミングで売れる
5年落ちで車買取をするのが良い理由の1つが、2回目の車検前という点だろう。新車を購入した時は、初回の車検がくるのは3年後になる。ただ国産車は品質が高いので、3年程度で車に何かしらのトラブルが起きたり、メンテナンスをする必要がないのだ。
つまりほぼ必要最低限の費用ですむと言えるだろう。ただ2回目以降の車検となってくると、部品交換の必要が生じるかもしれない。最低限の費用で車検がすまない可能性が高くなってくるのだ。
そのため2回目の車検前に車買取を利用することで、無駄な費用を省くことができる。ただ車に乗る頻度や走行距離によっては、まったく問題なく車検に通ることもあるはずだ。
だがこの点だけをもって、5年落ちで車買取を利用するのがベストという理由には薄いと感じるかもしれない。
【メリット2】5年落ちなら買取価格がそれほど落ちていない
車買取を利用する時に、期待するのはリセールバリューではないだろうか。少しでも高く売ることができれば、次の車を購入する時の資金にもなる。ではリセールバリューを高く保っている期間は、いったいどのくらいなのかを考える。
結論から伝えると、早ければ早いほどリセールバリューは高くなる。この点のみを考えるのなら、最初の車検で車買取を利用するのも1つの方法だと言えるのだ。ただ5年落ちの場合でも、実はそこまでリセールバリューは落ちない。
確かに3年落ちと比較すると価格は下るのだが、大幅に価格が下ることは少ないのである。それが人気の車種やグレードであるのなら尚更だと言える。
次の7年落ちとなると、かなり買取価格が下がるのでちょうど良いタイミングなのだ。
【メリット3】特別保証が切れる前に売れる
もう1つ5年落ちで車買取をベストだとするのは、特別保証が切れる前だという点もあげておこう。これは新車の国産車に限られるものだが、基本的な車の機能に何かしらのトラブルがあった時には、メーカーが修理や交換を行ってくれるというものになる。
この特別保証がついていると、車の買取額も多少ですがアップする。もちろん特別保証が切れたとしても、トラブルがあった場合は修理をしてもらえる。ただしすべて有償となってしまうのが大きな違いになるのだ。
ただ特別保証といっても全額保証されるものではなく、保証の範囲が決められていると考えていい。それでも保証があるのとないのとでは、大きな違いになるのだ。特にエンジン系のトラブルだと、数十万円も費用がかかるケースがあるためである。
【メリット4】ローンの支払いが終わるタイミング
車買取は5年落ちが良いとする最後の理由がローンの支払いに関してだ。車を購入する人の多くが、カーローンを利用するはずだろう。現金一括で購入するという人は少ないはずだ。だいたいこのカーローンは、5年ほどで完済するように組まれることが多い。
つまり5年落ちで車買取を利用するのは、ローン完済のタイミングでもあると言って良いのだ。ローン残債があっても車買取そのものは利用できるが、契約時には一括で残債を返済して名義変更をするなどの手続きが必要になる。
また返済ができない場合は、新しく購入する車のローンに含めてもらう必要もでてくるだろう。つまりローン残債があると、次の車の購入までの手続きが面倒になってしまうのだ。だが完済していれば、これらの問題をクリアできる。
車の買い替えを3年目か、5年目にするかの違い
車の買い替えにはタイミングがあるとは、既に伝えた通りだ。3年、5年、7年、10年以上といった4つの分け方が一般的になるが、ここでは3年目と5年目の違いについて詳しく見ていこう。
では3年目に車買取を利用する時の特徴を紹介する。
- 3年目だとそれほど車の価値が下がっていない
- 最初の車検がくる前に売却するので、車検費用を支払わずにすむ
反対にデメリットになる部分もある。
- ローン残債がある場合は手続きが面倒
- 頻繁に車を買い替えするのが面倒
といった点が考えられる。基本的に車がよほど好きな人であれば、買い替えをするのに、あれこれと選ぶのも楽しいと感じるだろう。だがそこまで車が好きでないのなら、面倒に感じてしまう部分の方が勝つのではないだろうか。
「車買取に出す平均年数は7年」3回目の車検を目安に買い替え
ここまで車買取に出すのは5年が良いとしてきたが、統計を見てみると実は平均値は7年となっているそうだ。つまり3回目の車検を前にして、購入するといった形になるだろう。ではどうして7年というタイミングになるのだろうか。
- ライフスタイルの変化で買い替え
- リセールバリューがある内に買い替え
- 車検費用を節約するために買い替え
などの理由が主なものになる。先述したように、リセールバリューというのは車の年式にも大きく影響を受けるものだ。そのため早いタイミングほど買取額も高くなるのだが、7年というのはリセールバリューを保つギリギリの数字だと言える。
また意外と多い理由がライフスタイルの変化だ。例えば以下のようなものが考えられる。
- お子さんが大きくなったので車を大きなものにしたい
- お子さんが自立したので趣味の車にしたい
- 家族が増えたのでファミリーユースを優先したい
などが代表的だろう。
「車の寿命で考えると5年で売却は早い」車の寿命は12年程度
車買取では5年を推しているのだが、この期間では早いと考える人もいます。その理由となるのが、車の寿命という点についてだ。最近の国産車は随分と品質が高くなっていて、それこそ定期的なメンテナンスを施していれば、10年を超えても乗り続けることができるだろう。
その証拠に日本では乗られなくなった10年以上前の中古車が、海外の途上国などでは現役で走っていたりもする。そのため車の寿命という点で考えれば、確かに5年で車買取に出すのは早いと思ってもおかしくないはずだ。
一般的に国内の中古車需要で考えると、走行距離は10万kmまで年式は10年までと言える。これ以上の条件になると、よほど人気のある車種でない限りは、買取額もつかないのだ。
メンテナンスをすれば乗れるが、そこまでして乗りたくないのなら早めのタイミングでも問題ないだろう。
5年落ち&5万キロの車を高く買取してもらう『3つの方法』
では次に5年落ちで、さらに走行距離が5万kmの車を高く買取してもらう3つの方法について考えてみる。
5年落ち&5万キロの車を高く買取してもらう『3つの方法』
といった点について詳しく確認してみたい。
【方法1】平均買取相場を調べる
5年落ち5万kmの車を高く買取してもらうのなら、相場の下調べくらいは必ずしておくべきだ。なぜ相場の下調べが必要なのかと言うと、中古車の買取額というのはあってないようなものだからだと言える。
参考にされるのは直近のカーオークションの落札額だ。プロの中古車業者のみが参加できるオークションがあり、その落札額を参考にして相場が決まるようになっている。ただ飽くまでも相場であって、各業者によって実際の買取額は違ってくる。
また中古車というのも同じ状態ではない。同じ年式同じ走行距離であっても使われ方や乗る人の運転の仕方などによって、車の消耗度合いが違ってくるためだ。
だからこそ自分の車と条件の近いものを参考にして、買取相場の下調べをしておくと、不当に買い叩かれることは少なくなるのだ。
【方法2】車のメンテナンスをしておく
もう1つ5年落ち5万kmの車を高く売る方法としては、定期的にメンテナンスをしておくという点があげられる。車買取では必ず査定が行われる。この査定で年式と走行距離は大きなポイントになるだろう。
ただし査定は他のポイントもしっかりと見ている。
- 車の外装に傷や凹みはないのか
- 内装に汚れや傷、臭いはないのか
- 足回りの状態はどうか
- エンジンの状態はどうか
などのように様々な点を見ると決まっている。そのため定期的にメンテナンスをして、きれいな状態にしておくことが重要なのだ。車の状態が良好であればあるほど、車買取時の査定でも高値がつきやすくなるだろう。
逆に言えば碌にメンテナンスもせずに乗りっぱなしになっている状態だと、同じ条件の車でも買取額は低くなると考えて良い。
【方法3】車一括査定を利用する
5年落ち5万kmの車を高く売る方法として、最後に紹介したいのは車一括査定を利用することだ。大きく分類すると車を売る方法は2つある。
新車を購入する時に手続きが簡単だからと下取りを選ぶ人も多いのだが、あまり実はおすすめできない。なぜなら下取りは車買取と比較すると、10万円程度も低い額になるからだ。
つまり高く売るのなら車買取しか選択肢がない。さらに車買取でもより高値を目指すのなら車一括査定を利用すべきだろう。その理由は以下の通りになる。
- 業者同士を競合できる
- 高値をつけてくれた業者で査定を受けられる
- 自分の車の買取相場がわかる
この3つが大きなポイントになってくる。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2023年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
|
カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
まとめ
5年落ち5万kmの車買取についてまとめてみた。車買取に出すタイミングは人それぞれだが、一般的には7年程度とされている。これは3回目の車検を受ける前に売るという意味にとっていい。
だがタイミングで考えると、有利なのは5年目の方になるだろう。理由としてはリセールバリューが比較的に保てているだけではなく、ローン購入の支払いも終わっているので売買契約もしやすいためだ。
他にも車検で余計な費用を払わなくてすむなどのメリットも考えられる。