「車査定でホイール＆タイヤは影響しない」9割が勘違いする実情！

車査定でホイール＆タイヤは買取額に影響しない

では車査定でホイールとタイヤは、買取額に影響しないのかどうかを詳しく考えてみる。

• 純正品のノーマルタイヤとホイールは関係がない
• 純正品のオプションパーツは高い評価がある
• 社外品のタイヤやホイールは評価が分かれる

この3つのパターンが考えられる。最も一般的なのが手を入れていない純正品で、しかもノーマルのタイヤとホイールというケースだ。この場合は基本的に査定額に大きな影響はない。

ただタイヤの消耗度によってはプラスになるだろう。同じく純正品でもオプションパーツに変更している場合は、基本的にプラス査定になると考えていい。

純正品でもオプションパーツであれば、車査定でも高く評価されるからだ。社外品の場合は有名メーカーのタイヤやホイールなら、高評価されるだろう。

社外品”有名メーカー”のタイヤ＆ホイールはプラス査定

車査定において、タイヤとホイールは扱いが難しい部分だ。先に述べたように、純正品であればプラスにこそなってもマイナスにはなりにくい。だが社外品のタイヤとホイールの場合は、扱いが極端に分かれてしまうのだ。

社外品でも名の知れた人気メーカーのものであれば、プラスに評価されることがある。ただ一般的な中古車市場では評価されないことも多いのが現状だ。

なぜなら社外品のパーツは、基本的に需要がないため買取ではマイナスになってしまうためである。そこで人気の高い社外品ホイールでも、プラスになるかどうかは業者次第と言えるだろう。

幅が太い・インチが大きい特殊タイヤは”タイヤのみ”買取がおすすめ

車のドレスアップの方法として、代表的なのがタイヤのサイズを変えることだ。いわゆるインチアップ、インチダウンというものだが、これらは査定でどういう影響をするのだろうか。

• タイヤ幅が極広い場合はマイナス査定になる
• タイヤのインチサイズアップも極端な場合はマイナス査定になる

という結論がでている。これらのドレスアップは一部の人に対しては受け入れられるのだが、その他大勢の人には需要がない。むしろ敬遠されることが多いだろう。

そのため需要が大きく影響する、中古車市場では査定がマイナスになってしまう。ではどうすればいいのかを考えると、査定を受ける前にノーマルのタイヤに戻してしまうのが正解だ。

そして車買取とは別口で、タイヤのみをパーツショップなどに売った方がいいだろう。その方が高い買取額になるはずである。

純正アルミホイールは安定のプラス査定

上でも伝えたが、タイヤとホイールを変更するのなら純正が無難だと言える。特にオプションパーツである、純正アルミホイールなどは高く評価される傾向にあるのだ。

これは車のドレスアップには興味がなくても、純正品なら需要があるためである。一般的な中古車市場においては、唯一評価されるドレスアップが純正のオプションパーツだと考えていいだろう。

アルミホイール以外にも高価買取に繋がるものをあげておく。

などが代表的だろう。これらの装備がついていると、査定額がアップするはずだ。リセールバリューを考えるのなら、購入時にできるだけオプションパーツをつけておくべきである。

アルミホイールの”プラス＆マイナス査定”の評価基準

ホイールの径	19以上	18
1本分の価値減点	12点(‐12,000円)	10点(‐10,000円)
1本分の交換点数	47点(‐47,000円)	38点(‐38,000円)

インチ＼年もの	当･1年	2･3年	4･5年	6年～
19以上	90点(+90,000円)	70点(+70,000円)	50点(+50,000円)	30点(+30,000円)
18	80点(+80,000円)	60点(+60,000円)	40点(+40,000円)	20点(+20,000円)

スタッドレスタイヤは中古車の買取査定にほぼ影響しない

降雪地帯など冬になると、雪が降る地域ではスタッドレスタイヤが必須となってくる。雪道をノーマルタイヤで走るのは、道路交通法で違反と定められているからだ。

そこで疑問になるのが、スタッドレスタイヤであれば、車査定でプラスになるのかだろう。結論から伝えると、スタッドレスタイヤは基本的に車査定では影響しないと考えていい。

なぜならタイヤそのものに大きな価値がつくことがないためである。そのため車査定を受ける時には、ノーマルタイヤに戻しておくといいだろう。

査定前にホイール＆タイヤは純正に戻しておくのが無難

車査定を受ける前にはホイールとタイヤは、純正品に戻しておく方が無難である。先述してきたように、原則としてホイールとタイヤは査定には大きく影響をしない。

だからこそ高いタイヤをつけたまま、査定をする意味もないのである。査定に関係してくるのはタイヤの種類やメーカーなどではなく、残りの溝の深さのみだ。

• 残り溝が1.6mm以下だとマイナス査定
• 残り溝が5mm以上だとプラス査定

このタイヤの溝だけは注意しておくといいだろう。その他の部分についてはノーマルがいちばんである。別途所有しているのなら、別口で売った方がお得だと言える。

査定に影響が少ないタイヤは溝がなくても新品入れ替え必要なし

では車査定を受けるのにあたって、タイヤ溝がない場合はどうすればいいのだろうか。取れる手段としては2つある。

• そのまま車査定を受けて売却する
• 新しいタイヤに交換してから査定を受ける

この2つの方法なのだが、結論としてはタイヤを新しく交換する必要はない。なぜなら査定額のアップよりも、タイヤの交換費用の方がかかってしまうためである。

格安のタイヤを購入して、自分で交換するのなら話は別かもしれない。だが多くの人はタイヤの購入費用に加えて、工賃も発生するはずだ。

そのため査定でアップする額よりも、そちらの費用の方が高くなってしまうのである。

中古車を買取相場以上に高く売るなら”車一括査定”がおすすめ

タイヤやホイールのことで車査定の買取額アップを目指すよりも、お手軽に高く売る方法が存在する。それは車一括査定を使って、最初から高く買取をしてくれる業者を選ぶことだ。

場合によっては10万円単位で車査定の額が違ってくるはずである。実は中古車業界において買取相場とは、あってないようなものなのだ。

なぜなら全体的な中古車市場としての需要が大まかな価格を決め、そこにさらに各業者に対する需要で相場が上下するからである。

つまり車買取業者によって、車査定の額も異なるのだ。だからこそ複数の業者に対して、一括して見積もりが依頼できる車一括査定を使う方が効率良く、高値で買取をしてくれる業者を探せるのである。

しかも車一括査定は無料で利用できるので、余計な費用が発生しないのも魅力だ。

まとめ

車査定ではタイヤやホイールは、あまり査定額に影響を与えない。そのため最も無難なのが、ノーマルタイヤとノーマルホイールとなる。なぜ査定額に影響を与えにくいのかと言うと、一般的な中古車市場では需要がないためだ。

車が好きな人からするとドレスアップをするのは当然だろう。だが一般的な中古車市場では人気がないため、純正のオプションパーツをつけた方がリセールバリューを高められるのだ。

そうした細かい部分にこだわるよりも、車一括査定を使って最初から高値をつける業者を探した方がいいだろう。