中古車査定で『エアロ』は買取額UP！純正エアロの査定額は特に高い

中古車売却でエアロ取り外しは必要なし！付けておくとプラス査定

結論から述べるが車査定ではエアロ付きの場合の方が付いていない場合と比較すると、価値があるとみなされてプラスとなる。

マイナス評価となると考える人もいるかもしれないが、中古車売却の車査定では取り外しは不要だ。査定基準が定められており、プラスされた得点に応じて査定額がアップする。

高いクラスに該当する乗用車の例を挙げると、以下の通りである。

0年～1年落ち	70点
2年～3年落ち	60点
4年～5年落ち	50点
6年落ち以上	40点

年式が古くなるとプラスされる点数も小さくなるため、車査定を検討しているのであればタイミングはなるべく早い方が得をする。

ちなみにキャブワゴンやバン系の場合、上記よりも得点の基準が大きい。

JAAIの査定基準に”エアロの項目”が存在する

車種	クラス	当･1年	2･3年	4･5年	6年～
･乗用車系	特･Ⅰ･Ⅱ	70点(7万円)	60点(6万円)	50点(5万円)	40点(4万円)
	Ⅲ･Ⅳ	50点(5万円)	40点(4万円)	30点(3万円)	20点(2万円)
	軽自動車	40点(4万円)	30点(3万円)	20点(2万円)	10点(1万円)
･キャブワゴン ･バン系	Ⅰ･Ⅱ	90点(9万円)	70点(7万円)	60点(6万円)	50点(5万円)
	Ⅲ･Ⅳ	70点(7万円)	50点(5万円)	40点(4万円)	30点(3万円)
	軽自動車	50点(5万円)	40点(4万円)	30点(3万円)	20点(2万円)

業者は車査定の基準に従い車の状態をチェックするが、エアロが重要なのはJAAIに査定基準があるためだ。

正式名称を一般財団法人日本自動車査定協会と言い、適切な車査定のために中古自動車査定制度というものが存在する。

それにより上記にある通りエアロの査定基準が定められており、内容は明確なものとなっている。

エアロパーツが付いている買取価格は高い？パーツ別に査定評価をチェック

パーツ別に査定評価をチェックすると、車査定においてエアロパーツがどれだけ大きな存在かがわかるだろう。

チェックしてそれが純正であれば高額買取のチャンスがあるため、パーツについて詳しい人は有利となる場合もある。

【純正エアロ】安定した価格で買取が可能

車査定において純正エアロの影響は大きいと言われており、特にスポーツグレードなどでエアロパーツが初期装着されているものは高く評価される。どこかに問題があると、以下の通り減額となってしまう。

• エアロの一部が欠けている場合は最大で5万円の減額
• エアロに傷がある場合は最大で3万円の減額

いくら減額になるかについても、JAAIの査定基準をチェックすればわかる。

純正エアロが付いている状態の中古車は、適切に管理する必要がある。できる限り綺麗な状態であることが理想で、不要であれば早めに査定に出すことだ。

査定基準の中も最も高額なのは高いクラスに該当するキャブワゴンとバン系の0年から1年落ちで、得点は9万円分の90点となる。

【社外品エアロ】買取価格の幅が広い

純正エアロと比較すると買取価格の幅が広いことが社外品エアロの特徴であり、大きく3つの問題点が存在する。

• パーツの質が悪い場合がある
• フィッティングが悪い
• 元々の車のデザインと合わない場合もある

このような理由があり純正エアロのように高い評価を得ることが難しく、買取価格が安定しないのだ。

デザインに対する感じ方は人それぞれであるが、かっこいいものもあればかっこ悪いものもあるため場合によっては安くなるのだ。

古い＆傷だらけの後付けエアロは査定前に外す選択肢も考える

綺麗な状態の純正エアロであればそのままにすると良く、反対に社外品エアロで古く傷が目立つものは取り外すことをおすすめする。状態の悪いものを取り付けていても、車査定においてマイナスとなるだけであり損をしてしまう。

古くて傷だらけの後付けエアロを事前に外しておけばマイナスポイントがなくなり、ノーマルや状態で車査定を受けることができる。

ボディに直接穴を開けるタイプもあるため、取り外す際は一度チェックすることをおすすめする。

【部分的なエアロ】4つすべて揃っていると高価買取可能

車のエアロが部分的な場合、以下の4つすべてが揃っていれば高価買取となるだろう。

• フロントバンパー
• サイドスカート
• リアバンパー
• リアウイング

どれ1つ欠けておらず状態も綺麗であれば、JAAIの査定基準において満点となる場合もある。反対にどれか1つでも欠けていると、以下の通り減点対象となってしまうため要注意だ。

フロントエアロの紛失	25点～50点
リアエアロの紛失	25点～50点
両サイドエアロの紛失	20点～30点

1点が1,000円で計算されることになるため、フロントとリアがない場合は最大で5万円の減額となる。

エアロパーツが付いた車を高く売る『3つのポイント』

車査定で1円でも高く売りたいのであれば、3つのポイントを意識することだ。綺麗な状態であることや高額買取のために必要なエアロパーツが揃っているかどうかチェックして、サービスを利用する業者をよく考えて選ぶと良い。

1.傷や凹み(へこみ)がない

上記にある通り傷があるとマイナスとなり、凹みについても同じである。これはエアロに限らずボディや他のパーツにおいても同じであり、大きく目立つような傷や凹みがあると商品としての魅力が下がってしまうからである。

買取された中古車はその後商品として販売され、他の誰かの手に渡り運転される場合もある。

傷や凹みがあるとビジュアルが悪く購入したいと思う人が現れにくくなる可能性があるため、綺麗な状態であることが理想なのだ。

2.エアロパーツ4点がすべて揃っている

4点あるエアロパーツのうちどれが1つでも欠けていると減点の対象となり、2つや3つなど数が増えるとマイナスが大きくなる。エアロパーツが付いた車を高く売るためには、すべてセットとなっている状態が基本と言える。

ただ4点すべてが揃っているだけではなく、デザインに統一性があることも高く売るためのポイントである。

たとえば3つは同じようなデザインで1つだけ雰囲気が異なっていると、査定する業者が違和感を感じる可能性がある。

3.中古車買取専門の業者に買取査定してもらう

車査定を行う業者の中でもおすすめなのが、専門性のある中古車買取専門の業者である。たとえば全国展開しているような大手業者にエアロパーツが付いた車を売ると、プラスに評価されて結果的に高くなる可能性がある。

事前に買取実績をチェックして、信頼できる業者を探すことだ。反対にディーラーは以下のような理由から、利用はおすすめできない。

• 中古車の査定や買取が専門ではない
• 基本的に自社パーツ以外が付いた車に対応できない
• エアロに対する評価内容が専門業者のように細かいわけではない

ディーラーは新車の販売をメインとしており、エアロパーツが付いた車であってもあまり評価されない場合もある。まずは近くに中古車買取専門がないか、探すと良いだろう。

エアロ装着車を高く売るなら車買取店を複数競合させる”車一括査定”がおすすめ

インターネット上で利用できる車一括査定というサービスには、以下のような特徴があるため車査定との相性が良い。

たとえばA社が50万円という査定額を提示したらB社が60万円を提示するなど、どんどん高くなり更新が続くこともある。競合の規模が大きくなれば、それだけ高く売れるだろう。

まとめ

綺麗な状態の純正エアロがオプションとしてあれば車買取でプラス査定となるが、そのためには中古車買取専門の業者に車査定を依頼することだ。ディーラーは避けた方が良く、社外品エアロでないことも重要なポイントとなる。

傷や凹みがあれば必ず取り外し、車のビジュアルにどこかおかしな部分がないか自己チェックすることをおすすめする。

インターネット環境があれば車一括査定は基本的に無料で利用できるため、こまめに情報をチェックすることも良い。