車の買取をしてもらうのなら査定は絶対に受ける必要がある。査定を受けることで、自身の愛車の価格がきちんと分かるからだ。ただこの査定には2つの方法がある。
- 店舗へ持ち込む
- 自宅に出張してもらう
前者は店舗へと自身で持ち込むもので、後者は自宅もしくは車の保管場所へと業者の査定員にきてもらう方法だ。このどちらが優れているのか、気になる人も多いだろう。そこで査定は自宅と店舗のどちらがいいのかを調べてみたい。
車査定の場所は『店舗』か『自宅』メリット・デメリット一覧
最初に車の査定を受ける時に、店舗と自宅のどちらがいいのかを考える前に、まずはそれぞれのメリットとデメリットを考えよう。
- 予約をしなくてもいい
- ディーラーなら手続きが軽減できる
以上が店舗で査定するメリットだ。続いてデメリットを確認する。
- 店舗へ行くまでの時間と労力がかかる
- 買取店側のホームになるので断りづらい場合がある
- 1社のみだと足元を見られる可能性が高い
反対に自宅で査定をするメリットを考えてみよう。
- 自宅や駐車場で行えるので気軽である
- 自分の都合の良い日時を指定できる
次にデメリットを見てみる。
- 査定場所の説明をしっかりする必要がある
- 自宅の場所が知られてしまう
といったものがある。
【店舗】車査定する2つのメリット
ではそれぞれに詳しくメリットとデメリットを解説していく。最初は店舗で車査定をしてもらうときのメリットだ。店舗に持ち込むという労力は必要になるが、2つのメリットが考えられる。このメリットについて詳しく見ていこう。
【メリット1】予約をしなくても好きなときに査定してもらえる
最初のメリットが思い立った時に、いつでも査定を受けられるというものだろう。店舗に持ち込むことになるので、気軽に立ち寄って査定を受けることができる。
自分のタイミングで車の査定ができるので、今日は査定だと構える必要がない。ただ1つ注意したいことがある。それは小規模な車買取店の場合は、予約が必要であるケースがある点だ。
基本的に大手の業者などであれば、予約がなくてもさほど待たされることなく、スムーズに査定をしてもらえる。しかし小規模な業者だと、それができない場合があるためだ。
【メリット2】ディーラーの下取りなら手続きがスムーズ
もう1つのメリットになるのは、ディーラーを利用する場合だ。車の査定を受けられるのは、何も車買取店だけではない。ディーラーも下取りとして車の引取を行っているので、来店したついでに査定をしてもらうことも可能だ。
基本的には新車を購入するときのサービスの1つが下取りだ。そのため下取り関係なく、査定をしてもらうのは難しいだろう。
【店舗】車査定する3つのデメリット
では逆に店舗に持ち込んで、車の査定を受けるデメリットを考えていこう。気軽に査定ができるというのが持ち込みのメリットだが、反面でデメリットになる部分もある。大きくは3つ考えられるので、しっかりと解説していこう。
【デメリット1】店舗だと時間と労力がかかる
最初に挙げたいのは店舗への持ち込み査定だと、時間と労力がかかってしまう点だろう。特に複数の店舗を回って、複数回の査定を受けようとする場合は、それが顕著になってしまう。またお店を周るということでも労力がかかる。
メリット部分で予約なしで査定を受けられるとしたが、逆に言えば先客がいる場合は待つ必要がでてくる。1台につき30分程度は時間がかかるので、数人いれば1時間以上待つことになるだろう。こうした時間配分がうまくいかないのがデメリットだ。
【デメリット2】相手のホームに入るため断りづらさがある
デメリットの2つ目としては、相手のホームに入るという点だ。車の持ち込み査定をしてもらうのだから、当然その後に入る商談も事務所で行うことになる。そうした状況で商談に入ると、断りづらいと感じる人もいるだろう。
査定額に納得をしているのならいいのだが、まだ買取額が上がるかもと考えている人は、うまく断る理由が必要になる。それでも相手は複数人で契約を迫ってくることもある。そのため交渉になれているかどうかが肝心になるだろう。
【デメリット3】1社だと安く買取される可能性がある
最後のデメリットは、1社のみだと安く買い叩かれる可能性がある点だろう。車買取は買取店ごとに価格が異なっている。そのため先ずは相場を知ることが大切だ。その相場がわからないと、つけられた査定額が安いか高いかの判断がつかない。
仮に査定をうけた車買取店が良心的であるのなら、うまく買い叩かれずにすむかもしれない。しかし多くの買取店は相場を知らないとわかれば、安い値段をつけようとしてくるものだ。だからこそ上手に立ち回る必要がでてくる。
【自宅】車査定する2つのメリット
次に自宅で車の査定をするメリットを考えたい。いわゆる出張査定というもので、なにも自宅でなくとも構わない。自宅ではなく駐車場を借りている場合などは、駐車場でもいいだろう。そうしたメリットについて解説していく。
【メリット1】自分のホームで査定するため気軽
自宅での査定でメリットになるのは、持ち込みとは逆で今度は受ける側がホームになるという点だ。店舗内で複数人に囲まれて契約を迫られるということもなく、自宅など落ち着いた場所で交渉ができる。
自宅以外の場所であったとしても、基本的には1対1での商談となるので、あまりなれていない人でも雰囲気に飲まれることはない。
落ち着いて交渉をしたい人は、自宅で車の査定を受けたほうがいいだろう。できれば余裕のある日時を指定しておくと、さらに落ち着いて交渉ができるはずだ。
【メリット2】自分の都合の良い日時・場所が決められるため手間がかからない
もう1つのメリットになるのが、自分にとって都合の良い日時や場所が決められるという点がある。店舗への持ち込み査定は、予約なしでも大丈夫だが待たされる可能性があった。だが自宅での車査定なら待たされることはない。
当然道路の込み具合などで時間がかかる場合もあるだろうが、持ち込みのときのように1時間以上待たされるケースは少ないだろう。また自宅以外の場所でも査定が受けられる。仕事が忙しいのなら、会社にある駐車場でも大丈夫だ。
【自宅】車査定する2つのデメリット
自宅で車査定をするメリットを見てきたが、今度は逆にデメリットになる部分も考えていこう。最近では自宅での査定が主流になってきているが、あまりデメリット部分を考慮しない。だからこそ知っておく方がいいだろう。
【デメリット1】査定場所の説明を正確にしないといけない
最初のデメリットとしては査定場所の説明を、明確にしないといけないという点だろう。メリットの部分に日時や場所などを、好きなところに指定できるとした。だが指定場所がわかりにくければ、きちんと説明をする必要がある。
査定にくる業者としてもナビを使っていたりするのだが、わかりやすい場所とそうでない場所がある。わかりにくい場所に駐車場などがあるのなら、別のわかりやすいところを指定するのも1つの方法だろう。
【デメリット2】自宅の場所が知られてしまう
もう1つのデメリットになるのが自宅の場所が、業者に知られてしまうという点だろう。これは気にする人としない人で、その評価が大きく別れてしまうかもしれない。ただ女性で1人暮らしをしている人などは、気にする可能性が高いだろう。
最近では少なくなってきているのが、車の買取業者というのも優良なところばかりではない。
おすすめの査定方法は『出張買取』
ここまで店舗への持ち込みと、自宅への出張査定の2つを見てきたが、いずれの方法にしても一長一短があることがわかったはずだ。それでも結局のところ、どちらがいいのか判断がつかないという人も多いだろう。
そこでおすすめの査定方法だが、どちらかといえば出張査定の方を推したい。その理由は以下の通りだ。
- 日時や場所の指定ができる
- 自宅で落ち着いて交渉できる
- ある程度は自由がきく
これはメリットになる部分でも紹介したものだ。やはり交渉に長けていないと、相手のホームになる持ち込み査定でうまく話せる人は少ない。だからこそ落ち着いて話ができる、出張査定を利用した方がいいだろう。
また出張査定はある程度の自由がきくのもいい。場所などの指定もそうだが、自分の都合に合わせられるので負担が少なくなるのも良い点だと言える。
出張買取で高額査定を狙いたい方は『車一括査定』を利用しよう
車の査定を行うのなら出張査定がおすすめだ。ただ出張査定で高値をつけたいのなら、やはり1社ではなく複数社から査定を受けるべきだろう。複数社から査定を受けることで、相場を理解できるだけではなく、競合させられるためだ。
ただいかに便利な出張査定だとはいえ、複数社から査定を受けるのは大変だ。そこでおすすめなのが車一括査定というサービスだ。このサービスのメリットは以下のようなものがある。
- 無料で利用できる
- インターネット上のサービスなので24時間365日対応
- 一括して複数の車買取店に見積もり依頼が出せる
- 最初から高値をつける買取店がわかる
- ある程度の相場がわかる
以上が車一括査定のメリットだ。とても便利なサービスなので、高値で車を売りたいのなら、利用すべきだろう。
まとめ
車の査定は自宅と店舗のどちらの場所で受けるべきなのかでした。店舗に持ち込むと予約が不必要だが、逆に待たされる可能性があるというのがポイントだ。
自宅への出張査定だと、好きな日時や場所が指定できるが、自宅を知られるリスクもある。どちらも一長一短だと言えるが、昨今では出張査定の方が主流となっている。
その理由としては自分の好きな日時や場所を指定できることが大きい。また自宅で落ち着いて価格交渉ができる、といったメリットもあるためだ。