都市部では業務用として利用が多い軽トラックだが、実はかなり高い人気がある車種になる。この軽トラックなのだが一般的に買取額が高いとされる。
しかし状態が良くないと高値にならないのではと考える人も多いだろう。しかし軽トラックは乗用車というカテゴリではない。
飽くまでも業務用として使われる車なので、基本的に一般的な中古車買取とは事情が違ってくるのだ。そこで軽トラックを買取で高く売るための方法について見ていこう。
軽トラックは中古車市場で高く売れる5つの理由
軽トラックは高く売れるとのことなのだが、その理由はどこにあるのだろうか。ここでは代表的な5つの理由について詳しく紹介してみたい。安定した理由になるので、この先も大きく買取額が変わることはないだろう。
【理由①】仕事用として安定したニーズがある
軽トラックが高く売れる最大の理由は、安定したニーズがあるからである。
- 工場から農作業まで幅広い業務で用途がある
- 維持費が安価である
- 性能やデザインの影響による査定のブレがほぼない
という理由が主なものになるだろう。とにかく軽トラックは幅広い業務で使われている。工場などで使われることもあれば、農作業でも利用されているのだ。そのため業務を問わずに利用されていると言えるだろう。
また軽という名称がつくように、乗用車でいう軽自動車の扱いになる。正確には軽貨物車となるのだが、この維持費が安価なのだ。ランニングコストが低いことから、どんな業者でも利用しやすくなっている。
また業務用の車なので、乗用車と違って性能やデザインが変わることはほぼない。そのため査定額でブレないのも魅力だ。
【理由②】軽トラックは海外でも人気が高い
軽トラックと言えば日本国内での人気があるのはご存知だろう。しかし実は海外でも人気なのは、さほど知られていない。アメリカなどではピックアップトラックが人気の車種として知られている。
このピックアップトラックとデザインが似ていることもあり、より小型で小回りのきく作業車として人気があるのだ。ちなみにアメリカでは25年経過した車でないと、右ハンドルは走行できないというルールがある。
このルールがあるため、国内から輸出できるのは古い軽トラックになるのだ。つまり軽トラックは古くても需要があるので、高く売れるという仕組みになる。海外向けに買取が強化されていて、思わぬ高値がつくこともあるだろう。
【理由③】中古車市場で軽トラックの供給量が不足している
軽トラックが中古車買取で高く売れる理由としては、供給量が少ないということも大きな理由になっている。恐らく軽トラックを購入した人は乗り潰すことが多く、あまり中古車市場に出回らないのだと推測できるからだ。
そのため中古車市場では軽トラックの流通数が極端に少なくなっている。他方で軽トラックに対する需要は高まっている。
- 趣味の車としての需要がある
- 軽トラックをベースにしたカスタム車両が人気
などのような理由があるのだ。そのため軽トラックは需要に対して供給量が不足しているので、高く売れるという形になる。
【理由④】年式が古くても走行距離が少なめの車両が多い
軽トラックは業務用として使われる車だが、実は年式が古くても走行距離は短い車が多くなっているのだ。その理由としては以下の通りだろう。
- 近距離移動に利用するケースが多い
- 長距離の運搬には向かない
そもそも軽トラックは長距離の運搬には向かないのだ。そのため作業をする現場から自宅までなどのように、近距離で利用されることがほとんどになる。そのため走行距離が少ない車が多くなるのである。
【理由⑤】モデルチェンジが少ない
最後の理由としてはモデルチェンジが挙げられるだろう。一般的な乗用車だと5年程度を目安として、モデルチェンジが行われている。そのため買取額にも大きく影響を与えてしまう。
他方で軽トラックの場合は、モデルチェンジがほとんど行われない。既にデザインや機能性が完成している域にあるため、あまり弄るようなものでもないのだ。
さらに乗用車ではないので、デザインにこだわらないというのもポイントだろう。
軽トラックの買取相場はいくら?
車種名 |
3年落ち |
5年落ち |
10年落ち |
ミニキャブ |
30万円~60万円 |
20万円~50万円 |
10万円~40万円 |
クリッパー |
30万円~70万円 |
30万円~60万円 |
10万円~30万円 |
サンバー |
40万円~70万円 |
30万円~50万円 |
10万円~60万円 |
アクティ |
50万円~70万円 |
40万円~70万円 |
10万円~40万円 |
ハイゼット |
40万円~100万円 |
30万円~80万円 |
10万円~40万円 |
キャリィ |
40万円~80万円 |
30万円~60万円 |
10万円~50万円 |
軽トラックを高く売るポイントと注意点
では実際に軽トラックックを売るとして、どのような点に注意すればいいのだろうか。少しでも高く売るのなら、幾つか知っておきたいポイントがある。このポイントを押さえておくと、高額査定が期待できるだろう。
① 下取りではなく買取を利用する
軽トラックを少しでも高く売るのなら、下取りを使うのは避けた方がいい。なぜなら下取りは飽くまでも新車を売るための販促だからだ。そのためディーラーとしてもサービスの意味合いが強く、高値をつけることはほぼない。
そこで下取りではなく、買取を利用するのが最低限押さえておくポイントだ。
買取を利用した場合、最低でも10万円以上は買取額が違ってくると言われている。また軽トラックのような需要の高い車だと、さらに買取額が上がるだろう。
- 一般的な中古車店では軽トラックに対応しないことがある
- 軽トラックの扱いがある業者を利用するのがおすすめ
同じ買取でも業者によっては乗用車しか対応しないケースもある。そのため軽トラックの買取に対応しているか、確認をとっておくといいだろう。
② 複数の買取業者で査定する
軽トラックを高く売るのなら中古車買取がおすすめになる。しかし中古車買取を利用するのなら、絶対にしておきたいことがあるのだ。それは1つの業者に決め打ちするのではなく、複数の業者から査定を受けることだ。
- 1社だけの査定だと買い叩かれていても判断できない
- 複数だと比較検討して高く売れる業者と取引できる
というメリットがある。そのため高く売るのが目的なら、必ず複数の買取業者から査定をもらうようにしたい。忙しくて時間がない人だと出張査定を利用するといいだろう。
出張査定では日時を決めることになるのだが、複数の業者を同じ日時に指定すれば一度の査定で復数業者のものを集められる。
③ なるべくキレイに洗車しておく
乗用車の査定でも同じことが言えるのだが、軽トラックを高く売るのなら、査定前に洗車はしておく方がいいだろう。業務用の車になるので外観のきれいさは、さほど求められていない。動けばいいという人が多いからだ。
しかし洗車をしてきれいにしておくことで、査定をする人の心象が良くなる可能性が高い。査定をする人も人間なので、やはりきれいにしてある車と、そうでない車では査定額に差が出てもおかしくないだろう。
④ トラック専門の買取業者は大型や重機などがメイン
中古車買取店の中にはトラックを専門とする業者もある。こうした業者なら専門店だから、高く売れるのではと思う人も多い。しかしトラック専門の業者が得意とするのは、大型の車両であることが多いのだ。
また重機なども扱っている。そのため軽トラックは得意とする分野ではないのである。もちろんトラック専門の業者が高値をつける可能性はあるだろう。しかし可能性としては、かなり低い部類になる。
軽トラ専門の買取業者:軽トラの買取王
中古車買取店の中でも特殊な店舗がある。それが軽トラックを専門としている業者だ。特に有名なのが軽トラの買取王だろう。前述したように大型トラックの専門店ではない、正真正銘の専門店になる。
いわゆる一括査定サービスになるのだが、掲載されている業者はいずれも軽トラックの買取に実績がある業者ばかりになっている。複数の業者から見積を取ることもできるため、非常に便利なサービスだろう。
- 軽トラックのことを理解している業者と取引できる
- 独自の販路があることから高額査定が期待できる
などのようなメリットがあるので、軽トラックを高く売るのなら利用しておきたいサービスだ。
軽トラ専門の買取業者だけでなく一般的な買取業者でも査定しよう
軽トラックを高く売るのなら、専門の業者を利用するのも方法の1つだ。しかし一般的な買取業者でも査定の見積もりを取っておくのをおすすめしたい。なぜならどの業者が高値をつけるかわからないからだ。
- 海外への輸出ルートがあり、高値をつける場合もある
- 相見積もりをした場合、競合させると専門店より高値になる可能性がある
などのような理由も挙げられるだろう。専門店や大手の買取業者だからといって、必ずしも高額の査定になるわけではない。意外と専門店以外のお店の方が買取額をつけるケースも珍しくないのだ。
だからこそ専門店だけに決め打ちしてしまうのではなく、一般的な中古車買取店も利用しておきたい。
どんな軽トラでも高額売却を狙うなら¨車一括査定¨から利用しよう
どんな軽トラックを売るとしても、先ずは車一括査定から利用しておきたい。その後で買取額に納得がいかないなどであれば、軽トラック専門の一括査定サービスなどを使うといいだろう。
- 相見積もりをとって業者同士を競合できる
- 比較検討して高値をつけてくれる業者とと引きできる
- 自身の軽トラックの買取相場を知ることができる
軽トラックを高く売るのなら、やはり高値をつけてくれる業者と取引すべきだ。そのため複数の業者から査定をしてもらうのが重要になる。複数の査定を受ければ、安く買い叩かれる可能性は低くなるからだ。
また実際に売買契約を結ぶ前にある価格交渉でも、他店の査定見積もりがあれば価格交渉もしやすくなるだろう。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2023年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
|
カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
まとめ
軽トラックを中古車買取で高く売る方法について紹介してみた。実は軽トラックは中古車買取では、かなり人気の高い車になる。
作業用の車として需要がかなり高いのだが、中古車市場での流通量が非常に少ないからだ。また近年では海外に輸出するケースも増えてきている。
そうした事情もあって、中古車買取では非常に高額の査定が期待できるのだ。そのためにも専門店だけではなく、複数の業者から査定の見積もりをもらうといいだろう。