ボロボロの車でリユースできない車でも買取してくれるケースがある。それは使える部品を再利用して残りを廃車にするからだ。
では個人で部品取りをしてネットオークションで売ればもっとお得かもしれないと思うかもしれないが、それは違法行為になるためやってはいけない。
ここでは車買取前の部品取りはなぜ違法行為になるのか、そしてどんな部品を取り外すと違法になってしまうのかをまとめている。また廃車寸前の車はどうすれば一番高く買取してもらえるのかも解説しているので参考にしてもらいたい。
そもそも車買取の『部品取り』ってなに?
事故車や不動車、過走行車、高年式車などは状態によっては中古車として買い手がつかないケースもあるものだ。だが買取業者によってはそんな廃車同然の車でも買取してくれるケースは増えている。
その理由としては中古車としてリユースすることはできなくても、部品取りをして廃車にするという方法もあるからだ。部品取りとは、まだ使えるパーツを取り外し、使えない部品をスクラップにするという方法だ。
取り外したパーツは車の修理の際の部品交換として活用したりするのである。部品によってはすでに生産終了となっているものもあるため、貴重な部品となるケースもあるのだ。そのため使える部品が多ければ多いほど、買取額は高くなるというわけだ。
自ら車の部品取りは”リサイクル法に基づく違法行為”
買取業者が部品取りをして利益が出せるならば、個人でも部品取りをしてから廃車にすれば得するのではないかと思う人もいるだろう。確かに今は個人でもいろいろなパーツをネットオークションなどでも売れるため、それを考える人もいるはずだ。
だが車の所有者自ら車の部品取りをすると違法行為になってしまうのだ。2005年から施行されたリサイクル法では、廃車にする車を解体するのは解体業の許可を得た業者だけと決められているからだ。
そのため自分の車だからと言って、解体業の許可のない者が車の解体をして部品取りをしてしまうと罰金や懲罰刑などのペナルティが科せられてしまうのだ。
解体としてみなされないパーツもある
廃車にする車の解体は解体業の許可がない人は、たとえその車の所有者であってもやってはいけない。だが車の部品と言っても、部品によっては解体としてみなされないパーツもあるのだ。主なパーツで自分で取り外してもいいのは例えば以下のようなパーツである。
- カーナビ
- オーディオ
- ETC
- ドライブレコーダー
これらのパーツは取り外しても車の安全走行には影響がないものだからだ。そのためもし廃車にする車からこれらのパーツを取り外し、その残りを買取してもらうことは可能である。
そしてそのパーツをネットオークションなどで売却すれば、少なからずお金を得ることはできる。ただこれらのパーツの取り外しに費用がかかるのなら、取り外さずに売ったほうがいいだろう。
【特徴一覧】車の部品で高く売れるパーツ
廃車にする車の部品なのだから、価値なんてほとんどないだろうと思うかもしれない。だが中には古いからこそ高く売れるパーツもあるのだ。例えば以下のようなパーツである。
【特徴1】なかなか手に入らない希少な部品
車はすべて同じ部品でできるわけではない。そのため車種や年式によっては、なかなか手に入らない希少な部品もあるものだ。どのような部品がレアかどうかは一概には言えないが、そういった部品が使われている車の買取額は高くなるのだ。
もちろん自分では何が希少な部品かは分からないだろうが、部品取りをしている廃車買取専門店や解体業者ではどのような車種のどの部品ということがある程度わかる。
そのため仮に同じような年式、グレードの車でも買取額が大きく変わってくることがあるのだ。例えば、外車に使用されている部品などだ。
これも車種によっても異なるのだが間違いなく日本車よりも手に入りにくくレアな部品である。もちろん日本車でもそういった部品があるため、そういった知識のある業者に査定をしてもらうのは必須だ。
【特徴2】すでに生産終了した部品
車は数年で新しいモデルにチェンジするが、その際には外装だけじゃなく部品まで新しくなることも少なくない。そのため中には昔の車には使っていたが、今は使用してない部品あるものだ。
新しいモデルになって使わなくなった部品は生産する必要はなくなるため、しばらくしたら生産が終了してしまうのだ。まだ走っている車の部品だが、すでにその部品が生産されていないというケースは少なくないのだ。
もし故障などによりその部品を交換しようと思っても、すでに生産を終了してたら新品では手に入らないことになる。
部品取りはまさにそういった生産終了して手に入らなくなった部品を手に入れられる特徴があるのだ。そのためそういった部品はかなり需要が高く、車自体の買取額も必然と高くなることが多い。
事故車・廃車・水没車は部品取りせず”廃車買取業者がおすすめ”
車を買取してもらう場合、買取業者に依頼するのが望ましいが、もし事故車や廃車・水没車は部品取りをせずに廃車買取業者に依頼するのが望ましいだろう。
事故車や廃車寸前の車、そして水没車だと多くの買取業者では買取額が付かないことが多いのだ。それどころか廃車にする費用を支払って引き取ってもらうことになることもある。
だがそんな時でも廃車買取業者なら買取額が付くこともあるのだ。もちろんその理由は使える部品を再利用するため部品取りをするのが1つの目的である。
また事故車・廃車・水没車はすでに動かなくなっていることも多く、業者まで運ぶレッカー代もかかるものだ。廃車買取業者ならそういったレッカー代も無料のところがあり、便利な上にお金も得られるベストな方法だ。
廃車買取業者を選ぶメリットは多い
事故車や・廃車・水没車を買取してもらう場合に廃車買取業者選ぶメリットは以下の通りで、意外と多いものだ。
- ボロボロの車でも買取してもらえる
- 廃車手続き費用がかからない
- レッカー代がかからない
- 悪くてもお金が出ていくことはない
これがディーラーや一般の車買取業者だと、数万円の廃車費用を支払って引き取ってもらうのが関の山である。場合によっては引き取りも断られてしまうケースだってあるのだ。
もちろん車の価値は素人にはわからないものだが、廃車買取業者でもリユースできる状態の車は高く買取してくれるのだ。
そのため直して売れるのか、まだかなりの価値があるのか、それとも売れる見込みがないのかわからない場合は廃車買取業者を選ぶ方がいいだろう。
失敗しない!廃車買取業者の正しい選び方
廃車買取業者といっても、全国対応の買取業者もあれば、地域密着型でほぼ解体業をメインとしている買取業者もあるものだ。また廃車買取業者によっても車の買取額は大きく変わってくるため、廃車買取業者ならどこでもいいというわけではない。
失敗しないための廃車買取業者選びは以下のポイントで比較してみるといいだろう。
- 全国対応可能
- レッカー代無料
- 廃車手続き代行費用無料
- 自動車税の還付金が受け取れる
- 年中無休
- 海外への販売ルートも確立している
- 口コミ評判が良い
おすすめの廃車買取業者は『ハイシャル』
事故車や水没車など廃車寸前の車を売るのならハイシャルがオススメだ。ハイシャルはまさに上記のポイントをすべてクリアできる廃車買取業者である。どんな車でも0円以上で買取可能で全国どこでも出張引き取りが可能なのだ。
そしてしっかりと自動車税の還付金も受け取ることができるため、ボロボロの車もしくは大破した車であっても、お金を受け取ることができるというわけだ。廃車の買取実績も豊富で面倒な廃車手続きについてもすべて無料で代行してくれるのだから安心だ。
実際に他の買取店では買取額が0と言われた車でも数万円から数十万円で買取された実績もあるのだ。まずはハイシャルのホームページから査定もしくはメールで無料見積もりをしてみるといいだろう。
まとめ
このように今の車はたとえリユースが無理な状態でも使える部品を取って再利用する事ができるため、廃車買取業者では買取してくれるのだ。
だが廃車する車の部品取りについては解体業の許可がないとできないため、自分ではやってはいけないのだ。そのためもし事故車や不動車のような廃車寸前の車を売るなら、そのままの状態で廃車買取業者に査定してもらうといいだろう。
もしかすると思った以上の価格で買取してもらえる可能性はあるのだ。