大切にしてきた愛車を手放すというのはとても感慨深いものである。自分の相棒がいなくなるかのような気持ちになるからだ。愛車を手放す方法にはどのような選択肢があるのだろうか。
カーディーラーでの下取り、買取業者への売却、個人売買といった方法があるかもしれない。
友人や知人に愛車を譲ったり、オークションサイトを通じて愛車を売却したりすることを検討している場合、気を付けたいのが個人売買であっても取引になるということだ。つまり適切な手順に従って売却をすることが大切なのである。
個人売買であいまいになりやすいのが、愛車の価格決め方である。車の相場というのは一定ではないため、車種や年式、走行距離といった様々な条件に基づいて売却金額を決めるのが一般的だ。
カーディーラーでの下取りや買取業者における査定なども買取金額があらかじめ決められているわけではなく、車のコンディションによって査定額が変わるのである。
個人売買では価格決め方がトラブルになることが多いため、相場を把握することが大切になる。
これまでの人間関係が良好なものであり続けるようにするためにも売値を決める際には慎重にしたいものだ。加えて名義変更などの手続きもしっかり行うことも大切である。
価格設定のためにチェックすべきこと
- 車種、年式、走行距離に基づいた相場
- 車両の状態(ボディのダメージや内装の汚れなど)
- オプション
- 車検の残りの期間
- 税金・保険の戻り
価格を決める時に事前に調べておくべき項目をまとめたが、これだけでもかなりの手間がかかり、自ら価格をつける難しさが分かるはずだ。個人間でのトラブルが起こりやすい理由も頷ける。
そのため、個人売買よりも買取に出すことをおすすめする。トラブルなし、手続きの煩わしさもなく、高額で愛車を売ることができるからだ。
手続きスムーズ・トラブルなし・高価買取 3つの満足が手に入る売却方法 |
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方法 | 手続きスムーズ | トラブルなし | 高価買取 |
個人売買 | × | × | 〇 |
店舗買取 | △ | ○ | △ |
車一括査定 | 〇 | 〇 | ○ |
車の個人売買における売値・買取価格の決め方
個人売買で愛車を売却する場合、売る側、買う側双方が売値と買取価格を決めておくことが大切だ。双方がどんぶり勘定で売買をしてしまうと後になってトラブルにつながる可能性が高いからである。
個人売買であっても取引の一環であることを考えると、お金に関係する部分はきっちりしておきたいものだ。査定士のように公的資格を有しているのであればよいのだが、個人売買の場合はそうはいかないのが一般的である。
個人売買での価格決め方で押さえておきたいのが、車のコンディション、走行距離、車種といった部分である。査定士はこれらの部分をチェックして査定額を決めるからだ。
コンディションが良ければ相場よりも高く、悪ければ相場よりも低くすることで価格を決めることができるのである。
車種・年式・走行距離で買取相場を調べる
愛車の個人売買では、価格決め方のポイントとして、車種、年式、走行距離に基づいて相場をチェックすることが大切である。自分では査定額を決めることができないので、指標になる相場をまずはチェックしよう。
例えば中古車情報をチェックして店頭での売値を確認したり、買取業者に依頼して査定してもらったりして、ある程度の売値を決めることになる。
手っ取り早いのが一括査定だろう(参考記事:「【実録】査定士も驚愕!車買取で『96万円』査定額を引き上げた交渉術」)。査定士によるチェックを済ませればその場で査定金額が出るのであとはその金額に基づいて売値を決めればよいのだ。
ただし営業の電話がかかってくる可能性があるので、断るのが苦手な人はやり取りがメールで完結するカーセンサーで提供している査定サービスを利用するとよいだろう。
ボディのキズや凹みをチェック
愛車の個人売買で売値を決める場合、ボディのダメージが価格を左右するのだ。査定士が査定を行い場合、ヘコミや擦り傷などを入念にチェックして、点数をつけていく。
ダメージが全くない状態を100とすると、ヘコミや擦り傷など1カ所に付き5点減点といった形で評価を進めていくのが一般的だ。キズや凹みが多ければ多いほど価格が下がることは覚えておこう。
ヘコミやキズがあった場合の価格決め方はキズや凹みの大きさによっても変わるので注意が必要だ。1円玉程度の小さなヘコミと1,000円札ほどの大きさがあるヘコミとでは査定額が大きく変るからだ。
通常ヘコミやキズ1カ所に付き3,000円~5,000円のマイナスと考えればよいだろう。この程度の価格差ですので、板金に出すよりも、そのままの状態で売買したほうが良いといえるだろう。
内装の汚れや匂いをチェック
愛車の内装も個人売買の際に価格決め方を左右する重要なポイントである。車は短期間で何度も乗り換えるようなものではなく、むしろ何年にもわたって乗り続けるものだ。
長く乗るものだからこそ、内装の汚れ具合や匂いは売却の際の価格を左右するのである。個人売買でもやはり嫌煙されがちなのがタバコ臭だろう。
タバコ臭はプロに依頼しても取り切れないほど臭いが強烈なため、査定価格はどうしてもマイナスになってしまう。
シートやダッシュボードのダメージも同様だ。シートに穴が開いていたり、ダッシュボードが日に焼けていたりすると価値が下がってしまう。個人売買でもここは注意しておきたいところだ。
オプションの価値を決める
車の個人売買ではオプションが売値を左右することは知っているだろうか。オプションには注文時にのみ装着可能なメーカーオプションと、納車後でも装着できるディーラーオプションとに分かれる。
車の価値を高めてくれるのがメーカーオプションである。具体的にはサンルーフやインテリジェントナビゲーションなど後付けでは不可能なものが車両の価値を高めるのだ。
価格決め方としては、メーカーオプション装着車のほうが査定価格は高くなる傾向が強い。
人気車種であれば電動サンルーフやカーテン式エアバッグ、トラクションコントロールなどの安全装置がついているかどうかで査定額が10万円単位で変わることもあるほどなのだ。
車検の残りの期間をチェック
個人売買における車の価格決め方は一般の査定士による査定基準に従って決めることになる。査定士がチェックするのが車検の残存期間である。査定額を左右するといわれるのが3カ月の車検残存期間だ。
3カ月を切った場合、車検なしの場合と査定額はほぼ同じになるので、残り期間が少ない場合には車検ぎりぎりまで乗ったほうが得ということになる。
3カ月以上の残存期間が残っている場合は、査定額はその分だけアップするのだが、アップする金額は高くても1万円程度と考えておくようにしておきたい。
つまり1年残っていても半年残っていても査定額はほぼ変わらないのである。車検を通してから売却すると出費のほうが高くつくのでやめたほうが良いだろう。
税金・保険の戻りを確認
自動車税は残存期間に応じて残りの税額が返還されることを覚えておこう。任意保険を一括で前払いしている場合も同様である。変換される税額や保険料は1年分を月割りした分なので計算はしやすい。
ちなみにこの分は査定額に上乗せするというよりも、あとから還付されることになるので、売却予定金額とは別に考えたほうが良いだろう。
個人売買における愛車の価格決め方は還付される税金や変換保険料を含めないのだが、売却する側の場合は、戻り分も前もって計算しておくことをお勧めする。
新たに車を購入する場合や、資金を必要とする場合もそうなのだが、戻ってくる分が多ければその分だけ使えるお金が増えるからだ。
自動車の適正価格を調べるためにやるべきこと
車の個人売買では前もって愛車の状態をチェックすることが大切だが、それよりも前にしておきたいのが適正価格の調査だ。自分の車の相場を把握することで、適切な売値を決めることができるのである。
売値が相場よりも高いと買い手がつかない可能性があるため、相場にあった価格設定をすることが大切だ。相場にあった価格決め方のポイントは、中古車の相場を調べることである。
売却側は愛車とほぼ同じ状態の中古車を探し、相場をチェックするとよいだろう。購入側も同様である。
ただし業者が公開している価格は整備済みの場合がほとんどなので、個人売買の場合はそれよりも割安な価格設定を心がけるようにしよう。
精度【低】ザックリとした愛車の相場が知りたい方へ
個人売買で愛車を売却する場合、価格決め方が難しいのが実情である。いくらで売るかを決めるかによって、実際に売却できるかどうかが決まるからだ。
相場よりも割安なら買い手が付きやすいが、あまりに安いと損をしてしまうので、それは避けたいと思うことだろう。
愛車の相場をまずは大雑把でもよいので把握したい場合には、各自動車メーカーの中古車サイトをチェックすることをお勧めする。
自動車メーカー各社はディーラー系列の中古車販売店網を持っているので、この情報を利用してある程度の相場を把握することができるのである。この場合の注意点はディーラー系列の中古車販売店の価格が高めであるということである。
トヨタの公式サイト
トヨタ車を所有しているのであれば、個人売買での価格決め方の参考になるサイトがある。それがトヨタの公式サイトだ。
トヨタ公式サイトには中古車情報のリンクがあるため、そこからディーラー系列の中古車販売店の情報をチェックすることができるようになっている。
チェックできるのは日本全国の系列店だが、可能であれば、地元に近い場所にある中古車販売店の情報をチェックすることをお勧めする。地域によって販売価格に差が出るからだ。
個人売買であれば、売却相手の住んでいる地域の情報をチェックするとよいだろう。例えば売主が愛知県に住んでいて、買い手が大阪府に居住している場合、両方の価格をチェックし、より高いほうの販売価格を参考値にすることもできる。
売買交渉は相手の希望がすべてを左右することになるので、ある程度幅を持たせた売値を決めるようにするとよいだろう。
例えば中古車の販売価格が120万円~150万円と幅がある場合(タイプや走行距離はほぼ同一と考える)、売値はそれよりも少し低い価格を設定するとよいだろう。
トヨタ系列の買取専門店T-UPに査定を依頼する方法もある。査定額と中古車価格を比較して適切な売値を決めるとよいだろう。
日産の公式サイト
日産の公式サイトには中古車情報へのリンクが用意されている。車の個人売買で価格決め方がわからない場合には、ここを参考にすることをお勧めする。公式サイトからリンクされている中古車情報はすべてディーラー系列の中古車販売店だ。
販売時には日産の中古車補償が付帯されるため、購入者も安心して利用できるメリットがある。
これが個人売買における価格決め方とどのような関係があるかというと、販売価格には整備費用などが上乗せされているため、その分を差し引いて計算する必要があるということなのだ。
日産の中古車サイトには車買取サービスを展開する「カウゾー」へのリンクも用意されている。これは日産直営の買取サービスで、無料査定も行っている信頼できる買取業者だ。
サイトには買取査定を実施している店舗の情報だけでなく、カンタン無料査定サービスがある。
居住地域、メーカー、車種を選択すると無料査定ができる仕組みになっているので、大まかな相場を把握したい場合に活用するとよいだろう。
車種を選択すると、最寄りの店舗情報が表示される。あとは必要情報を入力して送信するだけだ。返事はメールで来るので、電話による勧誘の心配がないのが魅力である。
精度【中】もう少し精度を高めたい方へ
愛車の個人売買で価格決め方を参考にする際に、もっと正確な相場を把握したいと思う人もいることだろう。その場合には車査定や中古車情報を専門に掲載しているサイトを参考にすることをお勧めする。
例えばカーセンサーがその一つだ。かつてはコンビニなどで中古車情報誌が販売されていたが、今は完全にネットでのサービスに絞り込んでいる。
カーセンサーなどのサービスを活用するメリットは、無料でしかもリアルタイムの相場が把握できることだ。
情報が新しければ新しいほど、売値を決める際に役立つのは言うまでもないことなのだが、これらの情報源は数日以内に更新されたものがほとんどである。愛車をできるだけ高く、しかも適正な価格で売りたい場合には利用をお勧めしたい。
カーセンサーの相場検索
愛車の個人売買で価格決め方を考える際に役立つのがカーセンサーだ。カーセンサーには常時40万台以上の中古車情報が掲載されている。つまり今の愛車がいくらくらいで販売されているかがわかるのがカーセンサーの強みなのだ。
もちろん中古車販売会社が決める販売価格には整備代や保証費用が含まれているので、個人売買でその価格を提示するのは難しいが、ある程度の相場を把握するのであれば十分な情報量だといえるだろう。
中古車の相場に加えてカーセンサーには車買取サービスも掲載されている。
カーセンサーの車買取サービスは複数の買取業者に査定価格がわかる一括査定が特徴だ。メーカー、車名、タイプ、事故歴、郵便番号を入力し、次のページに進もう。
続くページでは車種、カラー、年式などの項目に加えて、氏名、フリガナ、連絡先を入力する画面が現れる。ここで心配になるのが電話による勧誘なのだが、カーセンサーなら電話による案内ではなく、メールで案内を選択できるようになっている。
※業者の中には自動で電話するオートコールシステムあるため、絶対に電話がかかってこないとは断言できない。
電話番号欄を空欄にし、メールアドレスを入力するだけで完了するのだ。メールアドレスはフリーメールでも構わないので、もし持っていない場合には、フリーメールを一つ用意してから申し込むとよいだろう。
精度【高】買取相場を調べる
愛車の価格決め方の精度を高める方法は果たしてあるのだろうか。誤差がほとんどない査定を希望する場合、プロがお勧めするのがみんカラやカービューを利用した買取相場の把握である。
カービューを利用した買取相場のチェックはSNS上でも話題になるなど人気が高いサービスで、利用者が急増しているのだ。これは買取相場が正確で個人売買の際に役立つ情報源になっている証拠である。
買取相場を調べる場合、勧誘などの心配があるかもしれないが、もし電話による案内を希望しないのであれば、カーセンサーをお勧めする。
カーセンサーならメールによる返答を選択できるからだ。適切な価格が設定できるなら、買い手も納得して購入してくれるはずだ。
みんカラ カービュー(下取相場)
個人売買で愛車を売却する場合に価格決め方に最適なサービスの一つがカービューの車査定だ。カービューが運営している車情報サイトみんカラは自動車ユーザーなら一度は見たことがあるサイトの一つだろう。
かつてはみんカラで直接愛車の査定申し込みができたのだが、2018年1月現在、経営母体のカービューが運営するサイトに直接リンクされるようになっている。
どちらにしてもサービス内容は今までと同じなので心配はいらない。カービューの特徴は一括査定ができることだ。
カービューの一括査定では、大手3社に査定を依頼して最適な買取価格が把握できることだろう。
申し込み方法はとても簡単で、WEB上からメーカー、モデル、年式、走行距離を入力し、車種と個人情報を入力するだけの3ステップで完了するようになっている。初めて利用する場合でも、カンタンなので、まずは試してみるとよいだろう。
申し込み後、買取業者から連絡が来るのだが、電話、もしくはメールでの通知がある。まずはそれぞれの買取相場をチェックして、どこが一番高く買い取ってくれるかを確認するとよいだろう。
査定依頼は3社に絞り込まれるので、5社以上の買取業者に査定を依頼するよりも営業電話が少ないのもうれしい。フリーダイヤルから相談できるようになっているので、ネット上での個人情報の入力を遠慮したい場合には電話をお勧めしたい。
カービューでは事故車などの査定もできるようになっている。個人売買で事故車を販売することは少ないかもしれないが、修理可能な場合や修復歴ありの車を売却する場合には、そこから申し込んでみるとよいだろう。
納得できる価格が提示されたなら、あとはそれをベースに個人売買を行えばよいのだ。ちなみに利用料は無料だし、入力項目自体もそれほど複雑ではないので安心して利用できるようになっている。
下取り相場のチェックもできるので、個人売買以外のケースでも有効活用できるだろう。
【おすすめ】カーセンサー、営業電話を99%撃退
車の一括査定を申し込んだ後に厄介なのが買取業者からのしつこい営業電話だ。国民生活センターの報告では、安易に一括査定を申し込んだために、しつこい営業電話にうんざりしたといった苦情が相次いでいるほどである。
はっきりと勧誘の電話を断ることができるのならよいのだが、それができない場合は非常に困った問題だといえよう。愛車の価格決め方として最適な方法なのだが、何か良い方法はないものなのだろうか。
そのようなときにお勧めなのがリクルートが運営するカーセンサードットコムである。カーセンサーと言えば、信頼できる情報を提供することで有名である。
カーセンサードットコム経由で査定を申し込むなら、勧誘の電話を99%シャットダウンできるのだ。なぜそのようなことが可能なのか、その理由は簡単である。メールアドレスによる返信を選択できるからだ。
まずはカーセンサードットネットにアクセスし、サイトにある買取査定をクリックしよう。移動先には査定対象の愛車の情報を入力する画面が現れる。そこに情報を入力し、次の画面に進もう。
続く情報入力画面では愛車の車種や年式、走行距離などの具体的な情報を入力する。その際、車検証を手元に置いておけば入力はスムーズに進むので、事前に用意しておいてほしい。
愛車の情報が入力し終わったら個人情報も併せて入力するのだが、ここで電話番号を入力せずに空欄のままでメールアドレスを入力しよう。これだけで営業の電話をシャットアウトできるのだ。
査定を申し込む業者を選択し、あとは申し込むだけ。数日以内にメールで査定か価格が届くので、個人売買の際の参考にしてほしい。
カーセンサードットコムは直接査定士による査定を受けるわけではないので、あくまで参考値になるのだが、十分信頼できる査定額なので安心して利用をお勧めできるサイトといえるだろう。
【おすすめ】グーネット(goo-net)
営業の電話が少ない一括査定サービスを探すのはなかなか難しい。なぜなら買取業者はほしい車が見つかると営業攻勢をかけてくるからだ。こぞって次から次と電話がかかってくることも珍しいことではない。
これだといくらしっかり断れる人だとしても、うんざりしてしまうのは言うまでもないことだ。
愛車を個人売買で売却する場合の価格の決め方にどうしても買取査定サービスに頼らざるを得なくなるのだが、何かスムーズにいく方法はないのだろうか。ここでお勧めしたいのがグーネット(goo-net)だ。
特徴の一つは簡単に利用できることと、依頼できる買取業者の数が多いことだ。多くの一括査定サービスでは最大で5社程度までしか選べないのだが、グーネット(goo-net)の場合、選択できる業者数に制限がない。
つまりとことん査定価格を上げたい場合にはグーネットが一番ということになるのだ。選べる業者数が多いというのはよい話だが、やはり気になるのが営業の電話だろう。
グーネット(goo-net)の場合、営業電話がかかってくるのはどうしても避けられないのだが、査定を依頼した業者からしか電話がかかってこないというところに注目したい。つまり依頼社数が少なければその分だけ電話が来ないのだ。
例えば1社に査定を申し込んだ場合、電話が来るのは1社のみということになる。これならストレスがたまる心配はまずないといえるだろう。
ある程度の正確さを期待する場合は3社程度に査定を絞り込むとよい。たったこれだけで個人売買における売値を相場に合わせた適正価格にすることができるのだ。
このようなことができるのはグーネットの強みといえるだろう。もし買取業者の態度に不満がある場合には、グーネットにクレームを入れることで業者に伝えてもらえるのもうれしい。
実際に店舗に出向いて査定額を出してもらう
個人売買で愛車を売却する場合の価格決め方の方法として、買取業者のリアル店舗で査定してもらうという方法がある。この場合、査定士が査定を行うため、提示される査定額は正確だ。
ネット経由で査定を申し込む場合、提示されるのは査定額の相場だということを考えると、より正確な数値を求める場合は、リアル店舗での査定に軍配が上がる。リアル店舗で査定を受ける場合注意したい点がある。
それは個人売買についての情報だ。買取業者は持ち込まれた車を無料で査定するのだが、目的はその車を買い取って売却することである。もし個人売買で売却することを伝えるなら、査定が断られてしまう可能性があるのだ。
【編集部おすすめ】一括査定で調べてもらう
個人売買で愛車を売却することのメリットは、買取業者への売却よりも高く売れる可能性があることだ。もちろん買取業者の提示する査定額を参考に価格を決めるのだが、価格の決め方として査定額にプラスαの金額を指定する方法がある。
実は個人売買ではこの方法が良く用いられるのだが、その理由として、買取業者の査定額には人件費などが差し引かれていることが関係している。
個人売買では人件費が発生しない分、その分を上乗せして売却できるのだ。これには購入者側が価格に納得することが必要だが、多くのケースで成功しているのでまず大丈夫だといえるだろう。
ところでまずは売却価格を決める必要があるのだが、その際に参考になるのが買取業者の査定価格である。査定価格をもとに、売却金額を決めるため、できるだけ正確な数値を求めておきたいところだ。
その場合に有効な手段はあるのだろうか。このようなケースでは一括査定を利用するのが最善だといえよう。一括査定とは複数の買取業者に同時に査定を依頼するサービスのことで、無料で利用できるのが普通だ。
査定の申し込みはインターネット環境から行うため、自宅でも職場でも、ネットがつながれば申し込むことができる。
一括査定を利用することで、どの買取業者がいくらくらいの査定額を提示するかがすぐに把握できる。それぞれを比較して、最も高い値段で買い取ってくれる業者に注目するとよいだろう。
例えば3社に査定を申し込んだ場合、A社、B社、C社の査定額を比較する。その中で最も高値を付けてくれた業者をチェックし、個人売買の際の売値の目安にするのだ。
売る場合には、A社ではこれくらいの査定がついているので自分も○○万円程度で売りたいと考えていると伝えればよいだろう。一括査定はより高く売るのに最適な情報を提示してくれるので、愛車の個人売買でもお勧めの査定方法なのだ。
トラブルを避けるためにも精度が高い査定を
個人売買で愛車を売却する場合に注意したいのが価格に関するトラブルである。個人売買では査定士のように有資格者が査定をするわけではないため、相手方の提示する金額に疑問を挟む人がいる場合もあるのだ。
思ったよりも高い値段で売りつけられたと感じると、拒否反応を示したり、購入後にクレームをつけてきたりするケースが後を絶たない。これを回避するためには制度が高い査定が大切だ。
特に車の価格決め方は、精度が低いとどうしても双方のトラブルになってしまう可能性が高くなる。しかも購入するほうもすでに購入対象の車の相場を調べていることが多いため、相場よりも高い値段がついているとトラブルになってしまうのだ。
購入する側もある程度の情報から査定している可能性あり
車の個人売買でよく発生するのが提示された金額に関するトラブルである。
売主の価格決め方として、査定業者に依頼したり、中古車情報サイトをチェックしたりして決めるのが一般的だが、購入する側も該当の車に関する情報を収集し、いくらくらいで買うのが妥当かについての検討を付けている場合が多いからだ。
双方の希望が合致すればトラブルはまず発生しないのだが、双方の希望に大きな隔たりがある場合、どうしてもトラブルになりやすい。ヤフオクなどでも出品者の悪い評価として価格が相場よりも高かったといったクレームが時折みられる。
このことを踏まえると、愛車を個人売買で売る場合には、あらかじめ相場をしっかり把握しておくことが大切だということがわかるだろう。にわか仕込みの準備では購入する相手を納得できない場合があるからだ。
今ではほとんどの人がインターネットで情報収集ができるため、このような情報もすぐに手に入るようになっている。
売る側としては購入する側が満足できる価格設定を心がけることがトラブル回避に必要なのだ。一括査定サイトなどを利用して、売値の制度を高め、アプローチをかけるとよいだろう。
金銭トラブル回避のためには自分が愛車の価格を知る必要あり
愛車の個人売買は金銭がかかわるため、どうしてもトラブルが発生してしまう可能性が捨てきれない。
いくらで売るか、いくらで買うかということは双方の思惑なのだが、個人売買でも自分の愛車を売る、言い換えれば販売するということを忘れないようにしよう。これは単なるものの受け渡しではなく、取引だからだ。
トラブルを回避するためにどうすれば愛車の売値の価格を正確なものにできるのだろうか。その一つの方法が、買取業者の活用である。
買取業者はあくまで車を買い取ることが商売の目的なのだが、査定士が査定を行うというところに注目して考えると、個人売買でも十分活用できることがわかる。もちろん業者側には自分の目的を一切伝えずに利用するようにしてほしい。
もし個人売買ということがわかるとトラブルになってしまう可能性が高いからだ。愛車を高く売ることができれば、我々の満足度は高くなるし、車を購入する側も安く購入できたと満足できるに違いない。
個人売買のトラブルがなく高額買取してもらえる『一括査定』が使える
個人売買をうまく使うことができれば買取額で得をすることも考えられるが、それには事前準備や手続きの面倒、トラブルがつきまとうことも覚悟しなければならない。
本来、業者が代行してくれることを自ら行うわけだから、売買交渉を始める前からずっと気が抜けず、車が手元から離れるまでに相当な労力を要する。
そのため、リスクやトラブルを回避できるうえ、可能な限りの高値で売れる『車一括査定サービス』を使う方が圧倒的に効率がいいだろう。
ネットを使った簡単な入力手続きを済ませれば、多数の買取業者のなかから、最高額の査定をつけてくれる業者が分かる仕組みとなっている。
個人売買に劣らず、そしてコストもリスクもかからずに高値の売買が可能となる。
まとめ
個人売買というのは取引の一形態である。車を知人や友人に売却する場合もその行為は取引であるという認識を持つようにしたいものだ。
個人売買をするケースが増加しているため、できればトラブルを招かずにすべてを成功させたいものだが、そのためには価格決め方が重要なポイントになる。
適切な価格設定ができれば、購入者側も満足できるし、感謝を伝えてくることさえあるだろう。双方が満足できることに勝るものは何もないのだ。その場合に大切なのは一括査定をいかに活用するかということである。
個人売買では売却する車の価格設定が成功の可否を握る。もちろん車のコンディションやタイプ、オプションも成功を左右するのだが、価格設定が一番大切だということを付け加えておこう。
購入する側は車をできるだけ安く買いたいと思っているが、我々はできるだけ高く売りたいと考えるため、双方の希望は相反するものとなる。
それでも、一括査定を活用するなら、適切な査定額が把握できるため、結果として満足できるものとなるのだ。
一括査定を利用する場合、営業の電話などのリスクが伴うが、カーセンサードットネットなどを活用すれば、そのようなトラブルは最小限にできる。査定をする場合も適切な情報の入手が欠かせないのだ。