車の買い替えのタイミングは人それぞれ異なるもので基本的にはいつ買い替えしても構わないものだ。一般的に車の買い替えは平均で7年から9年という人が多いようだ。
だがそのタイミングによっては、損をしてしまうこともあるので注意が必要である。逆にそのタイミングによってはよりお得に買い替えできる場合もあるのだ。
ここでは車買い替えを考えている人に、おすすめしたい4つのタイミングとその理由を解説しているので参考にしてもらいたい。
車の買い替え平均年数は『約7~9年』
車に乗っていれば買い替えを検討する時期も来るものだ。もちろんボロボロになるまで乗る、壊れるまで乗るという人もいるが、そこまでになると諸経費も多くかかることが出てくるし、買取額もほとんどなくなることもあるのだ。
いつ買い替えたらいいかは人それぞれの考え方によって違うが、一般的には車の買い替えの平均年数は約7年から9年となっているのだ。そこから鑑みるとやはりこのタイミングで買い替えるのが最もお得ということである。
もちろん7年から9年といっても、幅広いためその中でもお得になるタイミングがあるし、場合によってはそれ以外のタイミングで買い替えしたほうがいいケースもある。そのため買い替えを検討しているならタイミングも考えてみたいものだ。
車の買い替えにおすすめタイミングは『4つ』
車の買い替えのタイミングは人それぞれ異なるが、おすすめしたいのは以下の4つのタイミングであるため参考にしてもらいたい。
【タイミング1】新車を購入してから7年
車の買い替えのタイミングとしておすすめなのが、新車を購入してから7年、厳密にいえば丸7年が経過する前の車検を取得する前である。車検は新車購入時は3年でその後は2年ごとになるため、7年となると4回目の車検を受ける前になる。
新車を購入してから7年で買い替える意味としては以下の理由があるからだ。
- 車検代を節約できる
- 不具合も少なく車の買取価格が高い
- 型式が1年落ち程度で済む
- ローンも完済する
7年目だとまだ車に不具合も少ない時期であるため、車によっては高額買取も可能だ。また車検前に売却することで15万円前後かかる車検代も支払う必要がなくなるのだ。
【タイミング2】新車を購入してから9年
新車を購入してから7年だとまだ車に不具合もないので車検を取得して乗り続ける人も少なくない。もし新車を購入してから7年の車検を取得したら、今度は9年になる時がタイミングとしてはおすすめだ。
- 高額になる車検代を節約できる
- まだ買取額がそれなりに高い
- 次回の車検まで待つと買取額がガタ落ちする
- ローンも完済しているので、頭金も準備できる
9年となると4回目の車検になるが、この時期になるといろいろと修理や交換が必要になる部分も出てくるもので、車検代も高くなりがちである。そのためこの時期に買い替えをすれば、高額になる車検代も節約できるのだ。
そして日本では10年経過した車は価値がほとんどないといわれるため、それ以降になると買取額がガタ落ちしてしまうのだ。そのためその前の9年のタイミングで売れば、それなりの買取額になるのである。
【タイミング3】新車の発売前
車を買い替えるタイミングとしては車検の前が一般的である。だがそれ以外にも車を買い替えに適した時期がある。それがその車の新型モデルが発売される前である。車はある程度の期間が過ぎるとモデルチェンジが行われる。
そのためモデルチェンジをして新型モデルが発売されれば、その前のモデルは旧型モデルとなってしまうのだ。現行モデルと旧型モデルでは買取額に大きな差が出てしまうのが一般的なため、モデルチェンジ前に売るのがベストである。
車は年数が経過すれば徐々に価値が下がるのだが、モデルチェンジすると短期間で買取額がガタ落ちするのだ。
【タイミング4】高額な修理費を請求されたとき
車で事故を起こしたり、事故を起こさなくても経年劣化などで不具合が出ることもあるものだ。修理代が安く済むのであれば、修理して乗り続けてもいいのだが状況によっては高額な修理代が請求されることもあるものだ。
まだ新しい車なら車の評価額も高いため、車両保険に加入していれば修理代も保険から支払うという選択肢もある。だが古い車になると評価額が低くなってしまうため、修理代を保険から全額支払うこともできなくなり手出しが必要になることもあるのだ。
またそれが事故により事故車となってしまう状況なら、修理して乗るのではなく売却して新しい車を購入したほうがお得で安心して乗れることもある。そのため高額な修理費を請求されたら、保険や今後のことを考えて買い替えを検討するべきだ。
《要注意》新車登録時から13年経つと税金が高くなる
車を買い替えずにボロボロまで乗り続けるというのも選択肢の1つではある。今の日本車は性能がいいためメンテナンスをしっかりしていれば、10年どころか20年以上も乗り続けることはできるものだ。
もちろんメンテナンス費用もかかってくるのだが、長く乗り続ける時には注意してほしい点が1つある。それが車は新車登録時から13年経つと税金が高くなってしまう点だ。
毎年自動車税を支払っているのだが、自動車税は自動車税が15%増税となってしまうのである。しかも税金が高くなるのは自動車税だけでなく自動車重量税も高くなってしまうのだ。
その増税額はなんと普通自動車は39%も高くなってしまうのである。そのため、税金が高くなる13年より前に買い替えするのも1つの選択肢だ。
車の平均寿命は一般的に約13年と言われる
前述のように新車から13年経過した車は税金が高くなってしまうので、この時期も買い替えのタイミングとしては望ましい。そしてこの時期の買い替えをおすすめだ。その理由は一般的な車の平均寿命が約13年と言われているからである。
平均寿命が約13年となるのは以下のような流れも考えられるのだ。
- 走行距離もそれ相応に多くなる
- いろいろな部分に不具合が生じてくる
- メーカーによっては部品がなくなっていることも
- 結果的に修理・部品交換もできなくなってしまう
このように13年も経過した車は走行距離も10万kmどころか15万km近くになることも多いはずだ。そのためやはり13年も経過する時期になれば、修理費用も高額になってしまうし、修理すらできなくなることもあるのだ。
車の買い替えをした際は任意保険に注意する
車の買い替えをした時に注意すべきポイントの1つが任意保険である。車に乗っている人はおそらく任意保険にも加入しているはずだ。ここで勘違いしてはいけないのは、その任意保険はその車に対して掛けられているということである。
もちろんかけているのは所有者もしくは使用者なのだが、あくまでその人がその車に乗っていることが条件となっているのだ。そのため車を買い替えしたのに、任意保険をそのままにしておくと事故を起こした時などには保証されないのだ。
たとえ同じ車種やグレードの車の買い替えたとしても、補償の対象とはならないのだ。そのため車を買い替えた時には、買い替えたタイミングで車両の入れ替えは必ずおこなわなければいけないのである。
まとめ
このように車を買い替えする時にはタイミングが重要になってくるのだ。事故などで大破してしまいどうしようもなく買い替えなければいけない場合もあるが、少しでもお得にそしてお得に買い替えするならここで紹介したタイミングを参考にしてもらいたい。
だがタイミングさえよければ高く売れるとは限らないため、タイミングとともに買取業者選びも大切なポイントの1つである。そういったポイントを押さえておけば、納得のいく買い替えができるはずだ。