車にいろいろなステッカーを貼って個性を出している人は少なくないだろう。
ただ車を売却するとなると、個性のつもりで貼ったステッカーはマイナス要素でしかなく、減額されてしまう恐れがある。そのため車査定時にはキレイに剥がしたほうがいいのだ。
ここでは車査定時に減額となるポイントの1つであるステッカーについて、今すぐキレイに剥がす5つの方法を解説している。もしステッカーを剥がしたいのであれば参考にしてもらいたい。
車にステッカー貼ると査定時に買取額が減額
車にいろいろなステッカーを貼って走行している人は少なくない。車はその人の個性でもあるため、いろいろな装備品を付けてドレスアップするのと同じ感覚でステッカーを貼っている人もいるだろう。
ステッカーは安全走行の妨げにならなければ、貼っていても何の問題もないものだ。最近では車に赤ちゃんを載せていることを他の車に知らせるために貼るステッカーもあり、子供がいる家庭では貼っている人も少なくない。
だが車査定時に不要なステッカーを貼った状態だと買取額が減額されてしまうことが多くなるのだ。それはステッカーがあると買い手が付きにくくなる可能性があるからだ。
もちろん買取業者では綺麗にはがしてリユースするだろうが、その手間分は少なくとも減額されてしまうかもしれない。
《注意点》車のステッカーには剝がしてはいけないものがある
ステッカーが貼ってあると買取額が減額されてしまう、と聞くとすべてのステッカーをはがそうと思う人もいるかもしれない。だがここで注意しなければいけないのは、車に貼ってあるすべてのステッカーを剥がさなければいけないわけではないということだ。
厳密にいえば剥がしてはいけないステッカーもあるということである。剥がしていけないステッカーとは以下の通りだ。
- 車検のステッカー
- 車庫証明のステッカー
- 点検のステッカー
- 低燃費/低排出ガス認定ステッカー
この中で車検と車庫証明のステッカーは剥がすと法律違反となり、車検のステッカーだと50万円以下の罰金を請求される恐れがあるのだ。
その他のステッカーは剥がしても違反ではないのだが、剥がすと査定が減額される可能性もあるので貼ったままにしておくのが望ましい。
今すぐ取りたい!車のステッカーをキレイに剥がす『5つの方法』
車売却の際には車のステッカーを剥がしておくと安心だ。とはいってもステッカーによっては簡単には剥がれないこともあるのだ。そんな時には以下のような方法でキレイに剥がすことができる。
今すぐ取りたい!車のステッカーをキレイに剥がす『5つの方法』
【方法1】ドライヤーを使って剥がす
自宅にあるもので簡単ステッカーを剥がす方法としては、ドライヤーを使う方法がある。ドライヤーを使ったステッカー剥がしは以下の通りである。
- ドライヤーの熱風をステッカーに当てる
- ステッカーが柔らかくなる
- カッターでステッカーを剥がす
ドライヤーはほとんどの家庭にあるものだし、ステッカーに熱風を当てるだけといういたって簡単な方法である。ステッカーに熱風を一定期間当てると、その熱で徐々にステッカーが柔らかくなってくるため、容易に剥がせるようになるのだ。
だが家庭用のドライヤーは熱量が小さいため、キレイに剥がすまでには時間がかかってしまうことがある。
ステッカーを貼っている場所によっては熱に弱い素材のものがあるのでその点も注意したいところだ。
【方法2】熱湯をかけて剥がす
ステッカーをキレイに剥がす方法としては、ステッカーに熱湯をかけるという方法がある。これもドライヤー同様、熱湯をかけることでステッカーが柔らかくなって剥がしやすくなるという仕組みだ。
ただドライヤー同様、熱に弱い素材部分にステッカーを貼っているなら、熱湯により変形もしくは変色してしまう恐れがあるので、その点は注意が必要である。
またステッカーに熱湯をかける際、誤って自分にかけてしまう恐れもあるので、自分の立ち位置にも十分注意しなければいけない。
【方法3】中性洗剤を使って剥がす
自宅にあるものでステッカーを剥がす方法としては、中性洗剤を使う方法がある。中性洗剤とは食器洗いなどに使っている洗剤などのため、手軽に使うことができる。中性洗剤を使ってステッカーを剥がす方法の流れは以下の通りだ。
- 中性洗剤をステッカーに含ませる
- その上からラップをかぶせる
- 10分程度経過したら、ラップを剥がしステッカーも剥がす
- 中性洗剤を水で流す
中性洗剤を付けるとステッカーは意外とツルっと剥がれることが多く、簡単に剥がすにはおすすめである。だが中性洗剤を使った後はすぐに水で流すようにしないと、中性洗剤を使った部分が変色してしまう恐れがあるのだ。
また注意したいのは使うのはあくまで中性洗剤であって、酸性洗剤やアルカリ洗剤を使用してはいけない。
【方法4】ヒートガンを使って剥がす
ステッカーを剥がす方法としてはヒートガンを使う方法がある。ヒートガンは一般家庭ではほとんど使わないため持っている人も知っている人も少ないだろう。形状としてはドライヤーや電動ドリルのような形をしており、先端のノズルから熱風が出るアイテムだ。
家庭用のドライヤーだと熱量が小さいため、なかなかステッカーが柔らかくならずに剥がすまでに時間がかかってしまうものだ。だがヒートガンなら短時間でステッカーを剥がせるので非常に便利である。
【方法5】トレーサーを使って剥がす
もし自宅に電動ドリルがあるなら、トレーサーを使ってステッカーを剥がす方法がある。トレーサーとは円盤状の形をしたゴム製のアイテムで、電動ドリルの先端に取り付けられるものだ。実際にステッカー剥がしとして売られているものもある。
ステッカーを剥がす際にはトレーサーをステッカーの部分に当てて、削り取るようにステッカーを剥がせるのだ。トレーサーはゴム製のアイテムであるために、ボディーを傷つけにくいという特徴がある。
だがトレーサーの当て方によってはボディーまで削ってしまう可能性もゼロではない。特に樹脂が使ってある部分にステッカーを貼っている場合には、トレーサーにより塗装が剥がれてしまうこともあるので注意したいところだ。
剥がして汚れそうなら剝がさないで出すのも一つの方法
車査定時にはステッカーがあると減額になってしまう恐れがある。そのためステッカーを剥がしてから査定してもらう人も多いだろう。
だがここで勘違いしてはいけないのは、ステッカーを剥がしたほうがいいというのは、あくまでステッカーをキレイに剥がせることが大前提にあるのだ。
素人がステッカーを剥がすと、以下のようなリスクがあるのだ。
- 剥がした跡が残ってしまう
- 剥がす作業によりボディーが変色・キズをつけてしまう
- 日焼け跡が残ってしまう
ステッカー剥がしに慣れているならやっても構わないが、もし自信がないのであれば無理に剥がす必要はない。車買取業者によってはステッカーがあっても減額されないケースもあるのだ。仮に減額されたとしても、大幅ダウンになるほどではないだろう。
バレるから!ステッカーでキズを隠しているなら査定時に伝える
自分の車にステッカーを貼る理由は自分なりの個性を出す目的や、他の車に子供が乗っているなどの情報を提供するなどの目的がある。だがそれ以外にもちょっとしたキズを隠すためにステッカーを貼っている人もいるのではないだろうか。
もしキズを隠すためにステッカーを貼っているのであれば、査定時にはその旨を伝える必要がある。ステッカーが貼ってあっても大きな減額にはならないが、キズの大きさによってはそれ以上の減額になることもあるからだ。
もしそれを故意に隠していたとなると瑕疵になり、売買契約が取り消されてしまうこともあるし、最悪の場合訴訟を起こされてしまうこともあるのだ。
キズを隠そうとしてステッカーを貼っても、業者ではリユースする際にはステッカーを剥がすので間違いなくバレてしまうのだ。
ステッカーを貼った車でも高く買取するなら『車一括査定』
ステッカーを貼った車を売ると減額されてしまう可能性があるが、これはあくまで可能性であって業者によっては減額にならないケースもある。少なくとも素人がキレイに剥がせるステッカーなら、業者でも簡単に剥がせるのだから、大幅ダウンは考えられない。
ただ買取業者はできるだけ安く買取したいのだから、ステッカーがあることで減額することは考えられる。もしステッカーを貼った車を高く売るなら複数の業者に査定してもらうといいだろう。
複数の業者が競合すれば、ステッカーが貼ってあっても減額しない可能性が高くなる。また複数の業者に査定してもらう場合には車一括査定を利用するといいだろう。
車一括査定なら一度の入力で複数の業者に査定を依頼できより高く買取できる業者が見つかるはずだ。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2023年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
|
カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
まとめ
車にステッカーを貼っている人は少なくないが、基本的に車査定の際にはステッカーがあると減額される可能性はある。そのためキレイにステッカーを剥がせるのであれば、剥がしてから車査定を受けたほうがいいだろう。
だが実際はステッカーが貼ってあっても業者は簡単に剥がせるため、買取業者を競合させれば減額しないところも出てくるはずだ。
もしステッカーを剥がすのに自信がないなら無理に剥がさず、それよりも高く買取してもらえる業者を探したほうが賢明だ。