車買取では車の状態によって査定の結果が左右するため、できる限り良い状態にしておくことが重要だ。
しかし下取りに出す前に余計なことにお金をかけてしまうと、ただの無駄遣いとなりマイナスが大きくなるため要注意だ。
事前にガソリンを満タンにしておこうと考える人もいるかもしれないが、実は下取りサービスを利用する際はその必要はないのである。今までガソリン残量を気にしていた人は、これからはその必要はないと覚えておくと良いだろう。
車下取りで”ガソリン残量が満タン”でも査定に影響しない
査定を行う車買取の業者のスタッフも人間であるため、そのときの心理状態によって結果が変わる可能性もある。
それを狙ってかガソリンを満タンにする人もいるが、下取りでは満タンにしておくことがマナーというわけではないのである。
満タンにしておいたからといってプラスに働くわけではなく、残量が少なくてもマイナスとなるわけでもないため気にする必要はない。
下取りを行うディーラーや中古車販売店には、残量に関する細かな規定が特にないためである。まったく入っていない状態でも良いかもしれないが、念のため最低限の運転ができるだけの量は入れておくと良いだろう。
ガソリンチェックランプが点灯しているかどうか、きちんと確認してからサービスを利用することだ。
下取り車から新車へガソリン入れ替えはNG
車買取の下取りサービスではガソリン残量よりも、業者に無茶なリクエストをしないように注意しなければならない。
たとえば下取り車から新車へのガソリン入れ替えは、以下のような事情からNGとなる。
- ガソリンの再利用にはエンジン故障などのリスクがある
- ガソリンは引火しやすく危険物として扱われている
- 塗装剥げの原因となる場合もある
もったないと思う人もいるかもしれないが、入れ替えによって車の状態が悪くなる可能性があるのだ。
ガソリン含め車下取り前は私物の取り外しを忘れない
車の中に私物を残した状態にしておくと、それが邪魔となりマイナスに働く場合もある。下取りに出す前に、以下の部分についてよくチェックしておくことべきだ。
- ダッシュボード
- グローブボックス
- トランク
- 座席シートの間
- 足元シートの下
必要のないものはなるべく早い段階で処分し、小さな物が落ちていないか探すことも重要だ。私物が残っているとその車を次に乗る人に迷惑をかけてしまうかもしれないため、事前に掃除すると良い。
車を下取りに出す前にガソリンを調整するコツ
ガソリンは満タンでもまったくない状態でも困るため、以下のコツを意識して上手く調整することだ。
- 買取に出す日の2週間程度前からガソリンの補給を1,000円分ずつにしておく
- 月々の走行距離を逆算しておく
1つ目のコツだがガソリンを入れる量を自分で選択できる、セルフスタンドの利用をおすすめする。
車種によっては燃費が悪く人によっては運転する機会が多いこともあるため、1,000円ではなく2,000円など多めにしても問題ない。
1,000円までの出費であれば、仮に損をしても大きなマイナスとはならないだろう。
余計なお金を使いたくないのであれば2つ目のコツを意識して、自分自身の平均燃費を計算して残量を調整することだ。
ガソリンなんて関係なし!車を高く売る”3つの方法”
車買取ではガソリン残量よりも他のポイントが重要となるため、本当に必要なポイントを理解することが重要である。高く売るための3つの方法があるため、下取りサービスを利用する前に頭の中に入れておくと良いだろう。
ガソリンなんて関係なし!車を高く売る”3つの方法”
1.車を下取りする前に外装・内装ともに洗車する
洗車をしたからといって査定額が大幅に高くなるわけではないが、汚れがあるとマイナスとなる可能性がある。
しかし一般的な車買取の査定では事前の洗車の有無は基準や項目にないため、基本的には影響しないと言われている。仮に洗車する場合は軽く水で洗い流し、余計な傷が増えない程度にすることだ。
外装だけではなく内装も念のために掃除しておくと良いため、車の中でも使えるハンディ掃除機などで小さな汚れを綺麗にしておくことが理想だ。
2.ディーラー下取りではなく”中古車買取専門店”で査定する
一般的なディーラーには以下のような特徴があるため、初心者は注意した方が良いだろう。
- 業務内容のメインが中古車の下取りではなく新車の販売である
- メーカーから告げられたノルマ達成のために新車の方を重視する
- 車買取の経験がなく適切な査定ができない場合もある
以上のことから安く買い叩かれてしまう場合もあるため、専門性の高い中古車買取専門店の査定の方が向いている。ディーラーに査定を依頼しても、相手にしてもらえないこともあるかもしれない。
3.複数の中古車買取店で査定してもらう
中古車買取店を選ぶことも重要で、特定の1社のみに頼ると比較対象がない。
つまり他の業者と比較して安いか高いかがチェックできないため、少なくとも3社から5社は選びそれぞれの査定の結果を比較した上で検討することが基本となる。
複数の中古車買取店で査定してもらうことには、以下のようなメリットがある。
- 選んだ1社がダメでも他にチャンスがある
- 多数の中古車買取店を比較して自分に合ったものを選べる
- 中古車買取店同士で意識し合い競合が起きる場合もある
選択肢が増えることがメリットであるが、特に競合により高額買取が期待できるのもポイントと言えるだろう。
1人の利用者をめぐり複数の中古車買取店が意識し合い、査定額が更新する可能性もある。
中古車買取店を複数競合させる”車一括査定”がおすすめ
車一括査定とはインターネット上で利用できるサービスであり、以下のような特徴がある。
- 複数の中古車買取店にまとめて査定の依頼ができる
- 結果に納得できればそのまま下取りの申し込みもできる
- インターネット上のサービスであるため最新の情報をチェックできる
- 車に関する情報を入力するだけで1分から3分ほとで完了する場合もある
わざわざ中古車買取店の窓口を直接利用する余裕がない場合は、パソコンやスマートフォンから申し込みを行うことだ。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2023年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
|
カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
まとめ
車買取ではガソリンは大きなポイントではなく、必要最小限の残量があれば基本的には大丈夫なのだ。それよりも下取りサービスの事前に車の状態をチェックして、綺麗になっているかなどを意識することの方が重要となる。
ディーラー下取りではなく中古車買取専門店の査定サービスを利用し、車一括査定を有効活用して効率化を図ることも忘れてはいけない。
今回記事の中で紹介したことをきちんと理解しておけば、大損は回避できるだろう。