カーチスは車買取業者の1つだ。積極的にCMでプロモーションを行っていることから知名度も高いだろう。インパクトのあるCMなので一気に知名度が上がった形になる。規模としては中堅どころの業者という立ち位置が適切だ。
関東から東の地域を中心として店舗の展開をしていて、本社は東京にある。社名の変更こそ多いが30年以上も運営している業者だけあって、その信頼度は十分に高いと言えるだろう。車を売る時の選択肢としては十分に考えられる。
知名度が高いことからカーチスで車を売ろうと考える人も多いだろうが、他にも選択肢はある。買取額にしても比較的に高い方ではあるが、決定的な差があるほどでもないようだ。そこでカーチスでより高く売る方法なども含めて見ていこう。
- 買取業者ランキングに入っている(5位)
- 30年以上も運営している
- 企業としても東証二部に上場している
- 他社買取額と比較して高く売るなら『車一括査定』がおすすめ
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。これを利用すれば、カーチスを含め大手買取店を全て比較検討が可能だ。
加えて、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても査定額がどんどん高くなる。
カーチスで売る前には必ず車一括査定を利用して愛車の買取額を把握してから売るようにしてほしい。でないと数十万単位の損をする可能性が高い。
一括査定なら『カーセンサー』を利用すれば間違いない。(※編集部で利用実績あり)
中古車買取店『カーチス』の総合評価
総合評価 | 5位 |
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オリコン満足度ランキング | 5位 |
ズバット総合満足度ランキング | 3位 |
車選び.comランキング | 4位 |
車買取台数 | 4万台 |
店舗数(全国) | 約60店舗 |
資本金 | – |
カーチスの総合評価は「6位」になる。主にランキング結果を高く評価した結果だ。
カーチスは規模だけを見れば中堅どころの買取業者になる。ただ企業としても東証二部に上場している。この事実だけをとって見ても利用者としては安心できる要素だ。また、知名度も手伝って利用者数も増加傾向にあるのが特徴だろう。
総合的に見てもカーチスはバランスが取れた業者の1つだ。全国規模ではないが展開している店舗数も多いので、対応する地域も中堅規模にすれば広い。出張査定への対応などもあり、使いやすい業者の1つであるのは間違いないだろう。
一括査定を利用して見積もりを依頼する会社の1つには十分な候補になる。複数業者との競合によって買取額がアップする傾向もあるので、カーチスを利用するのなら一括査定を利用するのを忘れないようにしたい。
(※カーチス含む大手買取店を比較検討)
中古車売却前に知りたい『カーチス』の必須知識
カーチスは東京に本社を置く買取業者だ。顧客満足度のランキング調査でも毎年のように良い順位につけている。トップ3が全国展開の大手業者であることを考えると、その次のグループには確実に入ってくる。
最近になって知名度が高まったことから若い会社なのかと思う人も多いが、実は30年以上の歴史を持つ業者でもあるのだ。そのため蓄積したノウハウや買取実績があるので、利用者としても信用しやすいと言えるだろう。
カーチスはこれまでフランチャイズ形式をとらずに直営店を増やす形で店舗を広げてきた歴史がある。しかし、最近になって直営店のみではなく、フランチャイズ形態での出店をするケースも増えている。
カーチスの店舗一覧と対応地域
カーチスは関東を中心として東北や北海道が主になる。最近では少ないながらも関西にも出店をしており、徐々に店舗数が増えてきているようだ。現在では約60店舗ほど運営している。
関西以外の地域ではまだまだ店舗数が少ないので、知名度はあっても対応できないことが多い。そのため一括査定などのサービスを利用した時に選択できない可能性もある。今後は四国や中国地方、九州方面にも店舗が増えていくはずだ。
ただ、先述したようにフランチャイズ形式での出店が増えているので、安定した買取ができるのかが心配な点だ。また、これまでのシステムとは異なる運営方式になるので、しっかりとシステムが構築されているのかも気になるポイントだろう。
特筆すべきカーチスの車買取査定の『4つの特徴』
カーチスの車買取査定にはどんな特徴があるのだろうか。カーチスは顧客満足度のランキングを見ても、年間で4万台程度の買取実績がある。中堅どころの業者としては比較的に多い部類だろう。それだけ選ばれる理由があるのだ。
以上の点について詳しく見ていきたい。他の業者にはない特徴もあるので、メリットになる部分とでデメリットになる部分をしっかりと理解しておくべきだ。カーチスを利用するかどうかを決めるには重要なポイントになるだろう。
1.人気オリコンランキングにランクイン
【カーチスの総合順位】 | |||||
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総合順位 | 買取業者名 | 買取台数 | オリコン | ズバット | 車選び.com |
1位 | アップル | 6.5万台 | 1位 | 1位 | – |
2位 | カーセブン | 3万台 | 3位 | 2位 | 1位 |
3位 | オートバックス | 1~2万台 | 2位 | – | 2位 |
4位 | ラビット | 12万台 | 4位 | – | 3位 |
5位 | カーチス | 4万台 | 5位 | 3位 | 4位 |
6位 | ビッグモーター | 13万台 | 8位 | 6位 | 9位 |
7位 | ガリバー | 22万台 | 10位 | 4位 | – |
8位 | ユーポス | 4万台 | 7位 | – | 6位 |
9位 | T-UP | 7.2万台 | 6位 | – | – |
10位 | JAC | 2万台 | – | 7位 | – |
オリコンでは様々なランキングを毎年発表している。その中の1つで中古車買取における顧客満足度の調査も行っているのだ。このランキングでカーチスは4位から5位程度の位置に毎年つけているのが特徴になる。
他にも私設の経済研究所が発表している買取台数のデータでも7位に入るほどだ。これらのデータから見ると、大手業者に次ぐレベルだとわかる。このランキングではポイント制になっているので、評価する人がいなければ入ることができない。
その点を考えても、カーチスには一定数で評価をする人がいることになる。CMによる知名度の向上や苦手としていた関西以西への進出などによって、よりその実力は評価されていくだろう。今後はランキングのトップ3に食い込めるかに注視したい。
2.売買契約後のキャンセルは「いつでも応じる」
カーチスでは、いつでもキャンセルができると称している。
しかし現実的に考えた場合、カーチスも在庫をずっと抱えているわけではないので、買取した車を展示場などに運ぶことになる。そのためキャンセルをするのならできるだけ早いタイミングが必要になるだろう。
悪質な業者だと法外な解約料金を請求してくることもあるだろう。カーチスではそのような対応はしていないが、契約後1ヶ月や2ヶ月が経過すると難しくなるはずだ。
3.入金までの期間はおよそ3日後
カーチスは入金までの期間が比較的に早いのが特徴である。一般的に中小規模の業者であれば、1週間程度で支払いが行われることが多い。大手業者で3日程度となる。つまり大手業者なみのスピードで入金をしてくれるのだ。
どのタイミングから3日程度なのかと言うと、必要書類と車両の引き渡しが終わった後となっている。つまり契約を結んでから必要なものをすべて揃えてからと言い換えていいだろう。勝利については事前に用意しておくとスムーズに行く。
- 車検証
- 自賠責保険の証書
- リサイクル券
- 自動車税の納税証明書
- 印鑑登録証明書
- 譲渡証明書
- 委任状
以上、7つが必要な書類になる。自分で用意する必要があるのは印鑑登録証明書くらいだろう。車検証、自賠責保険の証書、リサイクル券は車を購入した時に車検証と一緒に保管している人が多い。納税証明書はなくす人も多いが、その場合は再発行してもらおう。
4.海外への輸出ルートを確保している
知っている人も多いだろうが日本車というのは海外でも人気がある。先進国の場合は自国に工場を招いて生産していることも多いのだが、途上国になるとそういうわけにもいかない。国民の所得も低いので新車よりも中古車に需要がある。
カーチスはグループに海外への輸出事業をしている企業があることから、買取した中古車を海外へと輸出することもできるのだ。途上国では年式が10年20年と経過した日本車が現役で走っているのも珍しくない。
そのため日本国内の中古車市場では嫌われがちな過走行車や年式の古い車でも買取をしてくれる可能性がある。また、パーツとして輸出することもあるので、水没車や不動車などでもパーツ取りのために買取をしてくれる可能性があるのだ。
(※カーチス含む大手買取店を比較検討)
実際にカーチスの買取査定に申し込む手順と流れ
カーチスで車を売るとした時に、どのような流れで査定を受けることになるのだろうか。ここではその流れをしっかりと確認していきたい。まずは大まかな流れをまとめておこう。
- 鍵を預けて査定を受ける
- アンケートに記入をする
- 査定が終わった後はしらばく待つ
- 査定額が決定される
- 最終的な契約を結ぶための交渉をする
カーチスの査定は鍵を預けることから始まる。これは他の業者でも同じことだろう。だいたい30分程度かかると言われ、その場でアンケートの用紙を渡される。内容としては本当にアンケートのみとなっている。
カーチスをどこで知ったのか、査定を受けたきっかけや買い換える予定の車や、住所氏名連絡先などの個人情報が主だ。
このアンケートに記入している間にスタッフが査定をすることになる。記入が終われば後は待つだけになるだろう。基本的に修理歴などを聞かれた時には正直に答えて欲しい。ここで嘘をつくとトラブルになるからだ。
査定が終わると店舗によっては本部にデータを送信しないといけないので少し待って欲しいと言われる。その後本部でデータをチェックした後で、正式な買取額が決定される仕組みだ。ここでも待たされてしまうので注意しよう。時間はおよそ30分程度になる。
本部からデータが返ってくると査定額の発表になる。この時に最終的な交渉が始まる形だ。
カーチスでは査定額からの減額がないことをアピールしている。この時に提示された額で納得がいくのなら契約をしても良いだろう。納得がいかない場合は交渉をすることになる。他社と比較してどうでしょうと聞かれることもあるので返答すると良い。
他社の買取額の方が高かった場合などは、再度本社と協議した上で買取額がアップすることがある。この時にまた待つことになるので、時間に余裕がない時に交渉をするのは得策ではないだろう。余裕があるのなら価格交渉をする価値はある。
中古車買取店『カーチス』で査定するメリット・デメリット
カーチスのメリット・デメリットをそれぞれ紹介していこう。
カーチスだけのメリット
カーチスで車を売ることのメリットの1つにマイルが貯まるというものがある。中古車買取業者ではとても珍しいサービスであると言えるだろう。ANAかJALのものに対応しているのでマイルを貯めている人には大きなメリットだ。
10万円未満 | 1000マイル |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 2000マイル |
100万円以上200万円未満 | 3000マイル |
という形になっている。300万円以上の買取額からは100万円ごとに1000マイル増える形になるそうだ。ただ中古車の買取額で300万円を超えるのはかなり難しいだろう。他のメリットとしてはローンを完済していない車も買取してくれる点だ。
残債がある場合は一度ローンを精算してからでないと名義の変更ができないので、売却することができない。そのため通常の業者では断ることが多いのだ。しかしカーチスでは条件があるものの残債がある状態でも買取をしてくれる。
- 税抜きの年収
- 運転免許証の番号
- 勤務先か平日の日中に連絡がとれる電話番号
この3つを教えることが条件で、社内で審査する形になっている。誰もが買取をしてもらえるわけではないが、チャンスがあるだけでも十分だろう。最近では収入に見合わない車を購入して維持費が支払えないケースも多いそうなので、覚えておいて損はない。
カーチスのデメリット
では、逆にカーチスのデメリットはどこにあるのだろうか。カーチスでは買取額を高くするために、自社でも中古車の販売店を持っている。買取をした車をそこで販売することで中間マージンをなくし買取額をアップするためだ。
しかし、他の業者の買取額と比較すると突出して高いと金額がつくわけではない。ただ他の業者にはない特徴があることから選ばれている部分が大きいのだ。そのため買取額にそこまでこだわらないのならカーチスを選ぶメリットがある。
ただ、少しでも買取額を高くしたいのなら、大きなデメリットになるだろう。ただ、カーチスで売りたいと希望するのなら一括査定を利用するのも1つの方法だ。他社と競合させることによって買取額のアップにつながる可能性が高いからである。
カーチスで車を売却した方の口コミと評判!買取額は安い?それとも高いのか?
カーチスで車買取を利用した方の口コミを見てみよう。良い悪いどちらも紹介する。
悪い内容の”口コミ&評判(悪評)”
カーチスはCMで見て利用してみたが、スタッフの対応が良くなかった。具体的には営業がとてもしつこかった。今月のノルマがきついなどと言われても、こちらには関係がないし不快になるだけだ。もう二度と使うことはないだろう。
買取強化の車に該当していたのでカーチスを選んだ。しかし実際の査定額は納得がいく額ではなかった。後になって他社と比較してみたが、数万円も差額がでたのでカーチス以外のところに売った。
担当のスタッフの対応は良く、査定もスピーディーで納得のいくものだった。しかし、買取額が低かったので交渉をしてみたが1万円しかあがらなかった。それでも他社の方が、買取額が高かったので悩んだ末に他社を選んだ。とても惜しいと思う。
良い内容の”口コミ&評判”
これまで下取りを利用していたのだが、思いきってカーチスを使ってみた。査定された額にも納得がいったし、気持ちの良い取引ができたと思う。次に車を売ることがあればまた利用したいと思った。できれば同じ担当がついてくれると嬉しい。
査定がスピーディーなのが良かった。時間のない中で査定を受けたのだが、予定していたよりも早く終わったくらいだ。査定額にしても交渉でアップしたこともあり、希望額までは届いたので満足している。
査定に時間はかかったが担当のスタッフの対応が良かった。丁寧に査定をして、プラス評価になる部分を確認してくれたので思っていたよりも高額での買取になったからだ。カーチスは初めてだったが利用して良かったと思う。
【知らないと損する】カーチスで直接売るより”車一括査定経由が高く売れる理由”
カーチスのデメリットになるのが買取価格だろう。この買取価格を効率よくアップさせる方法が一括査定を利用する方法だ。一括査定はまとめて査定の見積もりを依頼するサービスのことで、無料で使うことができる。
インターネットから簡単に申込ができるのだが、最大のメリットが業者同士を競合させることにある。中古車の相場というのは各業者の経営状態によって大きく変わってくるものだ。どの業者で高く売れるのかは売り手が知る術がない。
しかし、一括査定を使うことで複数の見積もりをもらえば、その平均値が自分の車の相場ということになる。
この相場を利用して交渉するのも1つの方法だろう。さらに業者としてもライバルとなる他社の存在が最初からほのめかされることになる。
ライバルにビジネスチャンスを渡すよりは利益が低くなってもチャンスを掴もうとする心理が働く。このことによって買取額をアップさせることができるのだ。カーチスに対応している地域に住んでいるのなら使ってもらいたい。
カーチスで売る売らないにかかわらず、相場を知ることで買いたたかれることがなくなるからだ。ちなみに査定を受ける段階でも上位3社くらいを選んでおくのがお勧めになる。
一括査定でもらえるのは飽くまでも見積もりなので、査定でもしっかりと競合させるためだ。
編集部おすすめ車一括査定「カーセンサー」
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、カーチスやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと35万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
※業者の中には自動で電話するオートコールシステムがあるため、絶対に電話がかかってこないとは断言できないが、減らすことはできるだろう。
まとめ
カーチスは中堅クラスの買取業者になる。ただ中堅クラスといっても大手に限りなく近い存在だ。そのためスタッフの対応や査定のスピードなど高水準でまとまっている。
最近では関西にも進出をしているが中国四国、九州方面はまだまだ手薄であると言って良いだろう。
会社としても東証二部に上場しているので安定した企業だと言えるだろう。中古車を売ることに不安を感じる要素は少ない。ただ対応している地域は関東を中心として東北や北海道と東の方に偏っている。
派手なCMで知名度こそ上がっているものの、まだ一歩大手には届かない印象である。しかし、マイルが貯まるなど独自のサービスが目を引く。
買取額に対する不安に対しては一括査定などを使って対応していくと良いだろう。多少の買取額アップにつながるので納得のいく金額がつきやすい。ただし、買取額にこだわるのなら他の店舗も視野に入れておくべきだ。