一般的な買取業者であれば査定を行い、提示される買取金額に納得できれば売買が成立する。一方、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式の売却方法だ。
オークションの仕組みについては本文で詳しく見ていくが、どちらの方法にもメリット・デメリットがあり、個人によってもその評価は分かれる。
さらには一括査定というタイプもあるし、オークション形式をとる他のサイトも存在する。売却の仕方に選択肢が多いので悩んでいる方もいるはずだ。
この記事では楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)について詳しく解説するほか、他の業者や売り方との違いについても見ていきたい。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の仕組み
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では中古車販売店がネット上のオークションに参加し、出品者の車を競り合う。参加するのは国内外の中古車販売店や輸出業者2,000社以上。
入札するのはその車両を求める業者だけであるから自然、活発な競りとなって高値がつきやすいのが特徴だ。
お持ちの車によってはオークションで売れない心配をする方もいるだろうが、まったく入札がないというケースはかなり稀である。
これは楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の公式ページにも記載されている。
中古車販売店がどのような車を欲しがっているのかは店によって異なる。その店の運営スタイル、特徴や強み、在庫状況や店に対する需要など様々な事情から、ニーズが多様化される。
もし近所の店に査定しに行っただけではその店のニーズとマッチする可能性はそれほど高くないだろう。
しかし楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では全国各地の業者が参加しているため、人気車だけに入札が集中するわけではない。
マッチング率がぐんと高くなりやすい。これはオークションの特性と言えるだろう。そのうえ楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の営業スタッフも、高く買い取ってくれそうな中古車販売店を探して協力してくれるとのこと。
オークションの利用の流れについてはあとで詳しく説明するが、出品する前に楽天カーのオークションアドバイザーによって車両の検査が行われる。
申し込みから買取成立後の車引き取り、支払いに至るまで楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のみが担当してくれる。他の業者とのやり取りは不要なので、余計な手間がかからない。
オークションでは最低希望落札価格を事前に設定する。入札状況によっては必ず売却しなければならないこともある。この点についても詳しく後述しよう。
なお、買取が成約になると成約手数料として22,000円(税込)がかかる。
楽天Car車買取に出品できない車
公式サイトによれば初年度登録より10年以上経過している軽自動車や4輪駆動車の、
- ジムニー
- タント
- キャラ
- コペン
- ビート
- AZ-1
- カプチーノ
- エヴリィワゴンなど一部車種を除く
さらに、初年度登録より15年以上経過しているコンパクトカーはオークションに出品できない可能性があると書いている。
そのほか「不動車、改造の程度が著しい自動車等、出品することが不適当であると当社が判断する自動車は出品することができません。」と記載がある。
車検の切れた車についてはで売却可能だ。無料で車両輸送を行ってくれる。
カープライスについて
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の前身となるのが「カープライス」というサービスだ。
実際に入札されている動画は以下になる。
この中古車買い取りオークションサービスはカープライス株式会社が運営していたが、2020年2月、楽天カー株式会社に社名が変更した。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)とカープライスでは基本的な仕組みは同じだ。
楽天カーサービス&楽天オートとの違い(2022年1月末で終了)
楽天オート(楽天カーサービス)なら聞いたことがあるという方もいるかもしれない。
楽天オート(楽天カーサービス)は車一括査定サービスで、オークション形式ではない買取サービスだ。申し込みをすると複数の中古車買取店に査定依頼ができる。
こちらの方は「2022年1月31日(月)に終了」している。そして現在、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)になっている。楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークションタイプなので、楽天オートのような一括査定サービスを使いたい場合は注意が必要だ。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)と「下取り&買取」との違い
まず、「下取り」と「買取」の違いについて説明しよう。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧になってほしい。
下取りというのは新車販売を行うディーラー店でのサービスのことをさす。ディーラーは車を売るのが本業であり、車を購入してもらうために下取りを行っている。
そのため、積極的に買い取ろうという態度ではない。
一方、「買取」を行う業者はディーラーと違って車を仕入れることでしか儲けを生むことができない。近年、車買取業界が活発なこともあって、他社との競争も激しい。
もし下取りか買取かで迷っているなら、買取を選ぶことをおすすめする。
では、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)と「下取りや買取」を比較してみよう。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)に参加しているのは中古車の販売店だ。
買取業者の場合、買い取った車を直接自社で販売するケースもあるが、一般的には業者間で取引されるオートオークションに出品し、買取額と落札額との差額分が儲けになる。その過程で様々な費用がかかるため、買取時の査定ではその分も見込んで算出されている。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の場合、販売店による入札なので買取業者のようなプロセスがない分、高額買取になる可能性が高い。もちろん、オークションタイプの売却の方が確実に高値で売れるというわけではない。
例えば一括査定サービスのように複数の買取業者が競い合って査定を行う仕組みはオークションと単純な買取の中間的なサービスであり、こちらの方が高額売却を狙いやすかったりもする。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では成約手数料がかかるし、入札額が設定した最低希望落札価格を超えた場合には必ず売却しなければならない。
このような事情も含めて総合的に判断すると、とことん高値を追求したい方はまず一括査定を利用し、それでも納得できなければオークションに出品してみるという方法もいいだろう。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)と「ユーカーパック」を徹底比較
それでは同じオークション形式のユーカーパックと比べた場合にはどうなのか。
楽天Car車買取 | ユーカーパック | |
---|---|---|
運営会社 | 楽天カー株式会社 | UcarPAC |
提携買取業者数 | 2,000社以上 | 8,000社以上 |
費用 | 成約時 22,000円 |
無料 |
業者対応 | 楽天Car車買取のみ | ユーカーパックのみ |
対応地域 | 全国 | 全国 |
ユーカーパックの場合も楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)と同様、申込みから検査、手続きまでユーカーパックが担当してくれる。
この二社を比較した時に注目されるのは、「提携業者数」と「費用」だろう。
ユーカーパックは8,000社以上の業者と提携している。需要が多ければ多いほどオークションでの競り合いが激しくなり、高値の売却が実現しやすい。
費用についても、成約料金は発生しない。また、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)は車両の検査後、毎週火曜日と金曜日のオークションに出品することになるが、ユーカーパックでは査定した翌日から出品が可能だ。
ユーカーパックと比べると、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のサービスも十分に充実している。売却の成立でポイントがもらえるので楽天市場を普段から使ってたりするなど楽天ユーザーには特におすすめだ。
オークション形式のサイトとしてはどちらも優良であるのは間違いないので、気に入った方を選ぶというのもいいだろう。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)と車一括査定サービスを徹底比較
下取りよりも買取で売る方が高額売却の可能性が高くなると述べたが、単に近所の買取店に持っていくだけでは不十分だ。
人気車や新しい年式でない車ほど、その店のニーズに合っているかどうかによって査定結果が大きく違ってくる。しかし事前に店のニーズを細かに知ることは不可能だ。
そのため、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のようなオークション形式であればその問題点も解消できる。入札するのはその車両にニーズのある販売店だけだからだ。
これは売れにくそうな車ほど大きなメリットになる。
以下、車一括査定タイプとオークションタイプのサービスを比較できるようにまとめている。
楽天Car 車買取 |
カーセンサー | ユーカーパック | ナビクル | ズバット | Carview | |
---|---|---|---|---|---|---|
形式 | オークション | 一括査定 オークション |
オークション | 一括査定 | 一括査定 | 一括査定 |
運営会社 | 楽天 | リクルート | UcarPAC | エイチーム | ウェブクルー | Carview |
提携買取業者数 | 2,000社 | 1,000社 | 8,000社 | 55社 | 220社 | 201社 |
同時査定依頼数 | 不明 | 30社 | ? | 10社 | 10社 | 8社 |
業者選択 | × | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
入力の時間 | 約3分 | 約1分 | 約1分 | 約1分 | 約1分 | 約1分 |
利用料金 | 成約時 22,000円 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
連絡 | 1社のみ | 多い(メール可) | 1社のみ | 少ない | 多い | 多い |
対応地域 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
車一括査定とは一度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼できるサービスだ。
申込んだ時点で、その車両が高値で売れそうな買取業者をピックアップしてくれるので、自力で業者を探すよりも買取店とのマッチリング率が高くなる。
ニーズの高い店で査定してもらえるのは先に述べたオークションのメリットと似たところがある。一括査定サイトと提携している業者は査定を依頼された時、他社も参加していることを知っている。
他に負けないように積極的に高値をつける傾向がある。利用者もその状況を利用して買取額を吊り上げる交渉がしやすい。
上記の表を見ると楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)ほど提携業者数は多くないが、カーセンサーであれば1,000社という数で十分だ。
依頼できる数も多い。オークションタイプだけでなく他の売り方にも興味がある方はぜひ一括査定サービスをチェックしてみてほしい。
【3ステップ】楽天Car車買取を利用する全流れ
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)を実際に利用した時の流れを見てみよう。画像でも分かる通り、利用方法を大きく分けると3ステップの手続きになる。
さらにわかりやすく、ここでは4つのステップに分けている。
- 申込み&検査
- オークション
- 必要書類から車両引き渡し
- 買取代金のお受け取り
オークションの前に実地で検査を行い、落札されれば必要書類と車を渡して買取金が支払われる。
そのプロセスについてここではさらに詳しく流れを追っていこう。
【ステップ①】申し込み&検査
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の申し込みのためにはまず公式サイトに移動。
車の情報や氏名住所、電話番号やメールアドレスを入力します。数分程度で入力は完了するため手間はかからない。
その後、オークションアドバイザーが自宅に伺い、約1時間程の検査を行う。
検査当日にはずっと立ち会う必要はないが、検査の開始と終了の時に手続きがあるので、その時間帯は立ち合いが必要になる。
一般的な車一括査定サービスの場合、依頼先の業者ごとに連絡があって査定日時を設定しなければいけないが、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では電話一本だけで済む。
事前準備から具体的な流れを説明しよう。
【ステップ①-①】検査前の準備
何の用意もせずに当日査定をしても問題ないが、車両の付属品やオプションをチェックして準備しておくとスムーズに手続きを進められる。
公式ページによれば「新車受け渡し時の付属品や後付けのオプション品は、プラス査定になります。」と書いてある。スペアキーなども評価に含まれる。
プラス査定になりそうなものは前もって出しておくのがいいだろう。
【ステップ①-②】検査の手続き
査定を始める前に車両状態についての申告がある。修理箇所や不具合箇所などについての申告だ。
もちろん査定評価でマイナスになるからといって嘘をついたりごまかしたりするのはNGだ。
オークションで落札した業者とトラブルになることもある。修復歴や修理の申告に食い違いがあれば、納車後に調査が行われ、キャンセルや減額になる可能性がある。
【ステップ①-③】検査
ヒアリング後、楽天カーのオークションアドバイザーによって検査が行われる。この時に写真が撮影され、車両状態や価値がチェックされる。
検査全体で1時間ほどかかる。検査が完了するとオークションアドバイザーから連絡が入るので、検査中は立ち会う必要はない。
【注意点①】ベストな検査は明るい時間帯、明るい場所で
公式ページでは「楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の検査は明るい時間帯に明るい場所で行うことをおすすめ」と記載されており、「午前9時から午後5時まで」をすすめている。
検査の際にはオークション出品のための写真を撮影する。オークションに参加する業者にとって、撮影画像は車両情報を知る重要な材料となる。
事実、きれいに写真が撮れているかどうかだけでも入札数が変わることもある。
暗い場所や夜間の撮影など車両が見えにくい写真では入札が弱くなる傾向があるので、明るい時間帯、明るい場所で検査を受けるようにしよう。
【注意点②】検査後のキャンセルはできない
検査を終えてオークション開催までの期間に他の業者で売却したくなったとしても、キャンセルすることは不可能だ。
キャンセルしたい時は検査日の前日までに伝えなければならない。
【ステップ②】オークションでの最低希望落札価格を設定
オークションアドバイザーが車両の価値を評価し、オークションでの最低希望落札価格のアドバイスをしてくれる。
オークション出品時には必ず「最低希望価格(ウリキリ価格)」を設定しなければならない。この最低希望落札価格を上回る入札があれば、売却が決まる。
一方、最低希望落札価格よりも低い入札しかなかった場合には2通りの選択がある。一つはオークションをキャンセルして終了するというもの。もう一つはその金額でも納得して売却を決めるというものだ。
オークションでは最低希望価格がネックとなってくる。この設定次第で結果が大きく左右される。
極端な話、どう考えても車両の価値と合わない高額な設定になっていれば、入札する者はいなくなるだろう。
その反対に、入札が欲しいからといってあまりに安く設定すれば、買い叩かれて損をすることもある。そうならないようにオークションアドバイザーが助言してくれる。
【ステップ②-①】車の引き渡し日時を決める
最低希望落札価格のほか、「車の引き上げ候補日時」もこの時点で決めておく。
車両引き渡し日は検査日から1ヵ月以内、希望日を3日指定する。
【ステップ②-②】オークション開催日の通知
検査が終わった後日、いつオークションが開催されるかというメールが楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)から送られてくる。
オークションは毎週火曜と金曜日の午後に1台あたり1分にて開催。
週に2回のオークションなので、それに合わせた最短のオークション日を案内してくれる。時刻については開催日の前日までに日時確定のお知らせメールで連絡が入る。
できる限り早く車を売却したいという方は買取業者を利用することをおすすめする。オークション形式は売却までにある程度期間が必要だ。
反対に検査後、期間を長くあけてからオークションに出品したいという場合、「売却まで1ヵ月以内」が目安とされている。
これには理由があって、検査日から時間が経てば経つほど車両状態が変化していくからだ。車の価値というのはどんな車であっても日々、価値が落ちていく。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では2週間以内の売却をすすめている。
【ステップ②-③】オークションはライブで楽しめる
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では、パソコン、スマホやタブレットを使ってリアルタイムでオークションを見ることができる。
オークションの時間は1分。
中古車業者同士で売り買いするプロ専用のオートオークションでは数台から十台前後の車のセリが同時に進行され、1台あたり約20秒前後で成約される。
それと比べると2分というのはかなり長い時間設定だ。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)ではオークションアドバイザーの検査を基にした車両情報が多いため、中古車販売店が車の情報をしっかり吟味できる時間を設けている。
業者は車両について十分に把握したうえで入札できるので積極的な入札になりやすい。
【ステップ②-④】オークション結果
オークションが終わった後、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)から結果の通知が届く。先にも触れたが入札結果によって利用者は次のような手続きに進む。
- 最低希望落札価格を超えた場合⇒成約決定
- 最低希望落札価格に達しなかった場合⇒売却選択
- 最低希望落札価格に達しなかった場合⇒売却しない
何度も繰り返しになるが最低希望落札価格を超えると成約が確定する。キャンセルすることはできないので注意が必要だ。
最低希望落札価格に達しない場合、入札があってその金額で納得いけば売却することは可能だ。もちろん、売却せずにオークションを終わらせることもできる。その場合にもキャンセル料などはかからず、無料だ。
【ステップ③】必要書類の用意から車両引き渡し
業者が落札して成約したのち、電子申込書の契約手続きへと進む。
それが完了すると、3日以内に「車を引き取りに来る陸送業者」か「楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)」から車引き渡しの日程調整の連絡がある。
引き渡しの日程を決めつつ、必要書類の準備を行う。売却手続きの書類が郵送されてくるので必要書類を入れて返送するという流れだ。
必要書類は普通自動車と軽自動車で準備するものが違うので、それぞれ見ていこう。
【ステップ③-①】普通自動車の必要書類
- 車検証
- 印鑑証明書(住所によっては2通 ※発行後1ヶ月以内のもの)
- 自動車税納付証明書
- 実印
- リサイクル券
- 委任状(楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が用意)⇒ 必要箇所の記入と実印
- 譲渡証明書(楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が用意)⇒ 必要箇所の記入と実印
- 自動車税還付委任状(楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が用意)⇒ 必要箇所の記入と実印
印鑑証明書のように市役所で発行しなければいけないものはなるべく早く用意しておくことで手続きがスムーズにいくだろう。
印鑑証明書については次の都道府県での登録車両は1通のみで対応可能。
青森県、宮城県、山形県、福島県、東京都、富山県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、京都府、 大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、福岡県、 佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
個人の状況によっては上記の必要書類とは異なる場合もあるので注意が必要だ。
「自動車検査証」と「印鑑登録証明書」の住所が違う場合には追加書類が必要になる。
「自動車検査証の所有者欄」にローン会社等の名称が記載されている場合にもドライバーである「使用者欄」の住所と一致する書類を用意しなければならない。
そのほか、結婚などで姓が変わっている場合には「戸籍謄本」がいる。車両の名義が法人様の場合には「登記簿謄本」または「履歴事項全部証明書」が必要だ。
【ステップ③-②】軽自動車の必要書類
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
- リサイクル券
- 取扱説明書 / 整備手帳
- 認印
- 申請依頼書(楽天Car車買取が用意)⇒ 必要箇所の記入と認印
普通車では必要な印鑑証明書は必要ない。実印ではなく、普段使っている認印を用意するだけでOKだ。
【ステップ③-③】車の受け渡しまでにキズができた場合
万が一、車の受け渡しまでに事故で車両にキズができてしまった場合、買取金額が変更になったりキャンセルになったりすることもある。
車両状態が事故等で検査時から変化があった時には、可能な限り楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)に連絡しよう。
【ステップ④】銀行振り込みで買取金の支払い
必要書類と車を渡したのち、7営業日以内に買取金が銀行振り込みで支払われる。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では落札が決まると、オークション最終価格から「成約手数料として22,000円(税込)」がかかる。その分を差し引いた金額が振り込まれる。
こういう事情があるので最低希望落札価格を設定する際には車両価格のほか、成約手数料、自動車税未経過分相当額やリサイクル預託金を含んだ金額を想定して設定しなけらばならない。
こういう少しややこしい勘定もあるから、オークションアドバイザーにしっかり相談して最低希望落札価格を設定するのがいいだろう。
《注意》ローン残債が残っている場合
ローンの支払いがまだ残っている場合、楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が代行で手続きしてくれる。
- ローン残債が買取額よりも小さい場合:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)から残債を支払い、残りの金額が出品者に支払う
- ローン残債が買取額よりも大きい場合:差額分を出品者が楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の指定口座に振り込む→楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が残債をまとめてローン会社に支払う
このほか不明な点があれば問い合わせてみよう。
車検証上の所有者が「ローン会社」や「ディーラ店」などの場合
ローンの残債がまだ残っている場合には楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が手続きを代行してくれる。
ローンが完済済みの場合には出品者自身で所有権の解除をする必要がある。ローン会社やディーラー店等に連絡を入れて手続きしよう。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のメリット
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のメリットを挙げていこう。
【メリット①】業者とのやり取りは一社のみ
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の場合、申込み、検査、売却手続き、車の引き渡し、買取金の支払いすべてを楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)で担当してくれる。
【メリット②】高額買取の可能性が高い
全国2,000社以上の中古車販売店が参加している楽天Car車買取であれば、売れにくそうな車でも高額買取の実現がしやすいです。オークションに参加するのはその車に興味のある業者だけだからだ。
店によって「今、こんな車が欲しかった」というニーズがそれぞれ異なるため、売買取引のマッチング率が高くなりやすいからです。
あまり人気の高くない車種や年式が古い車で、買取業者では高値になりにくいと判断した場合、オークション形式を試してみるのもいいだろう。
【メリット③】キャンペーンで楽天ポイントがもらえる
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)で車を売ると、楽天ポイント1000ポイントがもらえる。ただし、1件の成約の売買金額が100,000円(税込)以上の場合に限るので注意が必要だ。
そのほか中古車購入時に10,000円OFFになるキャンペーンもある。オークションで成約し、楽天カー株式会社の運営する中古車販売店である「楽天Car直販店」で中古車を購入すれば、購入の際に一万円OFFになる。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のデメリット
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)のデメリットを挙げていこう。
【デメリット①】オークションの結果次第
一般的な買取であれば、査定するとすぐに買取金額が分かり、成約、売却手続きと進めることができる。一方、オークションでは入札結果が出るまで買取金額が分からない。
さらには「最低希望落札価格」というシステムにも良し悪しがある。この価格を上回ると売却が決定するので、途中で考えを変えて売却をやめることは不可能だ。
【デメリット②】時間がかかる
先の話にも通じるが、オークションの場合には査定から売却まで時間的にスムーズに進めることはできない。
申込み、検査を終えたあと、毎週火曜日と金曜日のオークションに出品、落札されると車の引き渡し日時の調整を行い、必要書類と車の受け渡しを行ってから7営業日以内に銀行振り込みという流れだ。
どうしても一般的な買取方法よりも時間がかかってしまう。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の口コミ&評判を徹底チェック
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)の口コミは見つからなかったが、その前身の「カープライス」についての評判がツイッターにあったので紹介しておこう。
カープライスも楽天Car車買取と同じ仕組みのサービスだ。
楽天Car車買取の良い口コミ評判
個人的にカープライス、2回ほど利用したことあるのだけど、いいです!中古車買取業者の各社比較して、一番対応が良かったです。贔屓目なしで。応援しています。
— ゆうき (@fivestarslove) July 31, 2018
z34 を楽天カープライスというネットオークションで売ってネットで見つけたワーゲンポロを購入。
従来の車屋での下取りや買取と比較したらオークションで売ったほうが20万高く売れたから、みんなにもこの方式を勧めます。
ほんとは大きな車が欲しかったけど
車庫に入れるのにキツイのでこれにした。 pic.twitter.com/JxvkP26TGx— 横井小一 (@qiz3gw) January 17, 2020
結局、俺はグーネットの一括査定サービスを使ったな
あそこは連絡がメールで来る(確か)で最終的にカープライスってところで売った
ここがオークション形式なので値段が上がりやすいらしくて、相場+20万くらいで売れたよ
— ぶらっくここあ@婚活中恋愛講師 (@Cokoa_Black) November 18, 2019
お! いい情報ありがとうございます! ちょっと調べてみますね(・∀・)ノ
— Daniel (@dannyinprivate) February 9, 2019
一般的な買取業者や下取りと比較して、楽天Car車買取の接客対応の良さや高額売却で満足しているという声がみられる。
楽天Car車買取には数千社以上もの中古車買取業者が参加しているため、ディーラーよりも高く売れる可能性はかなり高そうだ。
楽天Car車買取の悪い口コミ評判
カープライスで車の売却が決まったんだけど、必要書類が毎回言うことが違いすぎて、何回も役所に書類を取りに行かなきゃいけなくて本当に困る❗
電話やメールだけのやりとりなんだから、何回も問い合わせしないと分からないような必要書類の一覧表じゃなくて誰が見ても1回で分かるようにしてほしい❗— 結奈@3y♂👦 (@yuina0820) December 18, 2019
午後6時に、楽天グループのカープライスから担当者が来てくれた。浜松店から来られたので、恐縮しました。色々と説明をして下さり、オークションへの出品は、落札された時点て、契約が成立してしまう。早々に売りたい訳でもないと、話をしたら、今回は止めた方が良いと言われ、納得した
— はみあしゅこ (@hamiashuko) June 8, 2019
必要書類が毎回違うといった内容の口コミで、手続き方法が分かりにくいった内容があった。
また、これはオークションの特性上仕方のないことだが「一度出品して最低希望落札価格よりも高く入札された場合は必ず売る必要がある」と制約について書かれた口コミも見受けられた。
まとめ
この記事では楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)について解説した。
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)では全国各地の2000社以上の中古車販売店がオークションに参加している。売れにくそうな車であっても、ニーズのある業者が見つかって高額買取の可能性が高いのが特徴だ。
オークションへの申し込みから車の検査、売却手続き、すべてを楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)が一本化して担当しているのもポイント。複数の業者とやり取りする面倒がいっさいない。
ある程度時間をかけてオークションを行うので、最低希望落札価格を下回った時でも売却を決めてしまい、あとで後悔するというケースもあるだろう。
できる限り高値で売却したい方は様々なサービスを比べてみるのがいいだろう。前述したが車一括査定を利用するの一つの手段だ。
所有する車によっても、どの売り方が検討してみてはいかがだろうか。