中古車は持ち込み査定より出張査定にしろ【必ず得する５つの理由】

「持ち込み査定VS出張査定」査定額に差はなく無料で利用可

持ち込み査定と出張車査定では、どのような差があるのだろうか。一昔前までであれば出張車査定は有料であるケースが多かった。だが近年では一部の例外を除けば、ほぼどの車買取業者でも無料で出張車査定を行っている。

持ち込み査定では相手のホームで交渉をすることになる。車査定を受けると、その後には最終的な価格交渉が待っているのだ。

そのため持ち込み査定だと、相手のホームでの交渉となるためどうしても不利な状況が生まれやすいのもポイントだろう。出張車査定のメリットは日時や場所を指定できることだ。

自宅や車の保管場所に限らず、会社の駐車場などの指定ができる。

持ち込み査定ではなく”出張査定”にすべき『5つの理由』

では持ち込み査定ではなく、出張車査定を利用すべき理由について見ていきたい。主には5つあげられる。

この5つの理由について詳しく見ていこう。

【理由1】中古車査定で店舗へ飛び込みしなくても自宅で査定可

中古車査定において持ち込みをする場合は、店舗へ飛び込みをしていく必要がある。付き合いのある車買取店を利用するのなら、事前に連絡をしておくことは可能だろう。だが付き合いのない店舗であるのなら、飛び込みをする必要がある。

車買取業者といっても様々で、大手の業者であるのなら飛び込みでも断られることは少ないだろう。だが小規模な業者だと、店主1人で経営していることもある。そうした時に運が悪ければ、査定にまで手が回らないこともあるのだ。

結果として二度手間、三度手間となる可能性がある。だが持ち込み査定ではなく、出張車査定ではそうした心配が一切なくなるはずだ。査定を受ける日時や場所が指定できるので、時間的にも余裕を持って対応ができるだろう。

【理由2】車査定のために複数店舗に行かなくても自宅で比較可

車査定で高く売れない大きな理由は、1つの店舗からしか査定をもらっていないことだ。このケースでは足下を見られた値段であっても、判別がつけられない。だが複数の店舗から査定を受けていれば、査定額が比較できる。

ここで持ち込み査定だと、時間と労力が大きく取られるというデメリットが出てくるだろう。だが出張車査定であれば、店舗を回る必要すらない。

複数の業者に依頼さえ出しておけば、後は指定した日時で待っているだけである。この時に同じ日時を指定すれば、同時に複数店舗からの査定を終わらせることも可能だ。

【理由3】店舗で直接的に車買取を迫られる可能性なし

持ち込み査定が嫌われる大きな理由が、営業マンから圧力がかけられるという点だろう。車査定の後には相手の事務所で商談をすることになるため、営業マンからすれば後ろに上司が控えているのと同じである。

そのため商談を逃してしまうと、後で怒られるという圧力が営業マンにはかかってしまう。その結果として営業マンが、猛プッシュしてくることがあるのだ。

人によっては押しが強くても、平気だと言えるかもしれない。だが気の弱ければ相手の押しに負けて、納得のいかない価格で売却してしまうだろう。

こうした圧力をかけられたくないのなら、やはり出張車査定を受けるようにするべきだろう。高く売れないというだけではなく、圧力による押しがないのも利点になる。

【理由4】複数業者競合のため車査定から売却までの時間が短い

車買取で高く売れないのなら、複数業者を競合させた方がいい。この時に持ち込み査定であれば、一気に話を進めることができないのがデメリットになる。当然だが複数の商談相手が目の前にいて、まとめて交渉ができないからだ。

しかし出張車査定であれば、そうした問題はなくなるのだ。仕事が忙しいなど時間がないのなら、同時に出張車査定を受けることもできるためである。

確かに複数の営業マンを相手に話をすることになるのだが、時間の節約には効果的だ。

【理由5】動かせない事故車や車検切れの車でも引き取り可

事故車や車検切れの車を買取してもらうには、出張車査定を受けるしか方法がない。そもそも事故車や車検切れの車は、動かすことができても公道は走れないからである。

そのため事故車や車検切れの車については、出張車査定を受ける必要があるのだ。ちなみに動かない車や車検切れの車でも売れるのかと疑問があるかもしれないが、実は一切問題がない。

特に車検切れの車については、整備をして車検を通せばいいだけだからである。この時に自分で車検を通しておく必要はまったくない。車検の残存期間による査定のプラスはあっても、車検費用の方が高くついてしまうためである。

また事故車など修理が難しい車は、パーツとして輸出することもできるのだ。そのため動かない車だからと廃車にするのではなく、持ち込み査定を受けておくべきだろう。

出張査定の唯一のデメリットは”車査定だけだと心苦しい”

出張車査定を受ける時にも、まったくデメリットがないわけではない。特に大きな心理的な抵抗で、家まできてもらったのに車査定だけで帰ってもらうのは心苦しいと感じる点だ。もちろんそんな風に考える人ばかりではない。

仕事なのだから当然であると考えれば、納得のいかない価格で売却することもないはずだ。ただ気の優しい人であれば、どうしても自宅にきてくれた営業マンに気を遣ってしまう。その結果として納得いかない売買契約を結ぶこともあるはずだ。

もともと車を高く売りたいから出張査定を選んだはずであるのに、それでは本末転倒しているとも言える。

ただこうした心理というのは、車査定にきた営業マンの態度でも変わるだろう。そのため先述したように相手の仕事であると、割り切るのがいちばんである。

中古車の出張査定を依頼したときの具体的な流れ

では中古車の出張車査定を依頼したときには、どのような流れで話を進めていくのかを確認したい。

というのが大まかな流れとなる。ポイントとしては実際の車査定の段階でも、複数の業者から受けておく点だ。車が高く売れないのなら、業者同士を競合させるのが高値をつけるポイントになるためである。

出張査定で高価買取なら複数業者競合の”車一括査定”がおすすめ

持ち込み査定で車が高く売れないのなら、とにかく出張車査定を利用するべきである。高価買取を目指すのなら、複数の業者に対して見積もり依頼が出せる車一括査定を使うのをおすすめしておく。

• 複数の業者に一括して依頼できる
• 業者同士を自動的に競合させられる
• 無料で利用できる

というのが車一括査定を使うメリットになる。手軽な操作で複数の業者に一括して見積もり依頼が出せるので、愛車の買取相場を知ることもできるだろう。さらに業者同士の競合があるというのが、高価買取につながってくる。

車買取業者は安く買取をして高く転売することで利益を出している。そのため競合他社がない時点では、できるだけ安く買おうとしてくるのだ。

だが車一括査定を利用した段階で、競合他社がいることを知らせている。そのため本気の見積額がでてくるのだ。

まとめ

中古車の買取をしてもらうのに、持ち込み査定と出張査定のどちらが有利なのかについてまとめてみた。一般的に持ち込み査定は高く売れないと言われている。その理由は以下の通りだ。

• 相手のホームでの交渉となる
• 営業マンから心理的な圧力がかかる

そのため査定額に大きな違いはなくても、売主側からすれば不利であると言わざるを得ない。反面で出張車査定であれば、そうしたデメリットがなくなる。

と逆に出張車査定ならではのメリットがある。そのため持ち込み査定と出張査定では、出張査定の方が有利だと言える。