車を維持していくためには、決して少ないとはいいきれない、税金を納める必要があるのだ。“税金だから仕方がない”と思っているだろうが、それでも少しでも税金安くする方法はないものか、と誰もが思うものである。
その方法はまったくないわけではなく、車を購入する際にグレードを下げることでも「自動車重量税」や毎年の「自動車税」を少しでも安くすることは可能だ。またエコカーに乗ればそれだけで減税の対象になるし、給油の際のガソリン税も抑えることができる。
実は自分が乗りたい車をチョイスし、それでいて税金を安くする裏ワザがあるのだ。それがナンバー変更だ。本来、車のナンバーを変更することで税金をかなり抑えることも可能なのだ。税金が気になる方は、その仕組みを知っておくべきだ。
- 3ナンバー車を1ナンバーに
- 5ナンバー車を4ナンバーに
同じ車種でもナンバーを変更することで自動車税や重量税を安くすることができる。ただし、車両の構造変更が必要となるし、デメリットや注意点もないわけではない。詳しくは本文で見ていこう。
いくら税金が安くなる?車のナンバー変更の具体的な方法
これから購入する車、もしくは今乗っている車の税金を少しでも安くしたい、そう思ったなら「1ナンバー」「4ナンバー」に変えてみるという選択肢もあるのだ。
たかがナンバーを変えただけで、と思う方もいるだろうが、実際に3ナンバーもしくは5ナンバーから1ナンバーや4ナンバーに変更すると、年間で数万円、もしくは10万円以上も税金を安くできることもあるのだ。
さらにいろいろな車を見ると、実際に普通自動車でも「1ナンバー車」や「4ナンバー車」を目にすることもあるものだ。かといって、見た目には3ナンバー車、5ナンバー車の同車種と同じなのだから、“なぜ?”と思うことだろう。
「1ナンバー車」「4ナンバー車」はいったい何が違うのか、というと貨物車として登録した車になるのだ。
見た目は普通車でも登録が「貨物車」なのである。貨物車登録だと車の税金が安くなっているため、この仕組みをうまく利用することができれば税金を大幅に節約できるのだ。
税金を少しでも安くする具体的な方法をいくつか紹介していこう。
5ナンバーから4ナンバーに構造変更して税金を安くする
5ナンバー車に乗っている方は、3ナンバー車に比べれば税金も少ない、とはいうもののかなりの負担であることは間違いない。
税金が安くなるといっても自動車税なら排気量2,000cc以下の5ナンバー車と2,001cc以上の3ナンバー車では年間5,500円程度の差である。
おそらく年間34,500円もしくは39,500円もの「自動車税」を支払っていることだろう。ただ、5ナンバーを4ナンバーに構造変更することで、自動車税はもちろん「重量税」も大幅に節約できるのだ。
ただ、5ナンバーを4ナンバーに変更するのは手続きすればいい、という問題ではないのだ。構造自体をしっかりと貨物車両に変える必要があり、貨物としての条件が満たされて初めて4ナンバー登録となるのだ。
4ナンバーにできる条件
5ナンバーを4ナンバーへと構造変更するためには条件を満たす必要がある。
その条件は明確に定められており、貨物の床面積が1m×1m、貨物の積み下ろし部分の寸法が80cm×80cm以上、乗車設備と荷室の間に適当な隔壁もしくは保護仕切りがあること、となっている。
ちょっと細かな条件となっているが、セダン系でなければそれほど難しいことでもないようである。もちろん、基準は満たさなければいけないのだが、2人乗り(運転席と助手席)にしてリアシートを外してフラットにするだけで条件は満たす。
根底にあるのが“貨物車両”であることなので、乗車設備の床面積より積載設備の床面積が大きいことである。
5ナンバーと4ナンバーの税金(自動車税・重量税)の違い
5ナンバーを4ナンバーに変えることで、最も税金が安くなるのが「自動車税」だ。
排気量1リットル超~1.5リットルの5ナンバー車は34,500円、最大積載量1トン以下の4ナンバー車だと8,000円だ。
そして車検時に納める「自動車重量税」は、1,000~1,500kgの5ナンバーだと2年分で24,600円だが、4ナンバーなら1年で8,800円、2年で17,600円になり、たとえ4ナンバーで毎年車検になったとしても、2年分の自動車重量税も4ナンバーのほうが安くなる計算だ。
ちなみに、2年で支払う税金を比較すると、自動車税+自動車重量税で5ナンバーが93,600円のところ、4ナンバーなら33,600円で済むのだ。実に2年で6万円も差が出ることになる。
5ナンバーと4ナンバーの保険の違い
4ナンバーは5ナンバーに比べて、車の税金はだいぶ安くなるが、実は保険はちょっと違うのだ。保険といっても自賠責保険と任意保険とがあるが、必ず入らなければいけないのが「自賠責保険」。
自賠責保険は車検費用と一緒に請求されるため金額がよくわからない方もいるだろう。
「5ナンバー」の場合は24ヶ月分で25,830円となっている。だが、これが「4ナンバー」に変えると24ヶ月分で42,580円にもなってしまうのだ。
自賠責保険に関してはやはり5ナンバーのままの方が安くなる。ただ、それでも節約できる車の税金の方が大きいのでトータルでは4ナンバーの方がお得になるという仕組みだ。
5ナンバーと4ナンバーの車検の時期の違い
5ナンバー車の車検は2年に一度になる(新車時は3年)。
だが、貨物車両となると車検の時期は毎年車検となってしまう。4ナンバー車は登録が貨物車両なのだから、当然毎年車検となるのだ。
4ナンバーに変えるデメリットとしては、この“車検が毎年になってしまう”という点だろう。多くの車ユーザーは車検は費用がかかると頭を悩めるものなのだから、これが毎年となればさらに出費が増えるのでは!?と思うだろう。
確かに、毎年車検は面倒くさいし、なによりディーラーや整備工場へ支払う手数料等も増えることになる。
ただしだからといって車検費用が単純に2倍になるわけではない。
3ナンバーから1ナンバーに構造変更して税金を安くする
ちょっと大きい車に乗りたい、と思う方は少なくないだろう。だが実際に購入すると、5ナンバーに比べて購入費用はもちろんだが、維持費としてかかる車の税金が高い。
そんな税金の高い3ナンバーの税金を少しでも安くしたいというなら、「1ナンバー」に構造変更してみるという選択肢もある。
5ナンバーを4ナンバーに変更することで税金を節約できるが、3ナンバーを1ナンバーに変更するとそれ以上に大きな節約となるのだ。
ただ、簡単に1ナンバーに変更できるというものでもない。一昔前なら1ナンバー登録の車を購入できたが、今は数が少なくなっている現状だ。
だが、条件さえ満たせば1ナンバーに構造変更は可能だ。税金がかなり節約できるのでやってみる価値はあるかもしれない。
1ナンバーにできる条件
3ナンバー車を1ナンバーに変更するためには、決められた条件を満たす車にしなければいけない。つまり、乗用車である3ナンバー車を貨物車両に切り替える必要があるのだ。その条件が満たされれば、1ナンバーとして登録できることになるのだ。
その条件としては、貨物床面積が1m×1m以上である事、貨物の積み下ろし部分が80cm×80cm以上である事が必須だ。
さらには3ナンバー車には8人乗りなどの車も多くあるが、1ナンバー登録するためには3列目シートを外し、乗車定員を5名にする必要がある。
つまり、6人以上で出掛けるために3ナンバーの車を購入した場合は、1ナンバーに変更はできない、変更したら5人までしか乗車できない事になるのだ。当然、貨物部分に人が乗ったら、違法となってしまう。
3ナンバーと1ナンバーの税金(自動車税・重量税)の違い
3ナンバーを1ナンバーに変更することでの一番のメリットは税金にある。まずは「自動車税」だ。
3ナンバーといっても排気量によって税額は異なるが、仮に一番小さい2L超~2.5L以下だとすると、自動車税は45,000円になる。
これが4.5L超~6L以下の3ナンバーだと88,000円、5トン超~6トン以下だと30,000円なのだ。実に年間58,000円も節約できることになる。
「1ナンバー」にすると毎年車検となるため、「重量税」も毎年支払うことになる。ただ、これを仮に3ナンバー車同等に2年分で計算すると、1ナンバーに変更した方が若干安くなるのだ。
3ナンバーと1ナンバーの保険の違い(自賠責保険)
3ナンバー車と1ナンバー車では保険の額に違いがある。任意保険は保険会社や条件によって変わるので一概には言えないが、自賠責保険はどこでも一律である。
自賠責保険の額は3ナンバーだと24ヶ月で25,830円、車検の時に納めている。
「1ナンバー」となると毎年車検となるため、その度に加入するのなら12ヶ月分で28,720円になり、12ヶ月×2となれば57,440円となり、自賠責保険は3万円以上高くなる計算だ。
そして3ナンバーは37ヶ月分加入も可能である。そのため、より自賠責保険を節約するならその選択肢もでき、1ヶ月あたりの保険料は約994円だ。
仮に1ナンバーで最長の25ヶ月分加入すると約2,156円で倍以上は違ってくるのだ。
3ナンバーと1ナンバーの車検の時期の違い
3ナンバー車を1ナンバーに構造変更すると、貨物車両扱いとなり車検は毎年(新車時は2年)となる。1ナンバーに変更すると、毎年ディーラーや整備工場で車検を受けなければいけないので、手間もかかるし出費も重なるものだ。
毎年車検といっても、3ナンバーの2倍の車検費用がかかるというわけではない。重量税は1年分となるため、安く済む。
ただ自賠責保険に関しては、1ナンバーの方が高くなるので12ヶ月分に加入しても3ナンバーの車検時にかかる24ヶ月分近くになってしまう。
だが、それ以上に毎年の自動車税の差額が大きいのだ。
毎年の車検費用は辛いかもしれないが、トータルでは1ナンバーの方がかなり安くなるのだ。
ランドクルーザーを1ナンバーにしたときの差額
ランドクルーザー200(排気量2,000cc以上、車両重量2.5トン~3トン)は非常に車の税金が高いものだ。
これを「1ナンバー」にすると自動車税は毎年16,000円、重量税は1年分で24,600円、自賠責保険は12ヶ月で35,730円になる。
車検代2回分を含め2年分で計算すると19万1,108円だ。実に2年間で8万1,156円もの差が出てくるのだ。
ちなみに、ランドクルーザー200クラスの大きい車両になると、本来ちょっとの差額である任意保険の差額も大きくなっていく。契約次第では2年で10~20万円の差、場合によってはそれ以上というケースもあるのだ。
1ナンバーに変えると高速料金が中型車扱いとなってしまうため割高になってしまう。
そのため高速道路を頻繁に利用する人は差額は減ってしまうだろうが、それを除けば年間で10万円前後の差は出そうだ。
【基礎知識】車のナンバーとは車体の識別番号的な要素が大きい
車のナンバーというと、おそらく一番サイズの大きい数字で書かれている部分だけを気にするものだ。
特に近年は“希望ナンバー”を利用することが多くなったため、自分なりのナンバーの取得も可能だ。だが、車のナンバーは単なる番号表示だけが目的ではない。
車のナンバーは車体の識別番号的な要素が大きく、希望ナンバーでも変えることができないものもあるのだ。
地名は登録された運輸支局などを表すが、その横にある小さい数字は「自動車の種別による分類番号」となっている。
つまり普通自動車、貨物、乗合、特殊車両なのかをこの数字で識別しているのだ。登録した種別と違っていれば当然違法となる。ここを見れば、どういう目的の車なのかすぐに判別できるのだ。
5ナンバー・3ナンバーとは?
走行している車を見ると、トラックやバス以外のほとんどの車は5ナンバーもしくは3ナンバーだ。
5ナンバーと3ナンバーは人の輸送に使われる乗用車という種別になる。人の移動手段として乗る車なのだから、このナンバーが多いのも当然である。
では、5ナンバーと3ナンバーの違いはどこにあるのか、というと簡単にいえば「大きさ」なのだが厳密には、排気量2,001cc以上、全長4,701mm以上、全幅1,701mm以上、全高2,001mm以上が一つでも満たしていれば3ナンバーとなるのだ。
5ナンバーと3ナンバーでは税金の額も変わってくる。
自動車税は車の排気量、自動車重量税は重量に応じて変わるため、3ナンバーのほうが高くなってしまうのだ。
4ナンバー・1ナンバーとは?
4ナンバー・1ナンバーは登録が貨物車両ということになる。走行している車を見てもわかるだろうが、ほとんどがトラックや軽トラである。
ただ、稀に見た目は乗用車であるにも関わらず、4ナンバーや1ナンバーの車両を見かけることがあるだろう。実はこれも見た目は乗用車と同じでも、登録上は貨物車両扱いとなるのだ。
本当に貨物の運送の目的で使用している人も少なくないのだが、中には税金を安く済ませるために普段は乗用車として使うのだが敢えて貨物車両として登録している人もいるのだ。
1ナンバーと4ナンバーの違い
貨物車両登録となる1ナンバーと4ナンバーは貨物を運送する車両ということだが、当然違いはあるのだ。大型トラックと軽トラを比べるとわかるだろうが、まさに大きさで変わってくるのである。ただ軽自動車だから4ナンバーということではない。
1ナンバーと4ナンバーの違いは車体の大きさだ。全長4,701mm以上、全幅1,701mm以上、全高2,001mm以上、排気量は2,001cc以上が基準となり、これらの1つでも上回る場合には1ナンバーとなる。
税金も当然1ナンバーのほうが高くなるのだ。この場合、自動車税は最大積載量によって変わってくるし、重量税も車両の重さが違うのがほとんどのため1ナンバーのほうが高くつく。
ナンバーによって高速料金も違う
車のナンバーを変更することで高速料金にも違いが出ることもある。
一般的に3ナンバー、5ナンバーの乗用車の高速料金は『普通車』となる。おそらくほとんどの方がこの金額を支払っていることだろう。
では、ナンバーを変更したらどうなるのか、というと高速料金が違ってくるのは「1ナンバー」車だけである。
5ナンバーを4ナンバーに変更しても『普通車』扱いは変わりない。
だが、3ナンバー車を1ナンバーに変えると『中型車』扱いとなってしまうのだ。
中型車扱いとなると、高速料金は約1.2倍になってしまう。例えば、中央道の八王子-名古屋間は3ナンバー(普通車)だと7,560円だが、1ナンバー(中型車)となると8,880円にもなってしまう。
1ナンバーにすると数十万円得をする
3ナンバーを「1ナンバー」に変更すると、自動車税が大幅に節約でき、さらに自動車重量税も節約できる。
自賠責保険料や車検代金などは高くなるが、それを補ってあまりあるほど税金の節約幅が大きいのだ。
さらに任意保険も安くなるケースもあり、そうなると数十万円も得をするケースも少なくない。
これだけ聞くと、今すぐにでも1ナンバーに変えたいと思う人もいるだろう。
だが、3ナンバーが1ナンバーに変わることで少なからずデメリットもあるのだ。それはまさに貨物車両になるからこそのデメリットである。
そして高速料金は中型車扱いになり、車検も毎年になってしまうのだ。その辺をよく学んでおくべきだ。
構造変更するのが大変
1ナンバーにすることのデメリットとしては、貨物に適した車両に構造変更しなければいけないという点がある。
単純に1ナンバーとして登録すればできるものではないのだ。あくまで貨物車両としての構造変更し陸運局で申請・審査が必要だ。
構造変更で一番厄介なのが、三列目シートの取り外し、また二列目シートをリクライニング不可にすることだ。自分ではできない方が多いので、整備工場等で構造変更してもらう必要があるだろう。
そして、審査が通れば元に戻していいというわけではない。
あくまで貨物車両として5人乗車となるのだ。もし、シート等を元に戻して8人乗りなどすれば、違法改造扱いとなってしまう。そして3ナンバーに戻す際にも変更の手続きが必要となるのだ。
高速料金が高くなる
1ナンバーにすることでのデメリットとしては、高速料金が高くなるという点がある。
同じ貨物車両として5ナンバーから4ナンバーに変える場合には高速料金は変わらず普通車料金となるが、1ナンバーとなると中型車料金となってしまうのだ。
中型車料金だと普通車の約1.2倍の価格になる。ほとんど高速道路を使わない人であれば、大した差にならないかもしれないが、使う頻度が多ければ、意外と大きな差になってしまうかもしれない。
もちろん、それでも税金が安くなる事を考えればこれでも十分に車にかかる費用は安くなる。ただ、毎日のように高速道路を使うとなれば、大きな額になるためよく計算してみる必要はあるだろう。
車検が一年に一度
1ナンバー、4ナンバーにすることのデメリットとしては、車検が毎年になってしまう点がある。
おそらく車検代を含めた車にかかる費用を安くするため、1ナンバーや4ナンバーに変えるのだろうが、毎年車検となればやはり負担は大きくなってしまうのだ。
毎年車検ということは、検査・整備費用は単純に2倍になる。そして1ナンバー、4ナンバーとなると自賠責保険も高額になってしまうのだ。
定員減員
5ナンバー、3ナンバーは人の輸送を目的とする自動車になる。
そのため荷物を乗せるスペースはそれほど広くない。あくまで人の輸送が目的のため、3列目までシートにして8人乗りと言う車種もあるのだ。
その一方で「1ナンバー」の基準は貨物の床面積が1m×1m必要となる。
つまり貨物車両と言うこともあり荷物を積むスペースは広いのだが、それを確保するためには座席を減らす必要があり、3列目シートは取り外さなければいけない。
もちろん、理論上は貨物スペースに乗る事もできないわけではないがシートがないし、定員5名となるため、もし乗れば違法となってしまうのだ。元の3列目シートを元に戻せば、違法改造となる。
セカンドシートのリクライニング不可
1ナンバーに変更すると、3列目シートは取り外し5名定員となるが、人が乗る上でのデメリットはもっとあるのだ。それはセカンドシートもリクライニング不可となってしまう点だ。
本来なら、3列目シートに人が乗らない時にはセカンドシートの背もたれを倒す事も可能だ。だが、1ナンバーとなれば、あくまでセカンドシートの後ろは貨物用となる。
そのため、1ナンバーに変更する場合には、セカンドシートもリクライニングできないように整備する必要があるのだ。1ボックス車、ワゴン車となると、家族で旅行に行く事もあるだろう。
3ナンバーのままなら疲れたらセカンドシートを倒して寝る事も出来るが、1ナンバーにすると直角のままになってしまうのだ。
最大積載量の表示
トラックや軽トラックを見ると、後部に『最大積載量○kg』と記載されているのを見た事があるだろう。
貨物車両の場合、乗せられる貨物の重量は決められているためだ。
1ナンバーに変更すると、それは人を輸送する車ではなく、基本的に荷物を輸送する貨物車両となるため、最大積載量を表示する必要が出てくるのだ。
デメリットを理解した上でナンバーを変更
3ナンバーを1ナンバーに、5ナンバーを4ナンバーに変更すると、お金の面では大きなメリットがあるものだ。特に毎年の自動車税などは大幅に削減できるようになる。
少しでもお金を節約したいなら、今すぐにでも変更すべきかもしれないが、少なからずデメリットもあるものだ。
そのデメリットは、気にならない人もいれば重大な問題となってしまうこともあるだろう。
例えば、家族旅行をするために8人乗りの3ナンバー車を購入したのに、1ナンバーに変更すれば5人までしか乗れなくなってしまうのだ。
人によっては費用が高くなってしまうことも
車にかかる費用を安くできるとはいっても、人によっては逆に高くなってしまうケースもあるのだ。
「1ナンバー」だと高速料金が割高になってしまうため、毎日通勤で高速道路を利用するなら、おそらく年間で自動車税の差額以上に高くなってしまう可能性もゼロではないのだ。
そのため、税金等が安くなるからと安易にナンバー変更するのはオススメできない。その人のライフスタイルに合わせ、デメリットをよく理解した上で問題ない、という方のみナンバー変更すべきだろう。
燃費の良い車に乗り換えを検討!買い替え時には愛車を「車一括査定」で高く売ろう
車の乗り換えを検討している方は今から紹介する車の売却方法を必ず知っておくべきだ。
なぜなら、これを実践するだけで10万円、人によっては50万円以上得するからだ。
まず、今乗っている車を国産の人気車種へ買い替えしようと思っている方は「ディーラーに下取りを出す」という考えを捨てるようにしてほしい。
今所有している愛車の相場を知らないままディーラーに下取りに出すのは99%損をする。
ディーラーはそもそも下取り(買取)を専門に行っていない。独自の再販ルートもなく、一般的なオークション価格で安く買い叩かれてしまう。
車を売るならそれを専門に取り扱う買取業者に売らないと適正価格で買取はしてもらえない。
なお、高価買取を実現させるために「車一括査定」を利用すれば、時間を節約しながら短時間で買取額を大幅に上げることが可能だ。
車一括査定を使えば、下取りより10万円以上の買取額が付くのが当たり前になってくる。
編集部で実際に利用した時、なんと下取りとの差額は100万円近くにまでなった。
これを見れば、新車への買い替えで損しないために、必ず車一括査定は利用すべきサービスだとわかってくれるはずだ。
まとめ
現在、日本で車を維持していくのには相当なお金がかかってしまうものだ。購入費用はもちろんだが、自動車取得税、自動車重量税、自動車税、保険料、ガソリン代、高速代などいろいろかかってくるのだ。
税金安くする方法としては、3ナンバーを1ナンバーに、5ナンバーを4ナンバーに変更するのも一つの方法だ。車はナンバーによって税金が異なり、特に1ナンバーや4ナンバーのような貨物車両として登録すると、自動車税や重量税が安くなるのだ。
どれくらい税金が変わってくるのかというと、車の大きさによっても異なるので一概には言えないが、3ナンバーから1ナンバーに変更することで、毎年の自動車税が7万円以上変わってくる事もあるのだ。
1ナンバーにはデメリットもあることを知っておく
自賠責保険などは貨物車両だと割高になってしまうし、1ナンバーは高速料金も高くなるというデメリットもある。ただ、たいていはそういった割高になる費用面を含めても、トータルで数十万円も節約できるケースもあるのだ。
ただ、料金以外にも構造変更しないといけない、毎年車検、乗車定員が少なくなるなどのデメリットもある。その点をよく理解して、自分にとって負担にならないような場合にはナンバー変更を検討して見るべきだ。